1st Marine Division"THE OLD BREED"第1海兵師団"古強者"
創立:1941年2月1日、戦艦カリフォルニア
本拠地:ノース・カロライナ州キャンプ・ペンドルトン
主要戦場:ガダルカナル、ペリリュー、沖縄、朝鮮半島、ベトナム、ソマリア、クウェート、イラク、アフガニスタン
モットー:No Better Friend, No Worse Enemy
1944年2月1日、海兵隊最初の師団として第1海兵旅団を基にして編成。現在はIMEFの中心部隊。
構成部隊
Marine Regiment(海兵連隊)
名称 |
ニックネーム |
編成 |
大隊 |
モットー |
1st Marine(第1海兵連隊) |
Incheon | 1911年3月8日 キューバ グアンタナモ |
第1大隊 First of the First |
No Better Friend, No Worse Enemy |
第2大隊 The Professionals |
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第3大隊 Thundering Third |
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第4海兵連隊第1大隊 The Horse Marines |
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5th Marine(第5海兵連隊) |
The Fighting Fifth | 1914年7月13日 メキシコ ベラ・クルス |
第1大隊 Geronimo |
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第2大隊 |
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第3大隊 Dark Horse/Consummate Professionals |
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第4海兵連隊第2大隊 Magnificent Bastards |
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7th Marine(第7海兵連隊) |
Magnificent Seventh | 1917年8月11日 ペンシルバニア州 フィラデルフィア |
第1大隊 First Team/First of the Seventh |
Prepare to March |
第2大隊 War Dogs |
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第3大隊 The Cutting Edge |
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第4海兵連隊第3大隊 Thundering Third |
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11th Marine(第11海兵連隊) |
The Cannon Cockers | 1918年1月 バージニア州 クアンティコ |
第1大隊 |
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第2大隊 |
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第3大隊 |
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第5大隊 |
Battalion(大隊)
名称 |
ニックネーム |
モットー |
1st Headquarter Battlion 第1司令部大隊 |
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1st Tank Battalion 第1戦車大隊 |
1st Tanks | No Better Friend, No Worse Enemy |
3rd Assault Amphibian Battalion 第3強襲水陸両用大隊 |
3rd Tracks | YAT YAS You Ain't Tracks - You Ain't Shit |
1st LightArmored Reconnaissance Battalion 第1軽装甲偵察大隊 |
Highlanders Tip of the Spear |
No Better Friend, No Worse Enemy |
3rd LightArmored Reconnaissance Battalion 第3軽装甲偵察大隊 |
Wolfpack | The strength of the pack is the wolf, the strength of the wolf is the pack. |
1st Combat Engineer Battalion 第1戦闘工兵大隊 |
The Super Breed | Engineers lead the way |
1st Reconnaissance Battalion 第1偵察大隊 |
Celer, Silens, Mortalis Swift, Silent, Deadly |
師団史
1941年2月1日、第1海兵旅団を元に編成。
1942年8月7日、ガダルカナル上陸作戦を実施。ガダルカナルにおける戦いで、大統領感状を授与。
ガダルカナルを皮切りに、ニューブリテン、グアムなどを攻略し、1944年のペリリュー攻略で二つ目、1945年の沖縄で三つ目の大統領感状を授与される。
1950年の朝鮮戦争では、初期の防衛戦闘に緊急即応部隊としての真価を発揮し、更に仁川上陸作戦を決行。
同年末、ユダム・ニからフンナンへの12月1日から11日にかける敵中突破において、大規模な航空支援を受けつつ、中共軍第9軍集団12個師団を壊滅させる。
翌年のキラー作戦、リッパー作戦に参加と同時に北韓のゲリラ掃討作戦を実施。
1962年のキューバ危機では、ミサイル基地撤去まで臨戦態勢のもと待機。
1965年にベトナムへ移動し、第3海兵師団からダナン基地周辺地区を引き継ぐ。最初の本格軍事作戦「スターライト」を実施。
1968年のテト攻勢で、有名なフエ攻防戦で市外部を第1騎兵師団と第101空挺師団に任せ、自らは困難な市街戦をNVA及びVCと繰り広げ、一ヶ月の激戦の後に掃討完了。
ベトナム撤退は1972年。但し、1975年のサイゴン撤収を支援。
1990年-1991年、イラク軍のクウェート侵攻に対してサウジアラビアに移動。翌年、クウェートへ突入し、イラク軍を駆逐する。
同年、フィリピンの火山噴火救済活動及びバングラディシュの台風被害による救済活動。
1992年-1993年、ソマリアにて治安維持活動に従事。
2003年、イラク進行「イラクの自由作戦」に参加。
2004年、ファルージャ掃討作戦。
名誉勲章受章者
第2次世界大戦
- ジョン・バシローン軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊H中隊
- ルイス・ケネス・ボーセル伍長:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊
- アンソニー・ケースメント伍長:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊D中隊
- ジョン・ピーター・ファーディ伍長:第1海兵師団第1海兵連隊第1大隊C中隊
- ウィリアム・アデルバート・フォスター一等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第3大隊K中隊
- デール・マーリン・ハンセン二等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第2大隊E中隊
- ルイス・ジェームズ・ハウゲ Jr.伍長:第1海兵師団第1海兵連隊第1大隊C中隊
- アーサー・J・ジャクソン一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊
- エルバート・ルーサー・キンザー軍曹:第1海兵師団第1海兵連隊第3大隊I中隊
- ジョン・ダリー・ニュー一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊
- ミッチェル・ペイジ小隊軍曹:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊G中隊
- ウェズリー・フェルプス一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊K中隊
- エヴァレット・パーカー・ポープ大尉:第1海兵師団第1海兵連隊第1大隊C中隊長
- チャールズ・ハワード・ロアン一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊
- カールトン・ロバート・ラウ中尉:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊
- アルバート・アーネスト・シュワブ一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第1海兵連隊司令部中隊
- アレクサンダー・アーチー・ヴァンデグリフト少将:第1海兵師団長
朝鮮戦争
- チャールズ・ジーン・アベル伍長:第1海兵師団第1連隊第2大隊E中隊
- ウィリアム・アール・バーバー大尉:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊F中隊長
- ウィリアム・バーナード・ボー一等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第3大隊G中隊
- ヘクター・アルバート・カフェラタJr.二等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊F中隊
- デビット・バーナード・シャンペン伍長:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊A中隊
- スタンリー・ルーベン・クリステンソン一等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第2大隊E中隊
- ヘンリー・アルフレッド・コミスキーJr.少尉:第1海兵師団第1海兵連隊第1大隊C中隊
- ジャック・アーデン・ダベンポート伍長:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊G中隊
- レイモンド・ギルバート・デービス中佐:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊長
- デュアン・エドガー・デウェイ伍長:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊E中隊
- フェルナンド・ルイス・ガルシア一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊I中隊
- エドワード・ゴメス一等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第2大隊E中隊
- アムブロシオ・ギレン二等軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊F中隊
- ジェームズ・エドモンド・ジョンソン軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊J中隊
- ジョン・ドレン・ケリー一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊C中隊
- ジャック・ウィリアム・ケルソー一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊I中隊
- ロバート・シドニー・ケニムーア二等軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊E中隊
- ハーバート・A・リトルトン一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊C中隊
- バルドメロ・ロペス中尉:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊A中隊
- ダニエル・ポール・マシューズ軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊F中隊
- フレデリック・ウィリアム・マウザート三世軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊B中隊
- アルフォード・リー・マクローリン一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊I中隊
- フランク・ニシアス・ミッチェル中尉:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊A中隊
- ウォルター・カールトン・モネガン Jr.一等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第2大隊F中隊
- ウィット・リロイ・モアランド一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊C中隊
- レイモンド・ジェラルド・マーフィ少尉:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊A中隊
- レジナルド・ロドニー・マイヤーズ少佐:第1海兵師団第1海兵連隊第3大隊副大隊長
- ユージン・アーノルド・オブレゴン一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊G中隊
- ジョージ・ハーマン・オブライエン Jr.少尉:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊H中隊
- リー・ヒュー・フィリップス伍長:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊E中隊
- ジェームズ・イルズリー・ポインター軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊A中隊
- ジョージ・ヘンリー・ラマー少尉:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊I中隊
- ロバート・デール・リーム少尉:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊H中隊
- ウィリアム・エドワード・シャック Jr.二等軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊G中隊
- ロバート・アーネスト・シマネック一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊F中隊
- カール・レナード・シッター大尉:第1海兵師団第1海兵連隊第3大隊G中隊長
- シャーロッド・エマーソン・スキナー Jr.少尉:第1海兵師団第11海兵連隊第2大隊F砲兵中隊
- アーチー・ヴァン=ウィンクル二等軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊B中隊
- ジョセフ・ヴィットリ伍長:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊F中隊
- ルイス・ジョージ・ワトキンス二等軍曹:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊I中隊
- ハロルド・エドワード・ウィルソン技術軍曹:第1海兵師団第1海兵連隊第3大隊G中隊
- ウィリアム・ゴードン・ウィンドリッチ二等軍曹:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊I中隊
ベトナム戦争
- オスカー・P・オースチン一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第2大隊E中隊
- ダニエル・D・ブルース一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊支援中隊及び司令部所属迫撃砲手
- ロバート・C・バーク一等兵:第1海兵師団第27海兵連隊第3大隊I中隊
- ロドニー・マクスウェル・デービス軍曹:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊B中隊
- エミリオ・アルバート・デ・ラ・ガーザJr.上等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第1大隊B中隊
- ラルフ・エリス・ディアス一等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊D中隊
- アルフレッド・ゴンザレス軍曹:第1海兵師団第1海兵連隊第1大隊A中隊
- ジェームズ・アルバート・グラハム大尉:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊F中隊長
- ジミー・アール・ハワード二等軍曹:第1海兵師団第1偵察大隊C中隊
- ジェームズ・ダニー・ハウ上等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊I中隊
- ホセ・フランシスコ・ヒメネス上等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊K中隊
- ラルフ・H・ジョンソン一等兵:第1海兵師団第1偵察大隊A中隊
- アラン・J・ケロッグ Jr.二等軍曹:第1海兵師団第1海兵連隊第2大隊G中隊
- ガリー・ウェイン・マーティニ一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊F中隊
- マーヴィン・アール・ニューリン一等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊F中隊
- ウィリアム・トーマス・パーキンス Jr.伍長:第1海兵師団第1海兵連隊第1大隊C中隊付戦闘カメラマン
- ローレンス・デビット・ピータース軍曹:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊M中隊
- ジミー・W・フィップス一等兵:第1海兵師団第1整備大隊
- リチャード・アレン・ピットマン上等兵:第1海兵師団第5海兵連隊第3大隊I中隊
- ステファン・ウェズリー・プレス大尉:第1海兵航空団第36海兵航空集団第6海兵観測航空隊
- ラリー・ユージン・スメドリー伍長:第1海兵師団第7海兵連隊第1大隊D中隊
- レスター・W・ウェーバー上等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊M中隊
- ロイ・ミッチェル・ウィート上等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊K中隊
- ドゥウェイン・F・ウィリアムス一等兵:第1海兵師団第1海兵連隊第2大隊H中隊
- ケネス・L・ウォーリー上等兵:第1海兵師団第7海兵連隊第3海兵連隊L中隊
イラク
- ジェイソン・ダナム伍長:第1海兵師団第7海兵連隊第3大隊K中隊
その他
名誉勲章受章者数は全部隊の受賞者数の三分の一に近い84名であり、全師団で最も武勲をたてている師団(朝鮮戦争に派遣された唯一の師団だったからですが)。
この他、海兵隊の歴史において行われた市街戦の内、ベイルートを除く全て(那覇、ソウル、フエ、そしてファルージャ)に参加した経験を持つ。
フルメタルジャケットの原作を書いたグスタフ・ハスフォード(伍長)。その親友で、現在、軍事アドヴァイザーとして活躍中のデイル・A・ダイ(退役時大尉。ベトナム戦争時は曹長)は同師団で戦闘報道員を務めた。