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心の三原則 一、善悪を見きわめる知恵である。 一、己の身体をいたわる事である。 一、己に打ち勝つ強い精神力である。 善悪を見きわめる知恵とは己の煩悩をよく見、一線を越えないことである。誰しも煩悩を捨て去ることはできない。捨てようとするから一線を越える煩悩がわいてくるのである。自分には煩悩がある。煩悩そのものだと思い、自然の中にいま生かされている日常生活の中に己をおくことである。 たとえば病気になったとする。人は病いをなおすために医者に見せなさいという。これを無視し、自分の身体はよく自分が知っているといって医者に見せようとしない、自分の身体をいたわるということをしない。 善悪を見きわめる知恵。 己の身体をいたわる事。 すでに心ということから悪の道に進もうとしている事になる。医者に行き身体をよくしようというが、すべてに己に打ち勝つ強い精神力であることを、善の知識を持って心という道を実践しなければならない。 日常生活の中において心とは密着したものでなければならないが、とかく人に頼ろうとする。又、物に頼ろうとする心が大きい煩悩によってあらわれるのである。 己を見つめなおし、一線を越えないように心掛けなければならない。 心の行とは、苦を苦とみとめ、煩悩は煩悩とみとめ、自分に言い聞かせ一線を越えないことである。 大きい光を求めることにある。一線を越えれば悪である。 光とは心、悟り、修行の結果えるものである。 悟りとは、一秒一秒が悟りであり未来永遠のもので、これで悟りえたということはない。 黄光龍説法 心の三原則▲先頭に戻る |
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