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管理人の独り言

2006年度下半期
2007年上半期掲載分

2006/12/29 

 クリント・イーストウッド監督による硫黄島二部作の硫黄島からの手紙

 今度は日本軍視点から。主役は、司令官視点から硫黄島守備隊司令官の栗林中将。兵士視点からは元パン屋の西郷一等兵。

 考証は間違っている部分もあるようですが、やはり、演技と脚本が今の、そしてアメリカ側の感覚で描かれているので、この手の日本映画にあるようなお涙頂戴な感じが無かったのが自分的には良かったなと。

 全体的には、父親たちの星条旗よりも、戦争映画らしい戦争映画でした。

 前回の父親たちの星条旗では日本兵はほとんど姿を現さず、出てきても殺されるだけでした。今回は、あまり海兵隊員が殺されるシーンは出てきません。

 言ってしまえば、かなり、日本軍視点なのにひたすら日本兵が殺されていくシーンの連続。それもまた、最近の作品の基本でリアル。つまり、グロ。

 捕虜の虐待は摺鉢山で、捕虜になった海兵隊員を暴行して刺殺する場面。

 そうしておいて、西中佐のシーンで、負傷した海兵隊員に手当をして助けようとし、翌朝、死んだ海兵隊員の母親からの手紙を読んで彼も人間であることを部下に教える。これで、次の海兵隊員による捕虜の銃殺シーンが生きてくる、と。しかも抵抗したとか逃げたではなく、ただ面倒だから。

 登場兵器は、父親たちの星条旗では出番僅か。加えて瞬殺されたシャーマン戦車と、LVT-4及びLVT-4(A)に加えて火炎放射戦車。爆撃シーンでは、シルエットだけではっきり識別できませんがB-24リベレーター。日本軍は珍しいところでは噴進砲が登場し、一発でシャーマンを吹き飛ばしていました。後はチハ(おそらく、ウインド・トーカーズに登場した改造戦車)が一応走っていました。

 栗林中将たちは家族を思って手紙を書き続ける。届くかは分からない。それでも。栗林中将は残した家族へ。西郷は妻とまだ見ぬ娘。清水は母親。

 自分の考えに基づいて陣地を再構築させる一方で従わない指揮官を更迭し、それで一部の反感を買いながらも尽力する栗林中将。戦うのが嫌ながら、それでも自分が死ぬのを覚悟し、それでも生きたいと願う西郷。これが普通のハリウッド映画なら、西郷一等兵が、途中で目覚めて獅子奮迅の活躍をしてしまいそうですが、幸いそういうこともなく、それでも何かが変わったことを伝えて映画は幕を引きます。

 逆に、西郷一等兵が誰かを殺したという描写が無い。訓練では銃を撃つシーンがありますが、それ以外では撃っていない。もちろん、飛ばされた日数の間に戦ったかもしれませんが、作中では誰も殺さず、一発も撃たずです。

 で、突っ込む。西郷一等兵らの演技は、現在の感覚すぎる、と。先日のフジテレビの特番ドラマほど、わざとらしくもぐだぐだでもありませんが。

 で、中村獅童は中村獅童のままと。

 摺鉢山での自決シーン。手榴弾を胸に押し当てて、一人一人死んでいくのですが、あの場合、破片で他にも死ぬ人間出たのじゃないかと。二発抱え込んで生還したルーカス二等兵の例もありますが。

 映画は時間の感覚が随分早く、上陸が始まってから、摺鉢山陥落までは何日かあったのは確かですが、それでも五日もかかっていないような印象が。

 3月8日から9日にかけてのミート・グラインダー陥落の元となった1,000名(アメリカ軍側資料によれば実際には約800名)を失う総反撃も、映画だと摺鉢山陥落の夜に行ったような描かれ方。

 また伊藤中尉が一人で待ち伏せを始めてから、二日ほどしか経過していないようですが、待ち伏せを諦めた直後に西中佐の自決。ひたすら放置プレイの伊藤中尉は笑うところかどうかはともかく、2月23日から25日にしろ、3月8日から10日にしろ、西中佐は3月16日に負傷し、21日に自決したことになっているので伊藤中尉、2週間から、1ヶ月近く、あそこで寝ていたことになってしまう、と。やっぱり、笑うところでしょうか?

 前回の父親たちの星条旗では日本兵の衣服がぴかぴかでした。今回は適度に汚れていますが…

 西郷一等兵や清水一等兵、いかにも今の若者らしくあごが細いし。食糧事情も飲料水事情も最悪で何人かは体調崩し、しかも最期の数日間、飲まず食わずと言うにもかかわらずの割に血色いいし。で、1ヶ月続いた戦闘中、水不足に言及する台詞がいくつもあるのですが、飲み水や顔を洗う水は無くてもひげを剃ることはできたようです。

 なので、どうしても、硫黄島が数日で陥落したようにしか思えないのですが。映画だけでは。

2006/12/29

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2006/12/22

 12月17日は、浜松町でヴィクトリーショーをやっていたのですが、マルシンが軒並み発売延期となったというのと、特に出物が無いというので、笠俊商店に再び。松崎は、定休日。

 そして、 またもや、道に迷い。

 今回は、前回、買わなかったM1943イントレンチングツールの第2次世界大戦時のカバー。物自体はベトナム戦争まで使用されたので、オリーブグリーンに染め直された物は今でも目にします。しかし、いわゆるカーキタイプはほとんどなく、大抵、7,000円や8,000円。前回、発見して買い忘れたので、今回、どうせならと。

「幾らですか?」
「1,000円」

 またですよorz

 ちなみにヴィクトリーショーではレプリカが5,000円。

 見た感じ、ほぼデッドストック…

M1943M1943

 プリントもしっかり残っている上に革もしっかり生きている。やっぱり、分かりません。あそこも。

M1943

2006/12/22

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2006/12/15

 改修に出したマルシンのM-1ライフルが戻ってきました。

 ブローバックにほとんどガスを消費して、夏場で20数発、冬場は微動だにしない代物ですが。

 夏場に計測したら、初速114m/sという数値を出して、凄い銃だったことを示しました。6mm弾ではなく、8mm弾で、ですから。

 改修に出して一ヶ月。戻ってきました。一端、ばらして組み立てたのでしょう。調整までされていました。グリスべったりでしたが。機関部。

 後、真鍮の粉はなんだろう? 真鍮パイプをノズルに叩き込んだだけの改修で、ここまで真鍮屑が出るとも思えませんが。

 さて、これで初速は規制の範囲内のはずです。が、今の季節、まともに動かない…

 購入してから、一年。未だゲームに使えていない。

要は真鍮パイプを叩き込んだだけ

2006/12/15

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2006/12/8

 時期的に外しているような、硫黄島の手紙の上映前日なら外していないような。

 父親たちの星条旗

 エンドクレジットの撮影協力で海兵隊や基地の名前。確かに最後のアーリントンでの海兵隊戦没者記念碑除幕式典で行進しているのは本物なんだろうな、と。

 1945年2月23日、摺鉢山に"二枚目"の星条旗を掲揚した男たちの物語。舞台は硫黄島と、銃後のアメリカ、そして現在と入れ替わり立ち替わり描写されていきます。

 前線で、次々と死んでいく仲間たち。倒れて負傷し、「Corpsman!」と叫ぶ仲間の下へ一刻でも早く駆け付けようとするブラッドリー二等兵曹。

 一方、銃後では、英雄に祭り上げられた三人を脳天気に囃し立てる人々。前線と銃後の埋まらない溝に苦しむ三人。

 前半はそれほどでもありませんが、終盤は、完全に許されざる者以降のイーストウッド監督のタッチになっていました。特にアイラ・ヘイズ伍長がブロック伍長の父親を訪ねた時の絵など。

 上陸シーンは、最近の映画らしく。F4Uコルセアが輸送船団と平行して飛んでいくシーンにしびれました。また、F4Uが硫黄島に攻撃を仕掛けながら、対空機銃でキャノピーに穴が空いていくシーンは、そういえばこれまで無かったな、と。

 M4シャーマンは瞬殺。むしろ、LVT-4(A)水陸両用戦車の方が活躍とは言えませんが、出番がありました。

 撮影はアイスランドで、その光景を見ていると装甲ブルドーザーなども用意していたようです。ほとんど映っていませんが。細部へのこだわりです。CG、CGと言われますが、実は言われているほどハリウッド映画はCG使っていない(スターウォーズシリーズはともかく)。

 銃後では、仲間を失って、自分だけ生き残っている事実に苦しむヘイズ一等兵。これを機会に一旗揚げようともくろむギャグノン一等兵。戸惑いながらも二人の仲介役を務めるブラッドリー二等兵曹。

 公債ツアーでは各地で歓迎されるも、逆にそれが三人を追い詰めていき、特にヘイズ一等兵は酒に溺れ、体裁を取り繕うために安全な場所にいることより、前線の仲間とともにいたいと願う英雄のイメージ(バシローン軍曹に代表されるような)で前線へ戻され、ツアーは二人だけで続けられいく。

 前線と後方との認識の差は、しかたないかもしれませんが。

 劇中、インタビューを受ける老人たちは、ご本人でしょうか? クレジットでは確認できませんでした。

 登場人物については知識が無いと誰が誰だか分からないくらい細かい。色々と登場していますが、ついぞスタイン伍長が誰かは私には分かりませんでした。

 さて、映画(と原作)であえて触れられていない話。一つ。

 ヴァンデグリフト大将が、ヘイズが泥酔して醜態をさらす光景を目撃して激怒します。激怒の理由は、映画を見れば、海兵隊を汚す存在にしか見えなかったから、となりますが。

 ヴァンデグリフト大将のご子息は第4海兵師団第23海兵連隊第3大隊長として2月22日に重傷を負って後送されています。長男が前線で重傷を負って入院中な一方で、英雄としてもてはやされている人間が泥酔して醜態さらしているのを目撃し、また調べてみれば数々の問題行動が明らかに。激怒するでしょう。そりゃ。

※なお、海兵隊が協力している以上、この描写は問題なしと判断されたと見ていいと思います。

 装備は当時の硫黄島がそうであったように多くがフィールドジャケットも着用。実際には更にウールシャツも着込むくらいの気温でした(作戦中の硫黄島は、ほぼ連日、悪天候に悩まされていました)。ちなみに陸軍の兵用ウールシャツと比べて、海兵隊のウールシャツは…もう少しいい生地使え…なかったんだろうなあ。

 日本軍考証を担当したアメリカ人の方。日本通で、ウインドトーカーズやラストサムライの考証も担当したそうです。で、原作を質そうとし、一部成功、一部はそのままになったとのこと。確かに原作の日本軍描写、かなりおかしな部分がありましたし。で、この映画に登場する日本兵は僅かですが、血色が良くて衣装がぴかぴかなのはちょっとなあ、と思っていたら、考証担当も、

「軍服が新品過ぎたのは失敗だった」

 と後悔しているとか。ご本人、硫黄島を訪れた際、二日で服が駄目になったそうです。

 エンドロールは、実際の硫黄島で撮影された写真を同時に流しています。6人の名前は出ます。ただ、ジョンソン中佐の名前を出さないのはまだいいとしても、ローゼンソール氏の写真に字幕つけないのは手抜きだろう、と。

 で、元海兵さんの指摘があったのですが、戸田奈津子、また適当な翻訳やっています。ポークチョップをステーキはまだいいとして(似て非なる料理ですが)。

 ブロック伍長の戦死の台詞、

「奴らに殺された」

 を、

「味方に殺された」

 というのはどういう感覚なんだか。ストランク軍曹が味方の砲撃で戦死したのに合わせて悲劇の方向性に持って行きたいと思ったのかもしれませんが、それは翻訳家の仕事じゃない。

 階級間違いは、以前よりはましですが、公債ツアーの良心キース軍曹はTechnical Sergeantだよなあ。

 しかし、配役で、バリー・ペッパーもリーダー役を演じるようになったんだなあ、と。それとロバート・パトリック。ダイハード2で瞬殺されていたり、ターミネーター2でT-1000をやって、二度ほど別な映画でそれをやらされていたりしていましたが(B級アクション映画で主演をしたことも)、ジョンソン中佐のような老け役がはまる役者になりました。ちなみにX-ファイルで演じたのは元海兵隊のFBI捜査官。

 それで、クリント・イーストウッド監督の海兵隊映画と言えば、ハートブレイクリッジ。ハワイでの訓練シーンで、多分、どこかにハイウェー軍曹がいて、

「これがAKの音だ」

 とやっていたと思うのですが、画面には映っていませんでした。

 それより、硫黄島からの手紙の宣伝をほとんど見ない気がする。駅のポスターはかなり貼ってありますが。

2006/12/8

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2006/12/1

 LEATHERNECK FANは、ヤフーの登録サイトです。ちなみに、プロバイダのサーバトラブルで閲覧できなかったときに一度削除されました。僅か二日。仕事が早い。

 …再申請で間もなく復帰しましたが、二ヶ月間気付きませんでした…

 以前もやりましたが、10月辺りからは、映画の影響で硫黄島関連の検索が増えていますが検索ワードで、「海兵隊」と「アメリカ海兵隊」の上位は揺るがないでしょう。揺らいだら、何が上位に来るのか興味はありますが。

 他にも、

 ゲイ自動登録サイト

 …なぜ来たのか、というのと、なぜこの語句で登録されたのかが分かりませんが…マルイの湯沸かし器での来訪は…何がかかったかは分かるのですが、開いた理由が分からない。

 それはともかく。

 モデルガンの情報を求めて来訪される方も頻繁にではありませんが、時折、いらっしゃいます。今は亡き、MGCは今なお人気があるようです。

 そして、一時期、M653で来られる方がいました。同じ方でした。永田町にモデルガンファンがいらっしゃるようです。

 全く関係ありませんが、今年も例のイベント始まりました。NORADのサンタ追跡プログラム

  毎年、このように存在が確認されながら、毎年、架空の富豪で一位になっていたのも謎です。今年は実在することが証明され、選考から外れたのも当然でしょう。で、最後は高射砲部隊に撃墜される、と。ナイトメアビフォアクリスマスはいつの時代の話なんだろう?

2006/12/1

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2006/11/24

 アメリカの選挙で、民主党が勝ったことで、イラク進行の意義が問われたと言われていますが、イラク進行ではなく、イラクの治安活動なのでは?

 しかも、民主党が勝ったので、より一層テロやっちゃうぞ、宣言されてますが、少数精鋭主義のラムズフェルド長官が辞任したので駐留軍の事情も変わるかもしれません。

 何にせよ、民主党の勝利によってめでたく在日米軍の規模拡大という可能性が誕生しました。というのも、今度、下院議員長になった民主党議員は大の中国嫌いで知られていますが、これはまあいいとして、その下で軍事委員長になった人、イラクから撤退を主張しています。ただ、撤退させるけれど、イラクは放っておけないので近くに部隊を置いておくという考えだそうで。それが実現してしまうとクウェートと沖縄の米軍が規模拡大となります。

 めでたいですね。

 無理が言える相方と見ている政党と、無理を言っても従う手下と見ている政党。クリントンがソマリアの出来事に腰が引けて、ソマリアを見捨てたどころか、以降、ミサイルを敵国と女性にしか撃たなくなった結果が911と。

2006/11/24

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2006/11/17

 先日、仲間と軍装品店巡りをしたのですが。

 中田商店で扱っているP1941とP1944ユーティリティは、やはり、生地が薄すぎる。それと、レギンスが左側だけ大量にあったのは、なぜだろう?

 次に松崎。ああ、ここ新商品入るんだ……海兵隊のサスペンダーは、最初の物も朝鮮戦争以降ODとなったものも常に在庫があるようですが、他にも幾つか。で、前にはなかった物の一つ。

20061117

 後期型のM1941パックシステムのカーゴパック。かなり、程度がいい。4000円ほど。

 次に鶯谷へ。笠俊商店へ行くのも何年ぶりのことか。取り敢えず、そこは飛ばして、最後にシカゴレジメンタルにいったのですが、以前、コレクターの方が大量に放出したとかで、大量に第2次世界大戦の装備が入ったのですが、4連のトンプソンSMG用マグポーチは初めて見た。カーゴパック前期型のデッドストックが4700円でした。海兵隊のポンチョも、デッドストックだな。ありゃ。

 購入したのは、重装備用のパット。1575円税込み。デッドストック。1945年製。

 さて、問題なのは笠俊商店の方。雨が降っているので、商品で荷物を塞いでいる時点で、商売っ気無いなあ、と。

 で、あったもの、

 底に破れがあったり、金具が大分腐食していますが…色落ちしていない。デッド?

 カーゴパックについていた紙タグ。……やっぱり、デッドストック?

 何より、驚きだったのは、

「幾らですか?」
「ん、1000円」

 安!( ̄口 ̄;)

2006/11/17

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2006/11/10

 海兵隊創立231周年。そして、当サイトも、本日、2周年。3年目へと突入しました。

 他のコンテンツはともかく、独り言を楽しみにしていられる方がどれだけいるかは存じませんが(チーム内では二人いる)。

 相変わらずゴールはまだまだ先ですが、今後ともよろしくご愛顧のことを。

 

 そして、当初リニューアルの予定は無かったのですが、新たなデザインを思い付いてしまったので、このように。去年のリニューアルは、見事に失敗していますが、今年はエンコーディング情報とかは変えていないので大丈夫でしょう…多分。

 更に二年に渡り、当サイトにてマスコットにしていた二人も入れ替えてみました。おそらく、先代同様、活躍することはないでしょう((^_^;

まりねまりこ
二代目"まりね"と"まりこ"
単純に考えて、二人の装備、本人の体重以上だろうなあ…

2006/11/10

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2006/11/2

 イラクにおけるアメリカ軍の死者が一ヶ月に100名を越えた。またアメリカ軍の武器約14000挺の所在が不明。

 という報道がありました。こういう報道があるたびに、ブッシュ政権がどうのこうのとマスゴミは言いますが、毎回、思い浮かぶ言葉は、

「それで?」

 です。非難は当然かもしれませんが、だから、どうすればいいのかというのがさっぱり分かりません。マスゴミが武装勢力という先のことなど全く考えていない反乱者にイラクを渡せとでも言うのか、それとも、話し合う気も無い反乱者と話し合えとでも言うのかどころか、結局、ブッシュ政権に非難が集中しているということだけを伝えて終わります。

 一方で、アメリカ軍やイラク軍の戦果は一切伝えません。伝えるのは反乱者が、何人一般市民を殺したかだけ。反乱者がどれだけの損害を受けているか、どれだけの武器が押収され続けているかは、どうやら、一部には面白くないようです。まあ、マスゴミからすれば人が大勢死ぬ方が面白いだけなんでしょう。

 ただただブッシュ政権を非難したいだけで、それ以上でもそれ以外でもないのだったら、死者の数字をもてあそぶのはいい加減やめてもらいたいものです。

2006/11/2

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2006/10/26

 着服などに必要な資金を調達するために脅迫手段に訴えて、それを説得とのたまう日本の拝金集団もかかわる大粛正が行われたとかでいろいろ取りざたされるYouTube。MAD職人すげえ、というのは、今回、関係なく(はまったのが一つあったのですが)。

 いろいろ、実銃の発砲音を求めて漁りました。MP44の映像もありました。薬莢が飛ぶのをジャケットかざして散らばらないように努力している光景付きで。

 一回にアップできる時間からいって、全てではありませんが。海兵隊の儀仗隊。サイレントドリル小隊の映像を探してみました。

 M1ライフルは、約5kgあります。

 硫黄島の映像もありますけれど。

2006/10/26

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2006/10/19

 父親たちの星条旗も、番組宣伝が始まりました。アイスランドで撮影された上陸シーンは、CGらしい部分も多々ありますが、おおむね、よさそうです。

 原作の日本軍描写はあれですが…。

 12月公開の硫黄島からの手紙も含めて、今度ばかりは観に行かないと…。

 

2006/10/19

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2006/10/12

 その日は、いつものように、ゲームには全く意味のない装備を身にまとってサバゲをしていた訳で、バッテリーの一本が既に死んでいるのが確実だったら、もう一本も死にかけていそうな感じだったりはともかく。

 例の国が、核実験をやって、話し合いが無駄だと自己主張してくれましたが、周りが武装強盗しかいない状況で、「私は丸腰です。だから、話し合いましょう」といって無事でいられると思っている幻想世界の住人はともかく、そろそろ、生意気ながきはぶん殴ってやるくらいの態度は必要なのかもしれません。そうするだけの軍事能力は、あいにくと日本は持っていませんが。

 チャーリーとチョコレート工場の登場人物の一人、わがままなくそがきが、「甘やかされて頭はからっぽ」と歌われていましたっけ。

2006/10/12

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2006/10/5

  ということで、100回目です。

 …敢えて、これだけというのもありかな、と。

2006/10/5

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2006/9/28

  さて、次回は100回目に当たったりします。

 それはともかく。いや、99回目というのとは、全く関係ない話ですが。

 当時の装備を実際に、当時と同じように背負うのが、リネアクト(リエナクト)の醍醐味でもあるわけですが。基本的に重い装備が好きです。

 さて、こないだ発売された軍物模型の老舗中の老舗タミヤから、1/16 WWII ドイツ機関銃チーム装填手(三脚架搬送)が発売されました。

 重量約21kgで軽量なため、と書いてあります。確かに一人で背負うことが可能です。可能ですが、

 その場で持っただけでなく実際に背負って歩いた後で、同じこと言えますか?

 当時の記録映像で、これを背負って走っている姿を見るとただただ感動します。

 それ以前に、MG34もMG42のラフェッテンですが、緩衝機構、上下左右微調整可能とこりにこっているだけでなく、ビスの一つ一つにまで鷲の刻印を入れているという生産性全く考えていないあたりも、ドイツらしいというか。

 アメリカ軍の三脚(M1919以来、基本構造変わらず)がいかに合理的だかが分かります。

2006/9/28

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2006/9/21

  今は、戦争映画自体が少ないのでそう出演俳優がかぶる訳でもありませんが。

  とはいえ、ウインドトーカーズで、ナヴァホ族のコードトーカーズを演じたアダム・ビーチが、父親たちの星条旗でピマ族の元パラ・マリーン、アイラ・ヘイズを演じたり、プライベート・ライアンのバリー・ペッパーが、今度はストランク軍曹を演じたりしていますが。まあ、X-ファイルで元海兵隊のFBI捜査官を演じたロバート・パトリックが、ジョンソン海兵隊中佐を演じたりというのも…。そういえば、バンドオブブラザーズの出演者もいたか。

 案外、かぶってました。

 ちなみに、バンドオブブラザーズのペルコンテ演じた俳優が、「靴を無くした天使」では、まだ子役でダスティン・ホフマンの息子を演じていたのを、直後に観る機会があって、少し笑う。

 今ですら、こうなのですから、戦争映画全盛期の40年代から60年代は、その俳優が演じたキャラクターを同一人物と仮定してどういう戦場を歩んだかを考えたりするのも話の種にはなります。

 昔の戦争映画で、必ず「ドイツの軍人」を演じる俳優とか。戦略大作戦のTigerIの車長では珍しくコメディ系(同作の登場人物中では、そうおかしな役でも無いですが)。で、この作品は、時代的にはパリ解放から、ナンシー解放の間になるので8月末から9月前半と。そこで金塊を貰って逃走、その後、バルジの戦いでは歩兵部隊を率いた、とか。

 同作品のテリー・サバラスは、1944年6月5日に特殊部隊としてフランスに潜入(特攻大作戦)。その頃は精神的におかしかったものの撃たれたことが原因か直り、戦略大作戦では良識派。その後、金塊を元手に闇商売を始め、戦車長としてバルジの戦いで奮戦する(バルジ大作戦)。

 ドナルド・サザーランド演じる戦車長は1943年にドイツ軍によってイギリスに潜入したアイルランド闘士(鷲は舞い降りた)。(映画では)唯一の生存者で逃走にも成功するが、その後、捕まったかしてやはりテリー・サバラスとともにフランスへ(特攻大作戦)。生きていたものの、その時の出来事が元でか、世捨て人な戦車長として金塊奪取作戦に誘われる。

 と。ちなみに戦略大作戦は、クリント・イーストウッド主演ですが、この作品、本人は嫌いだそうです。脇役がテリー・サバラスとドナルド・サザーランドという濃い面々でくわれてしまったからとか。

 面白いところでは、大脱走でマックイーン演じるヒルツと組んで脱走を行うアイルランド系のアイブス。イギリス空軍の初期の捕虜という設定ですが、以前、633爆撃隊に出演したときの役では主人公の乗るモスキートに搭乗し、最後の作戦で撃墜され、主人公とともに敵地へ不時着しています。つまり、アイブスは、このときに捕虜になった訳ですね、と。

2006/9/21

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2006/9/14

 江田島を後にし、そのまま大和ミュージアムへ。

 ちなみに、これは桟橋まで急ぎ足で歩いている途中。

 大和ミュージアムの目玉。10分の1大和。さすがにでかいですね。18mm広角で、4階から撮影で、入りきらず。

 10分の1だけあって、細部まで作られている訳ですが、

艦橋と主砲。艦橋のアップ(アイアンギア…)。

 そういえば、凄い妄想広げて、大和の沖縄特攻が成功すれば、空爆でも破壊不可能。地上からも攻め込まれない難攻不落の要塞になってアメリカ軍に大損害を等と世迷い言を言った知人が一人います。まあ、ミッドウェー海戦は、珊瑚海海戦の前だったと言い張っていたくらいですが。
※珊瑚海海戦1942年5月8日、ミッドウェー海戦同年6月5日。大体、逆だったら、ヨークタウンは一度沈んで浮上してきたことになるという…(エセックス級ヨークタウンIIが珊瑚海海戦で損傷したと思っていたのかもしれません)。

 人物対比。ちなみに正面からなら、入場料無料です。後ろも外へ回れば大丈夫か。ただ、再入場は何度でも可能。

 他にも、回天

 零戦62式と、そのエンジン。海竜なども展示されていましたが、よくよく考えると実は展示物自体は、そう多いわけでもなかったりします。それでも、金剛のボイラーや、大和の建造に使った道具や、呉で建造された艦船一覧。大和乗組員たちの遺書など。全部、見て回ると確かに三時間ほど要します。

 外には陸奥の砲身。そういえば、船の科学館にも一本ありました。後ろに見えるのは陸奥のスクリュー。その後ろに隠れていますが、舵もあります。

こちらが船の科学館にある陸奥の砲身。

 こちらは大和の左舷全部を再現した庭。とにかく巨大さをアピールしようという試みが多々感じられます。甲板の模様は実際の主砲の位置。実際、歩くとそんなでも無かったりしましたが。

駐車場から、入らないように建ててあるポールは、大和の主砲弾を模していたり。

 庭の先端。船の舳先側から大和ミュージアム。積乱雲です。このあたりから、鳴り始めどころか、光り始めていましたが。まあ、実は影で潜んでいた事故は、そういうものではなく。

 どうせならとしばらく歩いて、歴史の見える丘へ。途中、横須賀基地などを眺めながら。

 歴史の見える丘にある戦艦大和の塔

 そして、そこから見えるのが、大和を建造したドック。今ではIHIの工場ですが、壁には大和のふるさとの文字が。

 この日、呉で水道管の崩落事故が起きて断水騒ぎへと発展するのですが、取り敢えず、気付くこともなく、大和に積まれていた日本酒を再現したという賀茂鶴の男たちの大和バージョンを土産に購入。でも、賀茂鶴だったら、駅前の酒屋で手に入ったりする。

 そうそう。大和の正面からの写真本当に置いてあるんだものなあ。宇宙戦艦というか、松本零士先生のコーナー。大和ミュージアムには、爆沈して海底に鎮座する大和の骸がどうなっているかを再現した模型もありましたし、そこから引き上げられた遺品もありましたが。

 さて、宇宙戦艦ではない大和の舳先は、こっちです。

 呉を後にした後、広島へ戻り、お好み焼きをまた食べて、ホテルへ戻り、小鰯の刺身などを食べて寝る。翌日は、広島城を見物し、自分用に美和桜を購入し、市電に乗って新幹線へ。

 帰り、秋葉原寄りましたが…例によって。

 ところで、広島球場の向こうに廃墟が見えましたが、あれは何だったんでしょう? などと。あそこは修学旅行で一回見れば十分だ。

2006/9/14

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2006/9/7

 宮島の後、広島のホテルへ入り、お好み焼きを食べ、流れるニュースは、何はともあれ、「呉前市長逮捕」ばかり。ところで、テレビ東京が映りませんでした。不思議なことに。

 翌朝、広島から呉へ。呉に向かう途中の電車から、出航していく強襲揚陸艦らしき姿を見たものの望遠レンズは鞄の中。窓際に座れた訳でもないので、結局、未撮影、未確認。

 呉に到着後、江田島の術学校見学に間に合うフェリーへぎりぎりで飛び乗る(0830広島発だとぎりぎり間に合う)。フェリーの乗客のほとんどが目的一緒だったというのは、少し後に判明。

 江田島へ向かうフェリーからは、海上自衛隊だけで無く、映画「海猿」のロケにも使った海上保安庁の訓練施設と、その訓練風景も見ることが可能でした。

 江田島に到着し、バスに乗って、術学校へ。夏休み中とは言え、平日の割に、随分、見学者がいました。私もその一人という訳ですが。


右は機雷除去作業で爆破した機雷

 江田島の術学校で、見学できるのは講堂と、教育参考館。講堂は入学式と卒業式にしか使わないとのこと。ポール類は砲弾のから薬莢を利用しているのが、海軍らしい。

 教育参考館へ向かう途中、グランドでは歩兵訓練を行っている姿と、表玄関たる表桟橋、そして陸奥の砲塔。

 教育参考館は、内部撮影不可。中には東郷元帥とネルソン提督の遺髪を初め、海軍のこれまで殉職された方の遺品や遺書、その他多数の歴史が収納されていました。大和に飾られていた横山大観の絵や、雪風の操舵輪、東郷元帥や山本五十六長官の遺品なども。一部は靖国や三笠に展示してある物と似ていましたが。

 外には、大和級と長門級の砲弾。そして、特殊潜行艇と海竜(カッタウェイ)が展示。もう一つ、激戦を潜り抜けて生き残った駆逐艦「雪風」の錨。

 砲弾に巻かれている銅のバンドはぴかぴかに。どこの軍隊も磨かなければならないものは一緒のようです。

 見学が終わると、売店前で解散。

 そこで失敗。中で食事を摂らないと港まで行くバスが来るまで、かなり待たされるようになってます。おかげで炎天下36度の中で待つはめに。

 この頃、とある事故が起きていた訳ですが、それを知るのは広島に戻ってからのこと。

 次は、本命その2。大和ミュージアム。

 ところで、ちょうど、江田島中学の職場見学の生徒が別で、引率されて見学に来ていたのですが、案内していた方の携帯ストラップ。

 非常に気になりました。絶対これ

2006/9/7

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2006/8/31

 どうせなら、大和ミュージアムへ行こうと思い立ち、それなら、岩国か、と思いつき。

 ということで岩国と呉、そして江田島へ行ってきました。

 ということで岩国航空基地、駅から歩いて30分。気温35度、38度までは確認。先週と気分は似たようなものでしたが。

 ここは、第1海兵隊航空団(1stMAW)のMAG12と海上自衛隊第31航空群が同居していましたが、頻繁に航空機が離発着を繰り返していました。CH-53スーパースタリオンは、自衛隊機の離陸の合間に離陸していました。


岩国城より

 全てに共通しているのは河口上空で海側への急旋回。市街地や工場地帯上空を海兵隊も海上自衛隊も飛ばないように気を付けているようでした。


自衛隊機も海兵隊のシースタリオンも、離陸直後に急旋回していく

 この日は、錦帯橋と岩国城経由で、宮島へ寄り、そこから広島で泊まり、翌日は江田島と呉へ入りました。

2006/8/17

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2006/8/24

 今年も、去年同様、8月19日に、ジープの機能美展と横田基地祭へ行ってきました。

 海軍のジープと、VOLVOの無反動砲キャリアー。後は、去年とさほど差は無し。ところで、右の無反動砲キャリアー。ナンバープレートついてたんですが、公道走行可ってことですよね?

 次に横田基地。例年、この時期に滑走路でやる訳で。とはいえ、今年は35度から6度と去年より、多少は低かった…といっても、全然ありがたくない炎天下。天気は予報では曇りのち雨から曇りと変わっていきましたが、まあ、晴れるだろうと予想して正解。

 まずは、Semper Fiの会今年は、ピクセルデザートカモバージョンが追加されていました。

退役退役言われながら、まだいるA-10。

F/A-18は、今年は二機とも海軍でした。

EA-6プラウラー。えーと、この機体、狙ったのか知らなかったのか、この時期の日本で、というネタが仕込まれていました。

好例の特殊部隊、海兵隊、そして自衛隊による空挺降下デモ。写真で飛び降りるは、沖縄の特殊部隊。

パラシュート降下後、とぼとぼ歩く特殊部隊員。ところで遠目でデザートかと思ったのですが、実は下記のように新型のデジタルでした。迷彩効果あるんですか? 本当に。

なぜか、空挺部隊のマルーンのベレーで、しかも上等兵。で、何をやっているかというと、ナンパ。

 MICHヘルメットを持っている特殊部隊員。何人かはに第82空挺師団のパッチをつけていました。

お次は、自衛隊。国旗をなびかせての降下。

 食事系。今年も士官食堂のステーキです。下士官食堂、誰も並んでいないし…。というか、飢えと渇きでそこまで歩く気力が…ちなみに、去年より、若干、値段がアップ。その代わり、ビールが、ステーキの値上げ分だけ値下げしてましたし、肉が去年より大きく、また分厚くなっていました。

去年の奴

あ、でも、パンがつかなくなってますね。

横田ベア。多分、胸の刺繍を変えて様々な何とかベアが…。

今年は海兵隊分が少ない、と思っていたら、爆弾処理班のところで見つけた砲弾。

デザートピクセルのTシャツとキーホルダー。そして、スター&ストライプ誌。Semper Fiの会のロゴをデザインされた、元海兵さんは、お元気でしょうか?

おまけ

プラウラー、CVN-75ハリー・S・トルーマン搭載機でした。

おまけ2

当隊の新規導入した兵器。今のところ投入しようとすると雨が降ってデビューならず。

 他の写真は、こちらに

 ついでに、このたび、D200による撮影枚数が2000枚を超えました。

2006/8/17

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2006/8/17

 三ヶ月ぶりに定例のサバゲを実施。

 前回スプリングをノーマルから、0.8Jのスプリングに変えたM-14。ノーマルでは初速98m/sを越えたものの法規制の対象外とされていますが、スプリングを変えた結果。

 最大初速97m/s…ほとんど落ちてないorz

 実際には、初速94m/s前後ですが、当たりですか。この初期ロット。

 もう一挺。マルシンのM-1ガランド。去年80m/s程度だし、本当に規制対象か? と疑問に思いながらの計測。誤解していました。

 まさか、気温30度で初速114m/s出すとは思ってませんでした。しかも重い8mm弾で…orz

 MAXIの名は伊達ではなかった訳で、想定の気温35度なら、幾つ出るんだ? というのは謎ですが、ですが、

 二発目初速80m/s

 三発目初速43m/s

 は、ある意味、期待通り。しかし、このままではゲームに使えないが、どうせ冬になれば作動すらしない代物ではある。

 早急にメーカー送りですが。

2006/8/17

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2006/8/10

 2006年8月5日に行われた横須賀基地ネービーフレンドシップデーに行ってきました。

 今回のメインディッシュは、第7艦隊旗艦LCC-19ブルーリッジ。

 入場門は、横田基地に比べると金属探知機もあり、若干、厳重。ゲート前には、ショットガンを肩に引っ掛けた…Sailorが。

 入場して間もなく、将校クラブのブース。木陰で入り口近くというのは将校だからでしょうか?

 さて、ブルーリッジ。周囲の赤いクレーンは、IHI製。

 入り口にあった海兵隊旗

 艦橋と、来客サービス

 ファランクスやM2はカバーがかけてありましたが、一部を除けば、そのままでした。

 次がマスティン

 左がブルーリッジで展示されていた武器、右がマスティンで展示されていた武器。M79未だ現役。で、ブルーリッジのM14はチェッカリング付き。

 錆びた20mm機関砲

 とグリスまみれのM2

 がらんどうのF-14

 豚の丸焼き昼です

 この手のイベントの楽しみ。アメリカな食事でした。豚焼きすぎてぱさぱさ。地ビールはそれなり。

 帰りに寄った三笠駆逐艦のマスティンより小さいんですよね。砲の数では勝ってますが。

 気温は37.8度。ただ、去年の横田と違って、海風と木陰がある分、多少は楽でした。去年もですが、横須賀は遠い。

 他の写真は、こちらのアルバムにて

2006/8/10

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2006/8/3

 好きな戦争映画の一つは、シンレッドラインです。

 湾岸戦争に参加したアンソニー・スオフォードの兵士個人の視点から見た湾岸戦争従軍記ジャーヘッド。

 絶対にヒットしないで一ヶ月で上映終わるな、と思っていたら、案の定で見損ねた作品。原作はブーツキャンプ時代や、沖縄時代、そしてサウジアラビアや、帰国後の話を入り交じらせながら、政治も石油も知ったことじゃない、と、どんな思いを抱きながら、何が起きていたかを語っていきますが、映画は入隊から戦後までを順に描かれていきます。

 派手な戦闘シーンは無し、というより、戦闘シーン自体が無い。実際にも、あまりにも海兵隊の進撃が早すぎて、シュワルツコフ将軍は慌てて、海兵隊の側面を守るために第7軍団のフランクス将軍に進撃を命じたほどでした。それもこれも、イラク軍が強いというのはフセインとシンパの脳内だけだった訳ですが。

 撮影には、最初、国防省に協力依頼を出したそうですが、断られたような言い方でしたが、色々条件を出されて映画会社の方から断ったような…。まあ、スオフォードの頭を黒板に叩き付ける訓練教官の場面は確実に削除対象でしょう(かつて硫黄島の砂で、ジョン・ウェインが部下を銃床で殴り倒すシーンに、やりすぎ、とクレームが入り、後でダンスをしながら銃剣の訓練を行うシーンが追加された経緯もあります)。

 軍事アドバイザーは湾岸戦争にも参加した海兵隊のダナー先任上級曹長(退役)とマインダー曹長(退役)、武器アドバイザーは湾岸戦争で海兵隊の前線観測員だったロバート・ガロッチ氏。

 俳優たちだけではなく、エキストラたちにもダナー最上級曹長主導による海兵隊の訓練を実施し、それをエキストラに何人かいた元海兵隊員や海兵隊予備役が補佐。

 映画の意図は、戦火の勇気のように、「アカデミー賞寄越せ」的な映画でも、スリーキングスのように、「ブッシュ政権非難」映画(喜んでホワイトハウスで上映したクリントンは、ソマリアでもっとひどいことをやってのける訳ですが)でも、「メディアが伝える気もなかった戦争の真実」を伝えるためでも、反戦が目的でもなく、前線にいる(海兵隊員に限らない)兵士たちが何を考え、そして変わっていくか。原作では、割と、「何いってんだ、こいつ?」な扱いのベトナム戦争に従軍した退役軍人も、映画ではスオフォードに、湾岸戦争が何だったかを悟らせる役割が与えられていたり、監督がドキュメンタリーで語っているように、前線の兵士たちに対する賛歌です。

 面白いか? というと…つまらなくは無かったけれど、特に戦闘シーンがあるわけでもなく、そういうのを期待するかどうかが評価の分かれ目か、と。騙されたと思って観てください。多分、騙されます。

 前線に送られ、次第に壊れていく彼らの姿は、劇中で流れる地獄の黙示録で登場人物が川を遡行するに従って壊れていく様とだぶります。

 映像は、色相と色調を変えて、ざらっとした砂漠の印象を高めています。スリーキングスでも、当時のニュース映像を思わせるように色調をわざとおかしくして編集されていました。

 原作も映画もですが、

「政治がなんだ、石油がなんだ、そんなの俺たちには関係ない。でも、俺たちは海兵隊員だから命令に従って戦い、そして死ぬ」

 ということを語っているわけで。

 ところで、作中、無線機PRC-77を使っていて、さっぱり通じなくて、

「陸軍は衛星電話を使っているのに」

 とぼやくシーンがあります。実のところ、陸軍も無線機不足で、それこそPRC-77(全トランジスタ化)どころか、PRC-25(半真空管、半トランジスタ)まで倉庫から引っ張り出したのが実情でしたし、海兵隊はデザートカモフラージュユーティリティに身を包んでいましたが、主力であった陸軍の第7軍団の大半はウッドランドカモフラージュユーティリティのままで、支給が完了したのは戦闘終了後のことでしたから、戦車などの重装備はともかく、個人装備に関しては海兵隊の方がましだったと言えなくもない。

※M-1主力戦車が海兵隊に配備されるのは、1990年12月18日(第2海兵師団第2戦車大隊)から。劇中のメインバトルタンクは戦火の勇気で使用したセンチュリオン改造戦車でしょうか?

 DVDは、特典として未公開映像集と、ドキュメンタリー三本。

 ドキュメンタリーは、一つは湾岸戦争やイラク進行作戦から帰還した海兵隊員たちのその後(一般生活に戻った者、反戦運動に参加した者もいますが、全員に共通しているのが、海兵隊は良かったです)。もう一つが撮影の舞台裏として、俳優たちのものとエキストラたちのもの。エキストラの中には湾岸戦争やイラクから帰ったばかりの者、或いはこれからイラクへ向かう者も。

他に色々と。

 原作の文体が翻訳の関係もあるのでしょうが、グスタフ・ハスフォードの「フルメタルジャケット」そっくり。

 この映画で、Marine's Hymn(映画のクレジットでは、The Marine Corps Hymn)を演奏しているのが、Grenadier Gurards Band.第1近衛?Σ('▽';)

 最後に俳優たちのドキュメンタリー。サイクス二等軍曹(三等曹長という訳にどうしてなったのかが不思議ですが)演じるジェイミー・フォックスが、

「歩哨に立つレイ・チャールズ」

 という物真似を披露するのですがアカデミー賞ものの上手さでした。

湾岸戦争はこちら

2006/8/3

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2006/7/27

 リネアクトでは、装備を揃えることも重要ですが、もう一つ儀仗もきちんとしなければなりません。

 軍にとっては基本中の基本なので、マニュアルとできれば映像で資料が欲しいところですが、マニュアルはあっても、映像の無い軍だと難易度が跳ね上がります。隊でもマニュアル解読で、儀仗のスタイルが一変しましたが、若干、考証の余地が残っています。

 とはいえ、簡易マニュアルでもきっちり載せて、しかも、イラストと写真付きのマニュアルが用意されているアメリカ軍の儀仗ですら…何年か前ですが、号令を全部日本語で行い、(自衛隊式だったため)お辞儀までしていたのは苦笑するしかありませんでした。

 一応、フルメタルジャケットは割といい加減ですので、参考にするなら、当時の現役海兵隊員がエキストラのトリポリ魂の方を。主人公とスミス一等軍曹の確執や、主人公とヒロインのロマンスはどうでも良く、ただひたすら当時の海兵隊の制服、儀仗と行進を見るだけの映画ですし。

2006/7/27

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2006/7/20

 日曜日は雨というせいで、定例のサバゲが三ヶ月連続中止となっているおかげで、折角、スプリングを交換したM-14の出番がありません。

 ふと、思い付いて手を出してみれば、思いの外、厄介な代物で最初は写真を撮っておこうと思いながら、結局、断念。

 そこまで苦労して交換したのも、東京マルイの公称では今度の銃刀法改正の対象となる製品は無いとなっていますが、M-14の初期ロットは絶妙な設計で、箱出しで初速95m/s出してくれまして、その時点では問題ないのですが、手賀沼のレギュレーションではぎりぎりの線。そのうえ、次第に調子も良くなり、一度初速98m/sにまであがりました。

 法改正による威力の計算式ではぎりぎりですが、取り敢えず、「高威力」を歌った(本当は長射程、高命中精度)カスタムは消える(ヤフオク等で高値で取り引きされるでしょうけれど)わけですし、それらは違法改造で済ませられますが(件のガス湯沸かし器と違って)、箱出し状態ですら、各所のサバイバルゲームフィールドで使用禁止(或いはフルオート禁止)となったのは既に伝説かもしれません。

2006/7/20

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2006/7/13

 アメリカ独立記念日(230周年)に合わせた打ち上げ花火なら、性が悪い。そうでないなら、質が悪い。結局のところ、性質が悪い、と。

 かまってもらいたいので盛大な花火を打ち上げ。金寄越せと言おうとしたら、案外、強硬な反応なので逆ギレ。

 というのに関連して、間が悪い軍事評論家が現れたり、自衛隊とアメリカの活動にはあれこれ文句言う連中が、沈黙していたり。なぜか、ニミッツ級に抗議していたり。どうせ、団体数と参加人数に差は無かったり、と色々ですね。

 準備から、発射まで大分間が空きましたが、やっぱり、燃料注入に時間がかかったのでしょうか?

 あの大きさに空気入れるの大変だったろうに。ペットボトルロケットを即座に飛ばしたかったら、ガスガンのガスを入れると早い。その代わり、あまり、飛びませんが。

 それで、多少面目を失った国が俺が何とかすると言い出して交渉にあたっているようですが、恥の上塗りに…或いはそれを狙って、かつてベトナムを侵略したときのように南下する気とかいうのは冗談として、もし、そうなったとき、とある集団はどんな行動を取るでしょう?

 1 アメリカ大使館前で反戦を叫ぶ。
2 侵略するな、とアメリカ大使館前で叫ぶ。
3 日本政府を非難する。
4 アメリカの核廃絶を叫ぶ。
5 アメリカ海軍の原子力空母反対と叫ぶ。
6 中国大使館前で、日本は謝罪と賠償を、と叫ぶ。
7 何も言わない(でも、取り敢えず、遺憾とかは言っておく)。

 超大穴で、祝電を打つ。

2006/7/13

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2006/7/6

 南北揃って斜め上。一発撃つだけなら、誤射かもしれないそうですが、六発以上撃ったら、何でしょう? 少し変わった花火大会?

 は、どうでもいいとして。29日発売。スーパーラジコンで購入。予備マガジン付で12900円。


翌日購入したレンズで撮影、というのは関係なく。

 パッケージは、凝ってます。というか、最近の東京マルイは、変にこだわっている。

 外見は、ブラスト仕上げをし、保護用のシリコンオイルが塗ってある。購入したら、拭いた方がいいかもしれないくらいに。そのおかげか、金属パーツとの色の差が歴然と。写真ではわかりにくいのですが、実際にはかなり差がある。トリガーガード内のパーティングラインもきちんと処理されているし、

 刻印も実際に打刻するなどこだわっているのですが、バレルも、

 と変に抜けている部分も。全体的な外観は、WAやKSCと比べると、少しエッジが立っていない感じですが、なぜか、フロントサイトは角張っている。

 作動は良好。BB弾は26発。適当につめて、一列になっていてもジャムなしで全弾発射。ブローバックは、KSCより強い。というより、KSCが弱すぎるんだな。スライドキャッチは、実は表に出ている部分はダミーで、実際には内部の金属プレートで止めることで耐久性を向上させています。また、バレルとスライドのぶつかる部分もぶつかっているように見えて、実はぶつかっていないので、ここがめくれる心配もないなど、作動面と耐久性を何より考えているようです。だったら、マガジンリップをプラ製にするのは止めてもらいたいんですが。

 ホップ調整は分解して。KSCと違って、かなり楽。実銃と同じ分解方法となるとKSCですが、実際に外すのなら、WAやマルイの方が楽。もっとも、ホップ調整のたびに分解するのも面倒ですが。

 それはそうと、東京マルイ、お前もか。

 KSCと違って、ハーフコックの位置で止まるから、安全装置を兼ねてはいるのだけれど。マガジンを入れていると完全にはハンマーダウンができない。説明書にも、応急的なものでしかないと明記。だったら、ハンマーダウンができるようにしておけ、と。


比較(上段:左WA、右KSC 下段:右マルイエアコッキング以下AC、左同ガス)
左から、AC、ガス、WA、KSC

こう並べるとマルイのガスのバレルとスライドの色の差が歴然。

 全体的な造形は、WAやKSCと比べると見劣りしますが(特に金属とプラとの色合いの差が)、刻印などは良くできています。動作も確実で、ゲームで使うと割り切る方がいいのかもしれない。

 それと朗報。マガジンを内向きにすると、米軍のガバメントのマグポーチに何とか二本収納できる!!

 命中精度とかは、何れ。部屋の中だと二メートルもとれないので。ただ、装弾数26発ではあるけれど、ガバメントのマガジンの構造故…ガバメントのマガジンは薄いのでガスタンクの容量が小さい分、26発撃つ前にガスが冷えて、ブローバックが鈍くなる。あくまで26発を速射してのことだけれど。

2006/7/6

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