ケサンの攻防(1967/2/1-1968/4/15)
年 |
月 |
日 |
出来事 |
---|---|---|---|
1962 |
8 |
特殊部隊常設CIDGキャンプ設置 | |
1964 |
4 |
海兵通信工学調査部隊の地域調査 | |
1966 |
4 |
第1海兵連隊第1大隊のヴァージニア作戦(成果なし) | |
10 |
第3海兵連隊第1大隊ケ・サンを占有し、作戦開始。CIDGはラン・ヴェイへ | ||
12 |
21 |
特殊部隊ラン・ヴェイにキャンプ設置 | |
1967 |
2 |
第9海兵連隊第2大隊E中隊一個中隊、第3海兵連隊第1大隊と交替 | |
3 |
15 |
守備部隊の第9海兵連隊第2大隊E中隊、第9海兵連隊第1大隊B中隊と交替 | |
4 |
20 |
第3海兵連隊プレーリーIV作戦をケ・サン地域で開始 | |
24 |
第9海兵連隊第1大隊B中隊のパトロール部隊、北ベトナム軍の大規模部隊と861高地にて接触。「丘の戦い」の始まり | ||
25 |
第3海兵連隊第1大隊及び第2大隊、敵の追撃のために空輸開始 | ||
28 |
予備砲撃開始。第3海兵連隊第2大隊(デロング中佐指揮)突撃開始。最初の目標861高地を確保 | ||
5 |
2 |
第3海兵連隊第3大隊(ワイルダー中佐指揮)、南881高地攻略。四日間の激戦に入る | |
3 |
第3海兵連隊第2大隊、北881高地にて敵の反撃を撃退 | ||
4 |
北ベトナム軍、ラン・ヴェイ特殊部隊キャンプ襲撃 | ||
5 |
第3海兵連隊第2大隊、最終目標北881高地確保 | ||
11-13 |
「丘の戦い」完了。戦死海兵隊155名、北ベトナム軍940名。第3海兵連隊ドン・ハに撤収。第26海兵連隊がケ・サンへ移動 | ||
13 |
第26海兵連隊長パドレー大佐、ラニガン大佐と交替 | ||
第26海兵連隊第1大隊の各部隊、南881、861、950高地に前進基地構築 | |||
クロケット作戦開始 | |||
6 |
13 |
増援を受ける敵部隊と接触。第26海兵連隊第3大隊(フーチ中佐指揮)、ケ・サン戦闘基地まで空輸 | |
16 |
クロケット作戦終了。戦死海兵隊52名、北ベトナム軍204名 | ||
17 |
アードムーア作戦開始 | ||
8 |
12 |
第26海兵連隊長パドレー大佐、ラウンズ大佐と交替 | |
13 |
ケ・サン周辺の連絡途絶のため、第26海兵連隊第3大隊K及びL中隊、第9海兵連隊と交替及びキングフィッシャー作戦 | ||
17 |
ケ・サン航空基地、誘導路の修復及び拡張のため、閉鎖 | ||
中旬 |
北ベトナム軍、国道9号線を遮断 | ||
9 |
2 |
第26海兵連隊第2大隊、ケ・サン戦闘基地へ出発 | |
3 |
第26海兵連隊第3大隊残余、クアン・トリ省まで後退 | ||
27 |
新ラン・ヴェイ特殊部隊キャンプ設置 | ||
10 |
27 |
ケ・サン航空基地、再開。C123輸送機着陸 | |
31 |
アードムーア作戦終了。海兵隊戦死10名、北ベトナム軍戦死113名 | ||
11 |
1 |
スコットランドI作戦開始 | |
28 |
トムキンス少将、戦死したブルーノ・ホクマス少将の後任として第3海兵師団長就任 | ||
12 |
13 |
第26海兵連隊第3大隊(オルダーマン中佐指揮)、ケ・サン周辺の北ベトナム軍の活動活発化により、ケ・サン戦闘基地へ帰還 | |
21 |
第26海兵連隊第3大隊によるケ・サン基地西側の五日間の広域捜索によって北ベトナム軍の増強の証拠が発見される | ||
1968 |
1 |
2 |
主力防衛線の西端近くで北ベトナム軍将校5名を殺害 |
ケ・サン地域に北ベトナム軍2個師団到着 | |||
15 |
ナイアガラ作戦開始 | ||
16-17 |
第26海兵連隊第2大隊(ヒース中佐指揮)、558高地占拠 | ||
MASS-3による地上制御レーダー爆撃作戦 | |||
17 |
第3偵察大隊B中隊所属の偵察チーム、北881高地近郊で待ち伏せを受ける | ||
19 |
第26海兵連隊第3大隊I中隊のパトロールの待ち伏せ地点捜索中に推定25名の北ベトナム軍兵士と戦闘し、支援攻撃を得て撃退 | ||
翌日の北881高地掃討のため、第26海兵連隊第3大隊M中隊の二個小隊、南881高地へヘリにより空輸、同様に第26海兵連隊第3大隊I中隊(ダブニー大尉指揮)が増派 | |||
20 |
I中隊、北881高地南斜面を占拠した北ベトナム軍と交戦。戦死海兵隊7名、北ベトナム軍103名 | ||
北ベトナム軍中尉の証言により、ケ・サン基地に緊急事態発令 | |||
MASS-3、ケ・サンに移動 | |||
20-21 |
北ベトナム軍、861高地の第26海兵連隊第3大隊K中隊に対する攻撃を開始。遺棄死体47 | ||
北ベトナム軍国道9号線の遮断に着手 | |||
21 |
北ベトナム軍、ケ・サン戦闘基地に対する重迫撃砲、野砲、そしてロケットによる攻撃を開始。ケ・サン基地の第1弾薬庫破壊に成功 | ||
ケ・サン村の防衛線を北ベトナム軍が突破。ラウンズ大佐、防衛線をケ・サン戦闘基地周辺まで後退 | |||
22 |
ナイアガラ作戦増強 | ||
第9海兵連隊第1大隊(ミッチェル中佐指揮)、ケ・サン戦闘基地に到着。ケ・サン戦闘基地南西のロック・クワリーを確保 | |||
第26海兵連隊第2大隊の側面の援護部隊として558高地から861高地の突出した稜線北東部へ同部隊E中隊が再配置され、861A高地と定められる。 | |||
23-28 |
ケ・サン戦闘基地に避難していた避難民多数を空輸により疎開 | ||
27 |
南ベトナム軍第37レンジャー部隊、ケ・サン戦闘基地に到着 | ||
30 |
テト攻勢 | ||
B52によるケ・サン周辺への初爆撃 | |||
2 |
5 |
北ベトナム軍大隊、861A高地を攻撃。E中隊防衛線北の区画に橋頭堡を確保するも撃退される。戦死海兵隊7名、北ベトナム軍109名 | |
7 |
ラン・ヴェイ特殊部隊キャンプ陥落 | ||
8 |
現地の軍及び民間職員約3,000名が陸上輸送によってラン・ヴェイからケ・サンまで移動後、数百人の難民を所持品検査の後、空輸にて移送 | ||
増強された北ベトナム軍により、第9海兵連隊第1大隊防衛線の一部が突破され、西500メートルのA中隊と交戦、三時間後、150名の損害を受けて撤退 | |||
ラウンズ大佐、第9海兵連隊の防衛線放棄を決定 | |||
10 |
VMGR-152のKC-130H輸送機、接近中に被弾(6名死亡)。以降、ケ・サン基地への補給は空中投下に変更 | ||
21 |
砲撃の後、南ベトナム軍第37レンジャー大隊前線に北ベトナム軍中隊が接近し、撃退される(25名-30名が戦死) | ||
23 |
ケ・サン戦闘基地への一日の着弾1,307発(全期間の最高記録) | ||
25 |
「運命のパトロール」。第26海兵連隊第1大隊B中隊のパトロール部隊29名、ケ・サン戦闘基地南で待ち伏せを受け壊滅。23名戦死、1名捕虜。大隊長ウィルキンソン中佐は、この責任をとり、解任 | ||
29 |
北ベトナム軍連隊、南ベトナム軍第37レンジャー大隊防衛線を攻撃開始 | ||
3 |
1 |
南ベトナム軍第37レンジャー大隊の防衛線防衛成功。北ベトナム軍突破失敗 | |
6 |
空軍のC123輸送機誘導路西で撃墜。海兵隊43名、空軍4名、海軍1名が戦死 | ||
7 |
大規模避難民、ケ・サン基地から空輸にて移送 | ||
8 |
南ベトナム軍パトロール部隊、滑走路西の敵塹壕線を攻撃。北ベトナム軍26名を殺害 | ||
10 |
ペガサス作戦立案 | ||
15 |
アメリカ軍情報部、ケ・サン地域からの北ベトナム軍主力部隊の撤退を確認 | ||
23 |
ケ・サン戦闘基地への一日の着弾1,109発(3月中の最高記録) | ||
24 |
第9海兵連隊第1大隊A中隊のパトロール部隊、防衛線の西で交戦し、北ベトナム兵31名を殺害 | ||
25 |
第1騎兵師団第9騎兵連隊第1航空隊がペガサス作戦準備のために事前偵察を開始 | ||
30 |
第26海兵連隊第1大隊B中隊によるケ・サン戦闘基地の南の北ベトナム軍陣地へ攻撃。戦死海兵隊9名、北ベトナム軍115名 | ||
スコットランドI作戦終了。戦死海兵隊205名、北ベトナム軍1,602名(10,000-15,000が戦死と推定) | |||
ペガサス作戦のため、第1海兵連隊及び第1騎兵師団陽動作戦開始 | |||
31 |
ナイアガラ作戦終了 | ||
4 |
1 |
ペガサス作戦開始 | |
第1海兵連隊国道9号線を攻撃開始 | |||
第1騎兵師団第3騎兵旅団、LZマイク及びケイツを確保 | |||
カ・ルからケ・サンへの国道9号線修復開始 | |||
3 |
第1騎兵師団第2騎兵旅団、LZトム及びウォートンを確保 | ||
4 |
第5騎兵連隊第1航空隊、LZウォートンから北西へ移動し、旧フランス砦近くの敵部隊を攻撃 | ||
第9海兵連隊第1大隊、ロック・クワリーから南西へ移動し、471高地を襲撃 | |||
旧フランス砦及びケ・サン村確保 | |||
5 |
471高地で敵の反撃を撃退。北ベトナム軍122名が戦死 | ||
第1騎兵師団第1騎兵旅団、カルを出発し、LZスナッパーを攻撃 | |||
6 |
南ベトナム軍第3空挺部隊一個中隊、ケ・サン戦闘基地に空輸 | ||
第9海兵連隊第1大隊、第1騎兵師団第2騎兵旅団に471高地を任せ、北西の689高地の掃討を開始 | |||
第1騎兵師団第1騎兵旅団、ケ・サン戦闘基地北にヘリで空輸 | |||
第26海兵連隊第2大隊及び第3大隊、戦闘基地から出撃し、G中隊が交戦。北ベトナム兵48名を殺害 | |||
8 |
第7騎兵連隊、第26海兵連隊と合流 | ||
第26海兵連隊第1大隊、西への攻撃開始 | |||
南ベトナム軍第3空挺部隊、LZスネークを急襲。北ベトナム兵78名を殺害 | |||
9 |
アメリカ軍、ラン・ヴェイ基地を奪取 | ||
ケ・サン戦闘基地滑走路再開 | |||
10 |
ロッソン中将、ケ・サンに到着し、ア・シャウ渓谷におけるデラウェア作戦の準備のためにトルソン中将を後退させる | ||
11 |
国道9号線修復完了 | ||
第1騎兵師団、デラウェア作戦のためにクアン・トリへ撤退 | |||
南ベトナム軍第37レンジャー大隊、ダ・ナンへ撤退 | |||
12 |
第26海兵連隊長ラウンズ大佐、メイヤーズ大佐と交替 | ||
14 |
第26海兵連隊第3大隊、北881高地を攻撃。戦死海兵隊6名、北ベトナム軍106名 | ||
15 |
ペガサス作戦終了 | ||
第3海兵連隊によるスコットランドII作戦開始(1969年2月28日に終了) | |||
18 |
第26海兵連隊、ドン・ハのキャンプ・キャロルへ撤退 | ||
5 |
13 |
パリにて和平会談開始 | |
23 |
ジョンソン大統領により、ホワイトハウスにて第26海兵連隊と支援部隊に大統領感状授与 | ||
6 |
19 |
第1海兵連隊及び第9海兵連隊により、チャーリー作戦開始 | |
ケ・サン戦闘基地の撤退及び解体開始 | |||
7 |
5 |
ケ・サン戦闘基地閉鎖 | |
6 |
チャーリー作戦終了。ケ・サン戦闘基地より完全撤退 | ||
11 |
689高地にて第1海兵連隊第1大隊と北ベトナム軍交戦。ケ・サン地域最後の戦闘 |