名家に生まれ、優秀な嫡男としての自分を演じ続ける真澄。

鏡と揶揄される、万華鏡のように色々な印象を残す少女、樹。

真澄は出会った瞬間に、樹は無意識に。

ひかれあう二人の過去と未来。


 本 編 
第一話 嘆きの万華鏡
前編  後編
止めたかった。止められなかった。
後悔と悲しみの間で少女は揺れる。
第二話
迷い子に捧げる懺悔
刻み込みたい。
それはただ、醜悪なほどの愛ゆえの執着。
第三話 棘のヌキカタ
前編  後編
愛してはいけない人だった。愛することが毒だった。
それでも。それでも――。
第四話 道化師の生き様
前編  後編
ただ一人真実を知る彼は、知ってるがゆえにただ踊る。
愚かしい、道化師の舞を。
第五話 鏡の中の他人
前編  後編
世界一大嫌いな男。自分とこれだけ似ているのに、
たった一つだけ、決定的に違う男。
第六話 必然の邂逅
前編  後編
何故出逢った。何故惹かれた。
それは必然だったのかもしれない。
第七話 白き密室の幽鬼
前編  後編
白い密室の中で彼は叫ぶ。
このままでは終わらない、終わらせるものかと。
最終話 愛しき詐欺師
前編  後編
さあ拍手あれ。
詐欺師の一世一代の大舞台に。
終章
祝福のために鐘が鳴る
鐘の音を背に二人は歩み始める。
そう、幸せへと――。
おまけ
登場人物紹介

あとがき

Web小説カップルに
30の質問 真澄&樹編
蛇足ではありますが、暇つぶしにでもなれば幸い。


 番 外 編 
絶対 真澄は樹に何を求めているのか。学生時代。
逢い引き
前編  後編
初めての二人だけの外出。学生時代。
三者三様 それぞれの思惑。学生時代。
満たされるまで 泥のように心にまとわりつく不安。
物語後の二人の気持ち。新婚さん。


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