イタリア駐在員は見た! イタリアってこんなとこ!?

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食事

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イタリアといえば世界でも人気のイタリア料理。たしかにうまい。これだけでもイタリアに来た甲斐があったってもんだ。

イタリア人総グルメと思うくらい、イタリア人は食に精通している。料理が好きな男性も多い。

この料理の作り方、あの食材の産地、このエリアの名物料理、○○料理のおいしいレストラン...
気が付くと、ずっと食べ物の話をしていることもある。


◇INDEX◇
レストラン
イタリア料理
ワイン
朝食
昼食
夕食





■レストラン

もちろんイタリアンが圧倒的に多い。外国料理の普及率は日本に比べ低い。
なぜなら、イタリアンが十分にうまいから外国料理は必要ない。あと、イタリア人の「イタリアNo.1」意識が裏にあるのも見逃せない理由だろう。

毎日のようにイタリアンを食べいて思うのだが、やはり和食はとても優れた食文化だと思う。
世界に誇れる。
事実、多くの日本食レストランが世界に進出している。

でも、うちの会社の連中は和食を食べたこともないヤツラが多い。
そのくせイタリア料理は最高、世界一、etc.と毎日のように言われる。
じゃあ、ってことで、日本食レストランに一緒に食べに行こうと誘っても、後ろ向きな返事が返ってくる。
まあ、オリーブオイルとチーズに侵された彼らの舌では、和食の奥深い味は理解できないかもしれない。

おっと、話をレストランに戻そう。

おいしい(高い)レストランでも格式ばったところは少ない。
ネクタイ着用のレストランはまだお目にかかったことがない。(というか、そんな高いところに行けないだけなのだが。)
子供づれの姿も多く、あまり気にしないで利用できるのは我々にとってかなりうれしい。

夕方は7時から8時くらいからオープンする。ピークは9時以降。日本と比べると遅い。
オープンまでの時間はBARなどでおしゃべりしながら一杯、というのが最近のスタイルらしい。(「アペリティーボ」とか「ハッピーアワー」と呼ばれている。たぶん輸入文化。英国から?米国から?)

レストランは家族や友人と楽しく過ごすためのところという位置づけなので、一人だと少し目立つ。

値段は決して安くはない。まともなディナーをすれば、少なくとも25ユーロ、いや、30ユーロ/人は必要ではないかと思われる。
すこしいい所に行くと、50〜60Euro/人くらいかるく行ってしまう。もちろん、オーダーによる。




■イタリア料理

詳しく書くとキリがないし、あまり得意ではないので、極簡単に。

1)アンティパスト(前菜)やサラダ
2)プリモ(第一の皿):パスタやリゾット
3)セコンド(第二の皿):メイン料理。基本的に肉or魚料理
4)時にチーズやサラダ
5)ドルチェ(デザート)
6)リキュール(リモンチェッロなど有名)
7)カッフェ

という順番で、食べて行く。
決して全て食べるわけではなく、自分の好みや腹の具合と相談しながら、適当に間引く。

地方料理が多くある国なので、出かけた際は普段お目にかかれない味に出会える。

飲み物はもちろんワインがメインだが、最初にビールを頼む人もまあいるかな。その場合でも必ずと言っていいほどワインが来る事になるのだが。
ちなみに、ピッツァの時はビールが普通のようだ。



■ワイン

いーーーーーっぱいありすぎて、よくわかりましぇーん。
それぞれの地方にそれぞれのワインがあり、どの地方の人も「うちとこが一番や!」って思っているので、
「どこのワインがおいしいの?」
なんてイタリア人に聞いてもまともな答えが返ってこない。

もう考えるのが面倒なので僕はハウスワインを頼む。
十分にうまいので気にすることはない。(←負け犬)

スーパーのワインコーナーにも安くておいしいワインが目白押しだ。
たとえ、2Euroのワインでも十分においしかったりする。
ワインをお土産に、なんて考えている人はスーパーを利用されてはいかがだろうか。

ところで、日本では、一般的に、イタリアワインとフランスワイン、どちらが人気だろう。
イタリアでは、良く考えると当たり前なのだが、フランスワインがなかなか手に入らない。
なので、普通のイタリア人はフランスワインのことを知らない。口にしたこともない。もちろん、スペイン、チリ、カリフォルニア、などなど、その他の国についてもしかりだ。
でも、イタリアワインが世界一おいしいと信じて疑わない。まあ、確かにおいしいよイタリアワイン。
そこで、フランスの赤ワインって一般的にイタリアのより重い味で...、なんて言おうものなら、
「イタリアにも○○に□□というワインがあって、それはあーでこーでどーでそーで・・・。」

イタリアで、他の国の食べ物・飲み物の話しはしない方が良い。

(ワイン愛好家の方、僕が変なことを言っているようでしたら、ご指摘ください。)




■朝食

イタリア人の朝食は極めて簡素。
カプチーノとブリオッシュ(クロワッサン・菓子パン)でおしまい、といった感じ。
人によってはクッキーのようなものやシリアル等、色々だが、とにかく、コーヒーに甘いもので簡単に済ませてしまう。
出勤途中のBARで済ませる人も多い。

夕食が重いという理由からだと思われる。
朝食を作る人にとっては、楽が出来てよいだろう。

ちなみに、このあたりでも、和食文化のすばらしさを再認識してしまう。
やっぱり朝はちゃんと食べないとね。
日本の朝ごはんってすごい。



■昼食

プリモとサラダとか、セコンドとパンだとか、パニーノ(イタリア風サンドイッチ)とか、ピザとか、フォカッチャとか、その時の腹具合で色々だ。
しっかり食べる人もいれば、簡単に済ませる人もいる。
食べるものが違うだけで、そこは日本とそう変わらない発想だろう。
ラーメン一杯で終わらせる人もいれば、アジフライ定食を頼む人もいる...



■夕食

夕食はイタリア人にとって最も大切な時間。
現代日本のように、子供だけで簡単に済ませて、とか、父親抜きで、とか、あまりないようだ。
残業の少ないイタリアではのことかもしれない。
さすがのイタリアも近年は違ってきているかもしれないが。

ちなみに、日曜の昼食が週のメインの食事で、このときは家庭でもフルコースを楽しむようだ。
友人を呼んだり、家族を招いたり、といったことも多いとか。



■水

水と安全はタダではない。
これは日本以外では常識だが、イタリアでも同様に水道水は飲めない。いや、飲めないことはないが、みんな飲んでない。

家庭でもペットボトルの水を購入し、料理や飲み水に利用する。
ある程度はストックが必要なので、必然的に買い物は大仕事になってしまう。

ちなみに我が家では、BRITAの浄水器を愛用している。
ブリタ(←クリックするとリンクに飛びます)
これ、とても優れもの。おそらく、こちらで一番普及している浄水器だ。(日本でも人気のようですね)


水道水にはカルシウムがたっぷり。
こまめに掃除しておかないと、水周りが真っ白になったり、蛇口のフィルターが詰まって水がチョボチョボ...となる。
で、専用の薬品が売られている。

また、このカルシウム、洗濯機にも悪さをするため、洗剤と一緒に別の薬品も入れる。
アイロン用の水も売られている。



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