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治安
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命を狙われるようなことはほとんどないようだが、サイフやかばんは良く狙われる。
僕も未遂だったが何度か狙われた経験がある。
在住日本人に聞くと、被害の大小はあるにせよ、皆、何らかの経験を持っている。
イタリアの南側はさらに危険なようだ。
日本人は金持ちのイメージがあり、簡単に見分けが付くので狙われやすい。
いや、実際金持ちだ。
給料が多いと言う意味でも金持ちだし(詳細は給料のページ参照)、現金を持ち歩く、と言う意味でも金持ちだ。
レートがどうのこうの、トラベラーズチェックがどうのこうの言ってないで、カードを持つべきだ、と僕は思う。
なくなるよりマシではないかと。
ちょっと視点を変えて、スルほうの立場で考えたことはあるだろうか。
あなたがスルとして(しちゃだめよ)、誰を狙うだろうか。
繰り返すが、
・日本人は金を持っている(現金を持ち歩いている)と思われている。
・日本人はすぐに見分けが付く。
のだ。
スルほうの立場で『リスク』と『リターン』を考えた場合、日本人を狙うのは当然のことなのだ。
これは我々日本人の宿命である。その対策は、他の国民よりも慎重にすべきである。
ところで、イタリアは、スリだけでなく住居侵入のどろぼうも多いらしく、家のドアには複数のカギがある。
我が家は入り口に2重でドアが有り(ドアを開けたらまたすぐドア)、それぞれ一つずつ、合計2つカギがある。
家によってはドアに2つ3つとカギがある。
また、窓には外窓(雨戸のようなもの?)やシャッターが必ず付いており、ちょっとした外出でも必ず閉めるように、と言われている。
イタリア人に、日本の窓はガラスだけだと教えると、治安は大丈夫なのかと驚かれる。
まあ、最近物騒な日本も、窓の外にシャッター等付いている様だが、一階だけとか、道から見えない窓だけなどではないかな。
イタリアでは例外なく、どの窓にもついている。
ところで、車の中は安全だろうか。
こちらでは車の中にカバン等を入れたままにしていると、窓を壊され、とられてしまう。
外から見て、目の付くところに何か貴重品っぽいものがあると、標的になる。
いくら、ゴミの入った買い物袋でも、泥棒が「貴重品では?」と思えば、窓を壊し、試みるだろう。
中身はどうでも良くても、窓の修理代は痛い。
また、車内放置だけでなく、トランクへ荷物を積み込むタイミングも重要だ。
例えば、高速道路の休憩所で食事あるいはトイレのために車を駐車するとしよう。
そして、荷物を車内に放置するのが危険と思い、トランクへ移動させたとしよう。
帰ってきたときは、トランクのロックが壊されて、荷物がなくなるのだ。
犯人はどこかでずっと狙っている。犯行後は、さっさと退散。見つからないというわけだ。
【参考1】 〜ナポリは怖いところなのか?〜
一口にイタリアの治安、と言っても、都会から田舎から、南から北から、色々です。
で、もっとも危険と言われている(?)ナポリでの事例を、以下にあげておきます。
すべて友人から聞いたものなので、どこかの"噂"とかではないです。
(その友人が嘘をついている可能性もあります:笑)
中にはたいしたことではないものもありますが、本人の身になると、結構凹みますよね。
僕の奪われた2ユーロの時も、その時は結構凹みましたもの。
「最後の最後にこれかよ」
って感じで、旅の全てが台無しになりそうな勢いでした、その時は。
そういうハプニングに慣れてないんですね、日本人。(僕だけかな)
●カッフェで
友人夫婦(夫:ミラノ人、妻:日本人)がホテルの近くのBarに毎日通ったが、値段が毎日違ったとのことです。
イタリア人でも、南側の人間じゃないと分かると、ぼったくろうとします。
彼らは方言で判断します。
●スリ
友人(ミラノ男)はナポリの数日間の滞在中スリ未遂に何度か(2回?3回?)合ったと。
イタリア人でも容赦なく狙ってくるあたり、もう切羽詰ってます。
●車上あらし(1)
車内に荷物を放置すると危ないのは当たり前ですが、トランクの荷物も狙われます。
友人(日本人)は高速道路の休憩所でトイレのために車をとめ、
荷物を車内に放置するのは危ないので、トランクへ移動させました。
帰ってきたときは、トランクのロックが壊されて、荷物がなくなってました。
この被害は大きかったようです。
見てるんですよ、ずーっと。
狙ってるんですよ、すーっと。
●車上あらし(2)
友人夫婦(夫:スペイン人、妻:日本人)がナポリにレンタカーで行きました。
ホテルの駐車場に止めていました。
朝、車のところに行ってみると、ホイルがない。
そして、ドアがボコボコ。
怖いですね。
●レンタカー屋
イタリアのレンタカー屋でナポリに行くと言うと、断られるケースがある。(友人談)
あるいは、車種を指定される。もちろんランクを下げられる。
これは被害の話ではないですが、この事例は実態を表していますよね。
僕が耳にしたものはこのくらいかな。
【参考2】 〜ぼったくられないためのポイント〜
ぼったくられないために、『値段はあらかじめ聞く』と言うのがあります。
タクシーでも、BARでも、どこでも。
当たり前のようで、ついつい忘れてしまったりします。
習慣化するまで、日本でも練習すると良いかも知れません(笑)
もし、自分の気に入らない値段なら、きっぱり断ってください。
露店のジュース売りなど、我々、何度断ったことか。
余談ですが、安く済ませるために、ホテルでスーパーの場所を聞いておくと良いでしょう。
どこのスーパーも値段は普通です。(当たり前)
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