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言語問題
言語問題
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ツーリストのエリア以外はあまり英語が通じないと思った方が良い。
そしてイタリア人の喋る英語は(もちろんレベルによる)イタリア語文法や語彙から直訳してくることが多く(近似言語の弊害か)、普通ではない言い回し(おそらく間違い)や、特殊な語彙を使ってくる。
最初は「???」だったが、イタリア語が少しわかってくると、その理由がわかるようになるだろう。
イタリア語の音は日本人の耳にはなじみやすい。
その分、日本人にとって面白い単語が多くある。→気になる単語参照。
文法は僕にとって絶望的になるほど難しい。
しかし、言語学的に言えばイタリア語はまだ優しい方、とのこと。
いずれにせよ、生活するには片言のフレーズの取得は必須である。
ちなみに僕自身は仕事が全て英語なので、仕事上はイタリア語不要。
でも一歩オフィスを出ると、そこはイタリア語の世界。
サバイバル伊語を取得中。
昼食は会社の連中と食べるのだが、その間の会話はほとんどイタリア語。
(僕は蚊帳の外。孤独だ。これなら一人でいる方がマシ、と真剣に思う。)
また、ベンディングマシンがオフィスの一角にあり、そこでカッフェをすすりながら色んな社員との会話の場になるのだが、もちろん、イタリア語。
遠く日本から来た社員に気を使うことはない。
まあ、当たり前だ。僕はおとなしく孤独にカフェをすすってるよ。
だが、勘弁して欲しいのは、「なぜ君はイタリア語を話さないの?ここはイタリアなのに。」と言われることだ。
一部の世間知らずな人たちから良く言われる。同じヤツに何度も言われることもある。
半分冗談だとは思うが、わかっていてもこの問いは、ものすごいストレスとして僕に襲ってくる。
僕も色んな回答を準備している。
「勉強しているよ。レストランや買い物で何とかなる程度にはなったけど、イタリア語は難しいよ。」
「僕の仕事は全て英語で、仕事上イタリア語は必要ないんだよ。それに英語もまだ満足なレベルではないから、英語も勉強中なんだよ。イタリア語まで手が回らないよ。」
「君が英語を話すのと、僕がイタリア語を話すのとどっちが会話がスムーズだと思う?すでに君は英語が話せるじゃないか。」
「たったの一年ちょっとの滞在で、君は新しい言語、例えば日本語を、どこまで話す自信がある?」
言語問題は、本当にストレスだ。
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