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本 - Hill Climber's ChangeLog

最終更新時間: 2009-11-12 16:03

2009-06-19

マルティアリスって知っている?: []



一体いつからだろう。
通勤の共に、「ローマ人の物語」(文庫版)を読み出したのは。
今、23巻まで進んで面白いことはたくさんあったのだが、
23巻の付記、つまりおまけとして書かれていたマルティアリスという
人とエピグラムという風刺詩というものを知った。
著者の塩野七生しによれば、3行から10行で終わり、最後の1行で
決める(風刺を効かす)形式らしい。

この本の最後に紹介されたエピグラムがすごいお気に入り。

人生を愉しむのは明日からにしよう、だって?
それでは遅すぎる、ポストゥムスよ。
愉しむのは今日からであるべきだ。
いや、より賢明な生き方は、
昨日からすでに人生を愉しんでいる人の生き方ですよ。

2007-11-07

魍魎の匣が映画になるそうだ: [][映画]



京極堂シリーズが映画になるのは2作目との事。
既に1作目があったなんて全っ然知らなかった!

オフィシャルサイト によると

既に2006年の1月に制作発表していたようだ。

2007-06-07

世界の日本人ジョーク集: []



おもしろい!

民族ごとの行動の差異を笑いのモチーフにする類のジョークを
エスニックジョーク(ethnic joke)と言うらしい。
必ずしも日本人をオチにしているものばかりじゃないけどこの手の
面白いジョークが多いよ。

他にもキョウトの夜、とか。。。

ここにネタを書くわけには行かないよなぁ。

2007-06-07

京極夏彦の「狂骨の夢」: []


ストーリー自体はよく練られていて、一見関連のない複数の事件が
京極堂によって一本の糸でつなげられて行くのはお見事。

ただ、前半は京極堂は全然出てこず。
京極堂のウンチクも面白い要素だと思うのだがそれがあまりなかった。
そのせいか前の二作([2007-03-22-1])に比べるとちょっとパンチが弱
かった感が否めないなぁ。

2007-03-22

今更ですが京極夏彦です: []

京極夏彦氏の作品はかなり前から興味があったんだけど、本屋で見
るとその分厚さが目立つので敬遠していた。普通、1000ページあっ
たら「上巻・下巻とかに分けるだろっ」と思うようなのが1冊だか
らね。何巻もある作品でも普通に読めるんだけど、やっぱり分厚さ
いと迫力あるよ。

で、デビュー作と2作目の作品である「姑獲鳥の夏」と「魍魎の匣」
を続けて読んだ。
 

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Referrer (Inside): [2007-06-07-1]

2006-12-11

夜のピクニック: []


by 恩田睦

2005年本屋大賞受賞作。
高校生が夜を徹してひたすら歩くというイベントを通して、特殊な事
情に悩む高校生の心理描写がすばらしい。
親しい友人でも普段はしないような話題を通して新しい発見があった
り、またその友人たちの助けもあって未来に対して明るい希望を抱け
るようになっていく、というその辺の描写がすばらしいです。

なにかこう、自分の高校時代の感覚がよみがるような、さわやかな気
分になれました。

(「事情」は、ありがちな恋愛モノでないのがまたよいですね)

2006-09-28

江戸川乱歩傑作選: []


江戸川乱歩の初期の短編集。
 二銭銅貨(デビュー作品)、二病人、D坂の殺人事件、心理試験、
 赤い部屋、屋根裏の散歩者、人間椅子、鏡地獄、芋虫

乱歩モノを読むのはいつ以来だろう。中学くらいか?
ともかく、全く記憶にないので新鮮に読めた。

特に最後の三作は、推理小説ではない純文学と言ってもよいような
心理描写で面白かった。
どれか一つを選ぶなら、人間椅子です。
次点は二銭銅貨か。

2006-09-08

診療室にきた赤ずきん: []



精神科を訪れた患者の症状を昔話や童話を用いて紐解いていく。
あれこれと専門的な説明をするよりも効果が上がるらしく、本書では
いくつかの実例を用いている。

ネタバレするといけないので詳しくは書けないけど面白い。
2回読み返した。

2006-07-28

重力ピエロ: []



夏になると、書店には出版社ごとに青少年向け(?)に100冊くらい
をピックアップしてお揃いの帯をつけた文庫本が並ぶコーナーが
できる。
それらにセレクトされている本は、古典や名作もの、教養ものに
限らず現代推理サスペンスなど幅広い。

そういうコーナーを見回して、面白そうなのを物色する時間って
結構楽しくない?
店員さんの「超オススメ!」とかコメントを書いたカードにも
結構影響されたりして。
こういう楽しみがあるからリアル書店に行くのが好きなんだよね。

宝探しに似た喜びかもしれない。

Amazon にも書評とか書いてあるけど、均一的で、無味乾燥な
コメントが多くてつまらない。
便利であるのは確かだけど、時間があるときはリアル書店に
行きたいものです。



そういう中で見つけた本が、今回読んだ「重力ピエロ」。
新潮文庫の Yonda? のコーナーにあった、まさに店員の
「絶対面白い」につられて買ったもの。

伊坂幸太郎モノは初めて。
解説にあるように表現的には

軽快この上ない語り口、きらめく機知、洗練されたユーモア感覚、
そして的確で洒落た引用と比喩が効いている


という感じ。軽くてスタイリッシュというのは頷けるんだけど
ストーリの深みというとそれほどでもない気がした。

2006-07-04

同級生: []


またまたまた東野圭吾氏。
まあまあだけど。。。っていう感じ。

2006-06-21

レイクサイド: []



これも東山圭吾。
ある殺人事件がおきるのだが、他人である犯人をなぜか周囲の大人たちが
かばおうとする。
その異常さが際立っている。
理由が明かされた時はちょっと切なくなる。
秀作といってよいでしょう。
ドラマも見たことあるけど、細かいところは省略されているし原作のほうが
面白い。

2006-06-20

ある閉ざされた雪の山荘で: []



古典的な事件。
じけんについて登場人物達が行う分析・推理が的を得すぎていて、
途中で真犯人が何となく推理できてしまったのが残念。
かといってヘボな推理をするってわけにもいかず。
エピローグの犯人の告白で、もっと意外な原因とかがあればよかったかも。
構成上の限界かもね、なんて思った作品。

2006-05-17

国家の品格: []


今流行中の本を読んでみた。
書きかけ。

2006-04-30

ダ・ビンチ・コード展: [][映画]

5/20 公開される([2006-03-07-3],[2006-02-13-1])のに先立って見てきた。

秘密文書(レプリカ)や、ソニーの 4K SXRD プロジェクターを使った『最後の晩餐』
の原寸大上映とか、十分楽しめた。
実際に撮影で使われたクリプテックスも展示されていた。
一番印象に残ったのは、パリとロンドンにある2枚の『岩窟の聖母』の解説が興味
深かった。
  2枚目を書き直すことになった経緯や、どういう点を書き直したか、
  はたまた2枚目はダ・ビンチの完全オリジナルじゃない説とか。

※連休2日目で混んでいるかなーとも思ったんだけど、思ったほど混雑もなく
 十分に堪能できた。
※音声ガイドも借りたほうがよい。
※通常大人一人 1,500 円のところ、会社の優待で自分は無料、同伴者も半額だった

「ダ・ヴィンチ・コード展」公式ウェブサイト
  - <http://www.davincicodemuseum.jp/>

2006-04-28

分身: []



これまた東野圭吾。
ドラマの「白夜行」が面白かったので、最近は東野圭吾ものに傾倒している。
「探偵 ガリレオ」、「秘密」、「レイクサイド」
と読んできたわけだけどこれまで読んだ中では今回の「分身」が一番面白かった。

前半に何気なく、本当にさりげなく読ませておいて実は重要な伏線を仕込んでいる
あたり、氏の得意とする所のようでこの作品でももちろんありました。
また、鞠子と双葉という面識のない二人の、それぞれの視点からストーリーを交互
に展開してやがてお互いの存在を知っていくという書き方も絶妙でしたね。

2006-04-15

秘密: []



これも東野圭吾。
途中は何だかなあ。
もう少しテンポがほしかった。
けど我慢して(?)ラストまで読むべき。

自分は知らなかったのだけど、広末涼子で映画になっていたのね。
この本の巻末に広末の解説も載っています。

2006-04-12

プラズマとは: [Science][]



by 東野圭吾
この本の「第1章 燃える」という章で、閑静な住宅街の一角で、
深夜にたむろして大声を出す数人の迷惑少年のうちの一人の頭が
突然発火する、という事件が発生する。
この奇妙な事件について、警察も原因がわからずに困っている時
にマスコミがプラズマ原因説を唱える、という件(くだり)がある。
もちろん真相は違うのだけど、
何らかの原因でプラズマが発生したことによって発火したという
ことなら納得。

というマスコミの論理が自分には理解できなかった。

プラズマって発火しやすいものなのか?
そもそも、プラズマって何だ?

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2006-03-22

99.9% は仮説: [][Science]



科学の世界では、全てが仮説であるという話をこれでもか、というほど語っている。

独断でオススメ度=3 (5が満点)

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2006-03-08

陰陽師 瀧夜叉姫: [BoneBreak][]



これも入院中に読んだ本。
夢枕獏氏の陰陽師シリーズは全て読んでいる。
これは久し振りの長編もので、平将門が復活するあたりは帝都対戦をも彷彿
とさせる。
エンターテインメント性はあるけど個人的には短編のほうが好きかな。
好みの別れるところでしょう。

2006-03-07

ダビンチ・コードの予告編: [][映画]



空き時間にワーナーマイカルに寄ったら、プラズマディスプレーで
予告編が流れていた。
公式サイト(英語)から Trailer をたどると見られる。
http://www.sonypictures.com/movies/thedavincicode/index.html

期待通りに楽しめそうな感じ!!(Ref. [2006-02-13-1]

本を読んでいるとき、自分の中ではラングドンと「インディ・ジョーンズ」の
ハリソン・フォードのイメージが重なっていた。
実際は トム・ハンクス が演じるのは意外な感じだったけど映像を見たら
彼も意外に(?)イメージに合っていて Good.

ソフィー役はオドレイ・トトゥ(「アメリ」の主人公)なんだけど
こちらもまあ良いかも。読んでる時はミラ・ジョボビッチだったんだけどね。

この映画は絶対当たるだろうなぁ。

Referrer (Inside): [2006-07-02-1] [2006-04-30-1]