ひと昔前、「これからのテレビといえばプラズマ」的に流行したお
かげですっかり言葉としては一般的になっているけどプラズマの
正体ってよく理解できていない。
(大学の講義で、物質のある状態を指す言葉として軽く習った記憶
があるのだが。。)
プラズマとは ?
o 正イオンと電子に分離した(電離した)状態の荷電粒子を含んだガスのこと。
o 電気的に中性である。
イオンビーム(最近買ったドライヤーにもイオンビームを噴出する
機能あり)はプラズマではない。
o 普通の中性気体と異なり、遠方の粒子にもクーロン力が働くので、
1つの粒子の運動が他の多くの粒子に影響する。
これが、プラズマの特徴的な様々な現象を引き起こす。
o 身近にあるプラズマ
点灯している蛍光灯内のガスや炎など。
→プラズマディスプレイの動作原理は蛍光灯と同じで、極小の蛍光
灯を集積させたようなもの。
あと、地球規模で言えば、電離層なんかもその正体はプラズマ。
とまあ、プラズマってどういうものか何となくわかったものの、
当初の「プラズマが発生して発火」という論理が相変わらず分からない。
Wikipedia
の「オカルトとの関連性」に以下の記述がある。
オカルトへの解釈として高温プラズマが目撃されると火の玉と見られる
プラズマとはあくまで「電離状態の粒子を含んだ気体」なのだから、
これだけで発火と結びつけるのは難しい。ポイントは「高温」という
ことか。
「高温」→発火温度を超える→発火
という論法ならまだ理解できる。
確かに、(太陽みたいに)核融合を起こすためには非常に高温のプラズマ
を必要とすることから、世の中には高温プラズマというのがあるのは
事実だが、全てのプラズマが高温であるわけではない。
上記の作品中でマスコミが言っていたのは、蛍光灯とかプラズマディス
プレイなどの低温プラズマではなく、火の玉、もしくはミニ核融合みた
いなものを想定していたのだと思われる。
Wikipedia
には「火の玉=プラズマ」説という、いかにも眉唾な説も掲載されている。
(ちなみにこれは、某W大の
あの大槻教授の説)
ということは、上記作品中でマスコミに「プラズマ原因説」を吹き込んだ
のはこの教授ではなったか。
こう想像するのも一興であろう。