一体いつからだろう。
通勤の共に、「ローマ人の物語」(文庫版)を読み出したのは。
今、23巻まで進んで面白いことはたくさんあったのだが、
23巻の付記、つまりおまけとして書かれていたマルティアリスという
人とエピグラムという風刺詩というものを知った。
著者の塩野七生しによれば、3行から10行で終わり、最後の1行で
決める(風刺を効かす)形式らしい。
この本の最後に紹介されたエピグラムがすごいお気に入り。
人生を愉しむのは明日からにしよう、だって?
それでは遅すぎる、ポストゥムスよ。
愉しむのは今日からであるべきだ。
いや、より賢明な生き方は、
昨日からすでに人生を愉しんでいる人の生き方ですよ。