科学の世界では、全てが仮説であるという話をこれでもか、というほど語っている。
独断でオススメ度=3 (5が満点)
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飛行機はなぜ飛ぶのか?
翼の上と下を通る気流が
同時に合流するためには上を通る空気のほうが速くなる。
だから上のほうが気圧が低くなって、、、という話。
→実は
同時に合流するのは間違い。
(「渦理論」という別の仮説があるが)本当のところはよくわかっていない。
- 科学とは、反証できること(反証可能性)
仮説と矛盾する実験・観察ができたらその理論をあきらめられること、それが
科学である。
宗教やイデオロギーなんてのはある人には正しいけど、別の人には正しくない。
そういうのは科学ではない。
例題的に挙げられた以下の仮説も面白い。
世界誕生数秒前仮説は正しいか?
この世界は数秒前に誕生したばかりである。
それ以前の記憶は精巧なニセ記憶が仕込まれていて、自分は何十年も生きて
いるし、地球は数十億年も続いていると考えている。
脳みそのシワが増えそうな感じがして考えるのが楽しいね。
- アインシュタインやホーキングの理論の基本的な部分についても知ることが
できる。
いわく、
ニュートンの絶対空間・絶対時間・エーテル仮説から
アインシュタインは相対空間・相対時間・光速度一定仮説を立てた。
さらにホーキングの「虚時間仮説」。
(時間の流れは虚数である。。。もうこれはついていけないね。。)
とにかく、ある仮説を外して新しい仮説を立てたというお話。
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