熟年夫婦の 東海道五十三次 テクテク日記
                 
  常に歴史の表舞台だった「瀬田の唐橋」を行く !
                                … 草津宿〜大津宿
第二十九日目 
2008年2月12日(火) 曇りのち小雨
今日のコース : 草津宿〜大津宿
日記の記録  : 旅人の J (熟年夫婦の夫 J、妻 M)
  ホテルを午前7時15分に出る。草津駅まで行き、東海道本線(琵琶湖線)で昨日の瀬田駅に向かう。
 瀬田駅からは、500mほど歩き、「一里塚跡」石碑前で「熟年夫婦の東海道五十三次テクテク日記、第29日目、草津宿(プラス一里塚)出発」と書かれたボードを持って、スタートの写真を撮る。通勤の人たちが「旅人J&M(我々のこと)」を見ながら通り過ぎていくが、そんなことに、かまっていられない。今にも雨が降ってきそうな空模様で、なるべく早く、出発したい。
 
午前7時50分。53番目の宿場「大津宿」に向かう。

  瀬田を制する者は、天下を制する 

  今日の見どころは、まず、瀬田の唐橋だ。「瀬田を制する者は天下を制する」といわれたように、壬申の乱以来、常に、歴史の表舞台に登場している。二つ目は、大津宿往時の面影だ。江戸時代、東海道の宿場町で一番人口が多かったというし、今は、その面影はないとはいうものの、やはり気になる。三つ目は、走井餅。大津宿から京に向かう峠の途中に「走り井」があり、その名水を使ってつくった餅で、今では大津市内でも売られているとのこと。

   「右 瀬田の唐橋 左 東海道」の石碑が  …… 
 大津宿に向かう旧街道は、緩やかな上り下りをくり返し、浄光寺を過ぎ、次のT字形の交差点を左に折れると、「右瀬田の唐橋、左旧東海道」の石碑がある。その先、右に折れると瀬田の唐橋である。ついに雨が降ってきて、五十三次、29日目にして初めて傘をさすことになった。

  「瀬田の夕照」 … 瀬田の唐橋

  瀬田の唐橋は、応仁の乱や本能寺の変など、合戦の度に焼け落ちたという。現在の橋は昭和54年に架けられたもので、擬宝珠だけが昔をしのばせている。また、瀬田の唐橋は、吉田宿の吉田大橋、(豊橋)岡崎宿の矢作橋と並んで、東海道三大橋のひとつである。近江八景のひとつ、「瀬田の夕照(せたのせきしょう)」もここだ。 もちろん、びわ湖毎日マラソンでもおなじみだ。


  街道を行く

 日本橋から129里5町
  (507.1Kmあたり)
   JR石山駅手前5Kmあたり
 (滋賀県大津市栄町)

  石山駅舎内を通る ……  

 橋の右側は琵琶湖で、その湖岸に沿って旧街道は進んでいく。橋を渡ると、旧街道は、京阪電車の踏切を越え、最初の交差点を右折する。にぎやかな商店街を通り、京阪、JRの石山駅舎内を通る。JR石山駅の階段を下りて、休憩する。
 午前9時1分。

 「膳所城勢多口総門跡」 …美しい城であった膳所城

  旧街道は、NECの工場に沿って進み、膳所城勢多口総門跡で左折、折れ曲がりながら進む。踏切を渡ると「若宮八幡」がある。再度、踏切を渡って、進むと、「大津の散策路」の案内があり、大津宿の札の辻まで、3.45kmとある。ここの東方、琵琶湖畔に膳所城跡があり「膳所城跡公園」として整備されている。膳所城は、関ヶ原の合戦後、徳川家康の命によりつくられた城で、湖岸に4層の天守閣がそそり立ち、東海道屈指の美しい城であったという。和田神社を過ぎ、左折し、突き当りにある「響忍寺」で休憩する。午前9時52分。  

  義仲と芭蕉の墓がある 「義仲寺」

  「響忍寺」を出て左折、右折を繰り返すと、城下町の終わるとなる「膳所城北総門跡」がある。やがて、左手に木曽義仲と芭蕉の墓がある「義仲寺(ぎちゅうじ)」がある。1184年、木曽義仲は、粟津原で源範頼・義経の軍勢と戦ってこの地で討ち死にした。また、松尾芭蕉は、風光明媚なこの地をたびたび訪れており、その遺言によってここに送られてきたという。境内には、芭蕉句碑や芭蕉の弟子・又玄(ゆうげん)の句碑がある。


  街道を行く

 日本橋から129里30町
  (509.9Kmあたり)

   義仲寺付近
  (滋賀県大津市馬場)

  今日は、大津宿・滋賀県庁まで

  京阪電車の踏切を渡り、蹴鞠で有名な「平野神社」を左に見て進む。このあたり、少し古い家並みが続くが、雨が大粒になってきたので、滋賀県庁で休憩し、県民ホールでコーヒーをいただいた。雨はやみそうもなく、大津宿の「札の辻」は次回の楽しみとして、今日の「五十三次テクテク旅」はここまでとした。午前10時41分。

 東海道五拾三次 近江国
 大津宿
 
 人口:14892人
 総家数:3650軒
 本陣:2軒
 脇本陣:1軒
 旅籠屋:71軒

大 津 [走井茶屋]
 茶店の後ろの山から、水が走り下って湧いて出ているので、この名があるという。
 街道は、牛車が三台並んでいく。
 茶店、2軒の民家、逢坂山が背景に描かれている。
 

  大津宿名物 「走井餅」

 大津駅で名物「走井餅」を、京都駅で「彩り八角弁当」を買って、帰りの新幹線(京都駅、午後0時35分発)の中で食べた。千葉には、午後4時10分着。自宅には午後4時46分に着いた。「五十三次テクテク旅」もあと一回、一日のみとなった。多くの方々と自分たちの健康に感謝しながら、桜のころ、三条大橋を歩く予定である。

  第二十九日目 2008年2月12日(火)

    前日までの距離    502.4Km(795、694歩)
  今日のコース    草津宿(一里塚跡)〜9.2Km〜大津宿
  今日の歩行距離  9.2Km(今日の歩数 16、140歩)
  今日の歩行時間  2時間51分(休憩、昼食、見学を含む)
     日本橋から       511.6Km(811、834歩)
     京・三条大橋まで、あと  11.7Km
《参考》
  今日の全所要時間(宿〜草津宿(一里塚跡)〜大津宿〜自宅)8時間51分
  今日の全歩行距離(万歩計換算)11.1Km
石部宿〜草津宿  このページ  大津宿〜三条大橋
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