熟年夫婦の 東海道五十三次 テクテク日記
                 
  東海道五十三次の歩き方 Q&A
 『東海道五十三次を歩きたい。』という方のために、いままでの友人・知人との五十三次談義を「東海道五十三次の歩き方、Q&A」としてまとめてみました。
 あなたも宿場や街道に往時の面影を求めて、歩いてみませんか?

Q1  東海道五十三次を歩こうとしたきっかけは何ですか? A1  直接的には、広重の本と 岩本輝雄氏のNHK「東海道 テクテク旅」の影響です。 遠因としては、歩くことは夫婦共通の趣味かな。 また、所属している東京江戸ウォーク会の活動の延長線上でもあったこと。もちろん、江戸文化は大好きですが。

「広重の東海道五拾三次旅景色」

Q2  このホームページを作ろうとした目的は、何ですか? A2  せっかく五十三次を歩くのだから、記録に残そうと思った。ホームページなら、素材がたくさんありそうで、作る楽しみがある。

Q3  旧東海道の地図はあるのですか? A3  私が使っている地図です。地図を準備すると歩く意欲がわいてきます。申し込めば、無料で送ってくれます。(切手代は別)

日本橋~品川宿
 国土交通省東京国道事務所
川崎宿~箱根宿
 国土交通省横浜国道事務所

三島宿~坂下宿
 社団法人中部建設協会

土山宿~大津宿
 近江歴史回廊推進協議会
(財)滋賀県文化振興事業団

Q4  旧東海道を歩くためのガイドブックを教えてください A4  私が使っているガイドブック、数冊を紹介します。
①「決定版東海道五十三次ガイド」東海道400年の記念サミット等を行った東海道ネットワークの会21の発行。テクテク旅にいつも持参している。お薦め。
②「歩くシリーズ東海道を歩く改訂版」山と渓谷社の発行。資料も充実している。必要な部分をコピーしてテクテク旅に持参。
③「こんなに面白い江戸の旅東海道五十三次ガイドブック」資料としてみると本当に面白い。東京美術の発行。
④「街道テクテク旅東海道五十三次完全踏破」NHKの旅人岩本輝雄氏の本、講談社MOOK、発行。
⑤「広重と歩こう東海道五十三次」広重の作品の紹介。小学館、発行

Q5  「一日何キロ歩くのか?」「どこまで歩くのか?」をどうやって決めましたか? A5  実は私たち(旅人J&M)もそのことは心配でした。
 そこで実際に歩いてみました。一日目は、日本橋から横浜市鶴見まで、二日目は鶴見から戸塚まで歩きました。一日目、二日目ともに約22Kmだったことから一応、一日の行程は、20Kmとしました。ほかに、歩き始める場所が、自宅から遠いかどうか?交通の便利さは?天候などを考慮する必要はあります。

Q6  地図とガイドブックを準備したら、次は? A6  地図とガイドブックから、どのようなコースを歩くのかをイメージして①いつ歩くのか。②誰と歩くのか。③期間や費用は。などを検討して決めたらどうですか。

Q7  東海道五十三次の道中、景色のよい場所やおいしい茶請け等、教えて下さい。 A7  景色のよい場所としては「薩埵峠からみた富士山」とか、宮宿の「七里の渡し」の風情などです。また、美味しい茶請けとしては、「あべかわ餅」とか知立名物の「あんまき」です。くわしくは、「なんでもベストスリー」を見てください。
「薩埵峠からみた富士山」 宮宿の「七里の渡し」
「あべかわ餅」
知立名物の「あんまき」

Q8  宿は、事前に予約したのでしょうか?あるいはできるだけ歩いて、行き着いたところで、宿を探したのでしょうか? A8  仕事と天候の関係で、前日または、前々日に五十三次を歩くかどうかを決めています。その時、宿を予約します。五十三次の旅人が泊まるような宿は案外少ないものです。
 余談ですが、当日は、予約した宿まで必死に歩いています。

Q9  このホームページの日記に「街道を行く」がありますが、その中の「日本橋からの距離」は、どのようにして算出したのでしょうか? A9  私たちが使っている地図(国土交通省、社団法人中部建設協会、近江歴史回廊推進協議会など発行)には、すべて、距離が記載されています。「街道を行く」の写真の場所を地図上に落とし、日本橋からの距離を加えて算出しました。
 ちなみに「街道を行く」の写真だけをおってみるのも、楽しいものですヨ !

  街道を行く

 日本橋から八十一里三町
  (318.4Kmあたり)

  
御油の松並木
  (愛知県豊川市御油町)

Q10  トイレの対策はありますか? A10  私たちが使っている地図(国土交通省、社団法人中部建設協会、近江歴史回廊推進協議会など発行)には、トイレの箇所(公共施設と寺社)が記載されています。非常に便利です。コンビニも利用できます。しかし、三重県内、滋賀県内の街道筋は少ないようです。出発前に確認しています。

Q11  五十三次の日本橋から三条大橋まで、歩くのはきついので、風情のある宿場、往時の面影のある街道など、部分的に日帰り、一泊程度で歩きたいと思います。お薦めの箇所、コースを教えてください。 A11  風情のある宿場のナンバー1は「関宿」でしょう。また、宿場ではありませんが「宇津ノ谷の集落」も面白いです。往時の面影のある街道としては「御油の松並木」などがあげられます。歩いているから、松並木や一里塚に出会うと感動するもので、たまたま、そこだけ見ても感動や往時の面影など、感じられないかもしれません。また、一泊であれば、箱根東坂の石畳は、歩く価値があります。箱根に泊まり、次の日、富士を見ながら三島に下るのもいいでしょう。また、コースとして、富士絶景の薩埵峠も欠かせません。詳細は「なんでもベスト3」をご覧ください。
47番目の宿「関宿」の家並み 箱根東坂の石畳

Q12  歩く前にどんな準備をしていますか? また、歩いている時、注意することはありますか? A12  歩く前に、その日の「見どころ」「歩くコース」「昼食・休憩予定地、トイレ箇所」を地図上で確認しています。歩いているときは、コースを間違えないようにしながら、宿場や街道の様子をしっかり見ています。
 また、ホームページ用に1日に300~350枚の写真を撮っており、そのために時間がロスしないよう、左のポケットはカメラ、右のポケットは地図(2種類)を入れて歩いています。
 東海道五拾三次
道しるべ(その3)  このページ  旅姿と持ち物 
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