交換した翌日は「ちょっと反ったな…。」くらいで，鍵をかける事は可能だったんですが，２日後の03/03/2005には内側からでは鍵がかからなくなるほどになっていました。
早速Ｔ社と建具屋に一報を入れ，今回はＮ建築士にも現状を訴えました。
Ｎ建築士からは，
との返事を頂きました。
引き戸、直らないですね。。。。ここまで直らないのは初めてです。
一度、神奈川県の建具協同組合に相談してみます。
建具協会の方の見解だと
・糊付の乾燥時間が不足している
・縁甲板フラッシュなので芯材の太さが不足している
ことが考えられるそうです。
（作り方を見ていないのであくまで推測です）
ちなみに塗装の有無は関係ないそうです。
鉄の芯を入れる人もいるがこれも効果は無いのではないかと言ってました。
相談に乗ってくれた方だと３ミリ程度の狂いは出るかも知れないが、それでも鍵の開け閉めに支障の無いレベルで木建てでも製作可能だとのこと。
建具屋は03/06/2005に仮戸に交換しに来ました。（ベニヤの仮戸はあまり反らないので鍵をかける分には不自由しないのですが，このままじゃイヤだ！）
Ｔ社には何度も連絡を試み，会社の留守番電話にも数回メッセージを入れてあるのですが，未だ連絡頂いておりません。（03/10/2005現在） これにはHydeもKumadonもかなり頭に来ています。
過去引戸の交換２回と補修１回を行っていますが，未だ満足できるものではありません。
鍵をかけるために一旦屋外に出て，外から戸を押しながら鍵をかけなければならないなんて不良品もいいところです。
建具屋も建具屋が発注しているメーカーもいろいろと案は出しているようなのですが，結果として不具合が残ってしまうのですから，Ｎ建築士とＴ社で解決策を協議して方針を決めて頂きたい訳ですが，Ｔ社と連絡がつかない状況なので，今のところ話は進展していません。
Hydeは，冬場に不具合が表面化する事から，屋内外の温度差か湿度差が原因であると考えます。
【台風１０号】での不具合は引戸に直接雨が当たった事によると思われますが，Building58 【建具交換＃２】後には台風で引戸に直接雨が当たったとしても不具合が出ていないことから推測すると，交換後の引戸は湿気に対して耐性があったのではないかと思われます。
よって引戸の反りは，温度差に起因する可能性が高いのではないでしょうか？
仮に夏場屋外が35℃の時エアコンをかけて屋内が25℃であったとしても温度差は10℃ですが，冬場屋外が0℃の時室内が20℃であったとすれば温度差は20度ですから，冬場の方が温度差が大きいわけで，これが原因ではないかと考えています。（こんなに単純じゃないのかな？）
もう３月も中旬です。
これからどんどん屋内外の温度差は少なくなっていきます。
不具合が出るかどうかの見極めには温度差がある時期の方がわかりやすいのですが，次の冬を待たねばならないかもしれません。
我が家の完成・引き渡しは2003年夏でしたので，今度の冬を待つと２年間の保証期間をオーバーしてしまいます。
しかしこの件に関しては保証の延長を要求するつもりでいます。（Ｔ社に連絡が取れないのでは保証もヘッタクレもありませんが…。）
今後また何か進展がありましたら報告させて頂きます。
↑↑↑【追記】↑↑↑
03/14/2005にＮ建築士から連絡がありました。
ようやくＴ社Ｈ氏と連絡が取れたようです。建具屋ギブアップですか…。
Ｔ社Ｈ氏と連絡とれました。
建具屋さんがギブアップしたとのことでこちらから紹介することになりました。
一度様子をみて判断してもらいますね。
この建具屋は玄関引戸以外にも様々な建具の不具合を直してくれたました。（Building57 【エアコン交換・建具交換＃１】・Building58 【建具交換＃２】）
引戸以外は皆順調なので技術力はあると思っていたのですが，そうですか，ギブアップですか…。
木製の引戸…なかなか手強そうです。
そういえば建具屋が新しい引戸をつけに来た時，Hydeが【玄関引き戸＆ポストの調整】で取り付けたポリパイルテープを全部剥がして行っちゃったんですよね…。
建具屋が変わっちゃうという事は，新たな建具屋に「ちゃんと元通りにしてよ！」というのは筋違いなので，やっぱりＴ社かな？
Ｔ社と言えばうちには一切連絡入れてこない！
昨年の【１年点検】の補修，まだ終わっていないのあるし…。
何度か留守電入れているのですが，何で電話一本入れてこないかな〜。 ブツブツ…。
↑↑↑【追記２】↑↑↑
03/30/2005にＮ建築士から連絡がありました。前回の連絡（03/14/2005）の時，Ｎ建築士からＴ社Ｈ氏に建具協同組合を紹介して頂いていたようなのですが，なんでも建具協同組合にＴ社Ｈ氏から一向に連絡が入っていないとの事…。
昨日、別件で建具協会の方と会ったのですが、まだＨ氏から連絡がないとのこと！（もちろん即日連絡先は教えてあります）
今日Ｈ氏に電話してみたのですが繋がりません。
再度電話してみますが、どうしましょう？
こちらから直接建具協会の人に下見に行ってもらうように段取りしましょうか？
私の方から直接手配しちゃうと費用負担が問題になる可能性があるのですが、Ｈ氏まかせだとラチがあかないので最悪一旦Hydeさんに立替えてもらって、あとでＴ社に請求するようにしましょうか？
いざとなれば保証協会を通すか。。。。。
この２週間我が家は放置状態だったわけですね…。（怒）
今回の玄関引戸の反りの責は，施工したＴ社にあると考えられます。（Ｔ社が今までクレーム対応してきたことからも明白でしょう。）
確かにＮ建築士経由で建具屋に依頼すればすぐにでも動いてくれるでしょうが，Ｔ社不在で直接建具屋に依頼し，後になってからＴ社に請求しても支払ってくれるかどうか分かりません。
最悪住宅保証機構を通すことも念頭に入れていますが，まずはＴ社の出方を見極める必要がありそうです。
そこで，この連絡を受けた翌日の03/31/2005，一日かけてＴ社に電話を入れ続け，ようやく夜になってＨ氏を捕まえました。
Hydeはかなり頭に来ていたので結構強い口調でＴ社の対応を非難しました。
他にも【１年点検】で約束してあった不具合も直されていなかったので，こちらもあわせて補修するよう迫っておきました。
翌04/01/2005に建具協同組合等に連絡をし，段取りを決めてからHydeに連絡を入れるように約束をさせたところ，約束通り電話連絡があり，手配完了したとの事…。
１日かからず出来る手配をずっと放置していたのが明白となりました。（まあ，このことを責めても仕方ないので言いませんでしたけどね…。）
何はともあれ，どうにか解決に向けて動き始めたと言うところでしょうか…。
あとは建具協同組合のほうで反って鍵のかからなくならないような引戸を造ってくれればよいのですが…。
↑↑↑【追記３】↑↑↑
04/2005初旬，Ｎ建築士の紹介で新たな引戸を作製してくれる事になった建具屋が来宅し，戸の採寸などを行っていきました。
直接お会いした際に，引戸を如何に反らないようにするかという点について質問しました。
方針としてはいくつか考えられるそうですが，引戸に框（かまち）をつける方向で制作するつもりだそうです。（他に戸を厚くするのも有効だそうです。）
この框つき引戸ですが，Hydeには実際どのように仕上がるのか予想が付きませんでしたので，後日イメージをFAXしてくれるようお願いしておきました。
04/14/2005にFAXが入ったのですが，どうもデザイン的にしっくりこないんですよね…。
大雑把なイメージは下図のようになるのですが，新しい引戸では框が両側に入るので横板の幅が短くなり，また横板の高さも詰められるので，何とも窮屈な印象を受けました。
また，向かって左側に引戸取っ手が付くのですが，左側の框の中央に取っ手を設置すると鍵穴をつぶしてしまいます。
かといって横板の部分に取っ手をつけると，框の縦・横板・引戸取っ手（縦）が入り乱れて，デザイン的にうるさく感じられます。
この点はKumadonも同意見で，「これでＯＫです。」とは言えませんでした。
そこで，取っ手と鍵穴の位置関係も考慮して寸法を出してもらえるよう依頼したのがＧＷ前でした。
先方とこちらの都合が合わず，建具屋に再度家に来てもらったのは05/21/2005になってしまいました。
このとき懸案であった取っ手の位置関係・横板の幅や高さなどをベニヤの仮戸を使って確認しました。
取っ手に関しては，框と横板を突き合わせる部分にセンターが来るように調節して設置する事になりました。（下図参照）
また，横板に関しては反りにくくするためには高さを抑えた方が良いとの事でしたので，影響が出ず均等に割り付けできるサイズにしてもらう事になりました。
塗装についてですが，指定はウレタン塗装なのですが，無垢の木の表側だけにウレタン塗装をすると，片面だけ呼吸を止めてしまうので反りやすくなるとの事でしたので，呼吸を止めないような木浸透性の塗装をした方が良いとの事でした。
Hydeとしてはウレタン塗装に愛着があるわけでもなく，反りにくい引戸にするというのが最優先事項であることからも，この提案を受けようと思いましたが，メンテナンスや経年変化・施工費用等の問題も出てくるかと思い，Ｎ建築士に相談しました。
Ｎ建築士からは上記の返事をいただきました。
１年〜２年ごとに塗らないといけませんが、メンテナンスをしていただければ浸透性塗料のほうがいいでしょう。
初期の塗装費用は変わらないか、むしろ安くなることもありますので追加は発生しないと思います。
メンテナンスに関しては，フローリング・目透板・梁・デッキとこなしてきたHydeにとっては問題ないと判断しました。
費用等に関しても追加は発生しないだろうとの事ですし，ウレタン塗装から変更する事にします。
なお，引戸の完成までには約２週間を要するとの事です。
昨年の年末から半年が過ぎようとしていますが，どうにか目処が立ちました。
引戸が届いたらまたレポートしますね。↑↑↑【交換完了】↑↑↑
【玄関引戸交換】をご覧下さい。
