03/2005に申し込んだ【B FLET'S コース変更】の目的は”ひかり電話”サービスの利用だったわけですが,申し込み当時,我が家のあるエリアでは申し込み受付をしていませんでした。
04/2005になってようやく受付を開始したので,早速申し込みをしたところ,しばらくしてNTT Eastから申し込みの確認と工事日程等の連絡が入りました。
Hydeは”基本プラン(基本料金:月額 \525-)”で申し込んであったんですが,この時再度プランの確認をされました。
「後になってプラン変更したくなった場合,変更手数料がかかりますか?」と聞いたところ,「手数料はかかりません。」との回答をもらいましたので,しばらく使ってみて必要がありそうだったら”安心プラン(\1,344-分の通話料を含み\1,470-)”にでも変更するという事で,今回は”基本プラン”のままとしました。
翌週早々”ひかり電話対応機器(WBC V110M)”を宅配で受け取り,週末NTT局内工事が行われました。
なお,局内工事が行われると一般加入電話は使用できなくなります。
我が家の場合午前中に工事が行われたので,Hydeが家に帰って屋内の回線を接続するまでの数時間は電話が不通の状態になってしまいました。
でも携帯電話があるので特に不便は感じませんでしたが…。
局内工事の行われた後,ひかり電話対応機器(WBC V110M)を接続してみました。
結果から書きますと,繋ぐだけで電話使えました。
実際に通話しての感想ですが,ネットでスピードテストをしながら電話をした際には「多少ノイズっぽいものが混じってる気がしないでもない…」と感じましたが実用上問題ない程度で,それ以外の条件では一般加入電話と大差ない品質であると思います。(”音質優先モード”は”優先”にしてあります。)
気になる通話中の転送速度ですが,TCP Monitor Plusを使って確認してみました。
測定サイトはRadish Netspeed Testingで,測定条件は下図の通りです。
下りのテストをしている間に発信を開始し,上りのテスト中に発信を終了させました。
結果をキャプチャしたものが下の画像です。
(画像をクリックすると別ウィンドウで全体を表示します。)
下りに関してはほとんど影響が出ていませんが,上りの転送速度は発信終了後目に見えて上がっている事から,ひかり電話の影響をモロに受けているとの結論に達しました。
上りの転送速度が落ち込んだとしても,今のところさほど困る事はないので,まあ良しとしましょう。
接続はあっという間,通話品質も特に問題ない,インターネットの転送速度は困るほどの影響を受けていない…ということで,5ヶ月でかかった工事代等をペイした後は,電話の基本料金が月額約\1,200ずつ浮く事になるので,導入は正解だったんじゃないかと思います。
”ひかり電話対応機器(WBC V110M)”ですが,Hydeはひかり電話の申し込み前にマニュアルを入手しようと試みたのですが,残念ながらWEB上で見つける事が出来ませんでした。
しょうがないので現物の到着を待ってマニュアルを確認しましたが,やはり事前に仕様等を知っておきたいですよね。
製品付属のCDには詳細マニュアル(pdf)が入っていますが,これをUpするわけにはいきませんので,ルーターの機能をHydeが今まで使用していたNTT-MEのBA8000Proとの比較という形で抜粋してご紹介いたします。(間違っていたらごめんなさい。)
これからひかり電話を導入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
まずこのルーター,インターフェースとしては,を有しています。
・WAN 10BASE-T/100BASE-TX(RJ45)×1ポート ・LAN 10BASE-T/100BASE-TX(RJ45)×4ポート ・電話 1回線(RJ11)×1ポート
なお我が家では使用していませんが,無線拡張インターフェースに専用のWeb Caster FT-STC-Va/gを刺す事によって,無線LANを構築する事も出来るようです。
BA8000Pro WBC V110M
- 登録アカウント数
- ISPとFLET'S Squareなど,複数の接続アカウントを登録。
2アカウント 5アカウント
- DHCPクライアント/DHCPサーバ
- 接続先のDHCPを受け入れ,WAN側のIPアドレスを自動取得する。
LAN側のIPアドレスを自動割り当てする。○/○ ○/○
- PPPoEクライアント
- B FLET'SやADSLではPPPoEというプロトコルを使用するが,ルーターが自動的にPPPoE接続を行う。
自動/手動 接続
自動/手動 切断自動/手動 接続
手動 切断
- PPPoEマルチセッション
- 異なる2つのPPPoE接続先(ISPとFLET'S Squareなど)を同時利用可能にする。
2セッション 2セッション
- NAPT(IPマスカレード)
- ISPから提供されるIPアドレスを,LAN上で使われるIPアドレスに変換する。IPアドレスが1つしか割り当てられないサービスでも,LAN上の複数ホストで同時にブロードバンドを利用可能にする。NAPTルーターだから出来て当然!
○ ○
- 静的マスカレード(IPフォワーディング)
- LAN上のホストがプライベートアドレスの場合,WAN側からのパケットはホストへ届かないので,WAN側からルータへ届いた特定のパケットをホストへ転送する必要がある。特定のTCP/UDPポートへのアクセスがあった場合,あらかじめ指定したノード(のIPアドレス)へと転送する。
アカウント毎に
最大64パターン最大32パターン
- DMZ
- 静的マスカレード(フォワーディング)と異なり,TCP/UDPポートを特定せず,すべてのアクセスを指定したノードへと転送する。
複数グローバル
IPアドレス対応1グローバル
IPアドレス対応
- スタティックルーティング
- ルーティングテーブルを手動で登録する事により,常に固定的な経路を選択する事が出来る。例えばWEB上に公開しているサーバーとプライベート(非公開)PCが共存する環境で,プライベートネットワーク側にローカルルーターを設置したい場合などに利用できる。
○ セッション1
最大24パターン
- ダイナミックルーティング
- 近隣ルーターとの間でルーティングテーブルを自動的に設定・更新する。
○ ×
- ポリシールーティング/DNSルーティング
- 例えばマルチセッションでFLET'S Squareに接続する場合,「flets」ドメインをFLET'S SquareのDNSで名前解決し,この名前解決されたセッションをポリシールーティングでFLET'S Squareに転送する場合などに利用できる。
最大32パターン セッション2
最大12パターン
- IPフィルタ
- IPパケットのヘッダ情報に基づき,特定のトラフィックの通過/破棄の設定を行える。
最大64パターン 最大64パターン
- ダイナミックフィルタ
- 特定の条件(トリガー)において特定のトラフィックの通過させる設定を行える。
最大32パターン ×
- ステートフルパケットインスペクション
- LAN側から送信したデータをセッションログとして保管しておき,WAN側から到着したパケットがセッションログと矛盾しないか確認することによって,ファイヤーウォールを通過するパケットの内容を判断して動的にポートを開放・閉鎖する機能。
○ ×
- VPNパススルー
- LAN内に設置したローカルIPアドレスを持つVPNクライアント端末のトラフィックをWAN側へパススルーする。
IPsec・PPTP・
L2TPに対応IPsec・PPTP・
L2TPに対応
- ポートベースVLAN
- ルーターの持つWAN側のポート間でグループを作り,異なるグループとの通信を遮断する。
最大4グループ ×
- ダイナミックDNS
- ダイナミックDNSアカウントに登録するIPアドレスを自動更新。
○ ×
- ログ/モニター
- ルーターの動作を記録する。
syslogサーバへ保存・メールによるログ送信・WWWブラウザで表示 表示のみ
- 設定保存
- 各種設定を保存できる。
○ ×
- ファームウェアー更新
- 自動又は手動でファームウェアーを更新できる。
○ ○
WBC V110MはBA8000Proに比べて見劣りしてしまいますね。(特にセキュリティー関連)
BA8000Proはお役御免にしようかと思っていましたが,プライベートネットワークの入口には設置しておいた方が良いかも…。
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