Inside Farming Vol.124 ネットでお金を使う事に抵抗感がなくなってきた? 昨年、園主は河合果樹園のこのホームページを更新する事、仕事で情報を検索する事以外、ほとんどインターネットに接続することがなかった。そのため、毎年恒例のインターネットの一年を園主なりに振り返るという企画を(1997前半、1997後半、1998、1999、2000、2001)今年は物知り顔で行うことが困難である。そこで、今回は、1月に経験したオークションを通じて感じたことを、2002年〜最近までのインターネット動向の一つとして書いてみる。 それにしても、Yahoo!オークションで購入したルーテシアはすっかり園主のお気に入りになってしまった(ちょっと自慢)。嬉しくて、妻よりも専ら園主が乗る日々である。「なんて車ですか?」「新車ですか?」などと訊いてくれる友人がいると、気分はちょっとハイになってしまう。そこで、「実はね!・・」とオークション体験を話すと、「それは、すごい!」と、例外なく、かなりウケしてくれる。 「ちなみに幾らで落札したんですか?」などと質問されることもあるが、その場合には、あまりのリーズナブル価格ゆえに、口ごもってしまったりする。あるいは落札価格よりもちょっと高額に言ってみたりする。「安物買い」自慢の人は、どのくらい安く買ったかをありったけ吹聴するというが、園主はそこまではできない。なぜなら、購入からまだ1ヶ月、今後どのようなトラブルが待ち受けているか、予測できないからだ(実はちょっとだけ懐疑的なのです)。 しかし、ウケたあとで、「実は、私も・・」と続ける友人が複数いたのには驚いた。ネットオークションって、結構浸透しているんですね。 ある友人はオークションで中古の大型CAD用カラープロッタを購入したという。中古OA販売店と比較しても1/3〜1/4程度の価格であったそうだ。購入した品物も見せてもらったが、なかなかの良品である。友人は、個人事務所ではA1クラスの大きなプロッタを備えることは経済的に難しい!と考えていたところ、思わぬ破格で購入することができて、かなり満足しているようであった。あっと言う間に償却可能な価格である。 また、ある友人は、好みのブランドの洋服を数十回も購入したことがあるという。彼女曰く、園主の住む町のご近所には、ワイズやギャルソンといったデザイナーズ・ショップがないので、オークションに出品されたものを、毎日チェックするだけでも楽しいのだという。もちろん購入に際しても、USEDなら定価の2〜5割程度の価格で落札できるのが魅力。タグ付き(新品?)でも、かなり安く購入できる場合もあるらしい。 そう、園主が最近インターネットについて感じていることは、「みんな、ネットで買い物することに抵抗がなくなってきたのではないかな?」ってこと。 園主の場合だって、ネットオークションはルーテシアが初めてだったけれど、法律系の専門書ならば日常的にネットで購入している。ノートPCだって、無線LANだって、OA消耗品だって、石油ストーブだって、ネットで購入したものだったりする。 ネットで物を販売する側の視点から見ても同様である。例えば昨年の場合なら、河合果樹園の林檎販売の告知から1週間程度で100ケースほどは直ぐに売れてしまった。1年間林檎販売をお休みしていた間にそんな時代になったんだ、とつくづく、思う。 そうなると、これからまだまだ、ネット・ビジネスは延びる可能性がある!!とも感じてしまう訳である。魅力的な物(商品・サービス)さえもっていれば、このデフレ不況下でもネットで、今まで以上に販売することができるのだ。すなわち、ネットでお金を落とすことに抵抗がなくなって来た今だからこそ、ネットを有効に利用することで、右肩上がり!の経営が可能なのではないでしょうか(と、たまには景気よく締めることに致しましょう)。 P.S ところで、ネット売買のトラブルは?、といえば・・。皆、それなりに体験しているようである。特に、オークションの場合には、入金がない、品物の状態が悪い、品物が届かない、不愉快なメールが届く、等、およそ考えられるトラブルを、身近な友人の誰かが経験しているようだ。殆どの場合には、そのようなトラブルはないだろうけれど、全く無いわけではない!という事である。園主にオークションの方法を尋ねる人もいるけれど、自分で研究して、オークションのシステムを把握したあとに、自力でチャレンジしてみるのならば、利用に賛成します。その場合でも、特に高額商品を購入する場合には、注意しても注意しすぎることはないですよ!。いずれにしても、自己責任が基本です。 そして、我に帰れば、河合果樹園も発送ミス等のないように鋭意努力致します。また、万が一のトラブルには迅速丁寧な対応を、今後とも、心がけていきたいと思います(自戒)。 Go to Inside farming index page kawai@wmail.plala.or.jp 写真、本文とも Copyright(C) 河合果樹園 |