Planning38 【設備等の仕様#1】

House+ing > Planning


今回は屋内設備等についてです.
主に水回りについて,Hyde達の希望・こだわりを紹介しています.

【キッチン】
【食器洗い洗浄機】
【浄水器】
【給湯器】
【バス】
【トイレ】
【洗面】

について紹介しています.
尚,これらの仕様は見積結果によって大幅に変更されるかもしれません.


【キッチン】:NORITZ Estudio

キッチンの配置については【キッチン レイアウト】で検討した方向性から変更はありません.
…ですから,選択肢はシステムキッチンと言うことになります.
全てを見ることはできませんので,比較的近所にショールームのありそうなメーカーに絞って【キッチン ショールーム巡り】を行いました.
その中でまあまあ気に入ったのはTOYO KITCHENNORITZですが,TOYO KITCHENの売りである750mmの奥行きを持つワークトップの採用がレイアウト的に不可能であることから,意外と簡単にNORITZの傾倒しました.
まだまだキッチンメーカーはたくさんありますので,とことんこだわって選定したい気もしますが,どんなに気に入っても予算的に不可能であっては徒労に終わります.
それに10年・20年経ってリフォームする時には,きっと高機能なキッチンが出てきていると思いますので,「とことんこだわるのはその頃でも良いかな?」って頑張って納得しました.

Hyde達がチョイスしようと考えているNORITZのシステムキッチンは”Estudio”というシリーズです.
ワークトップは1.0mm厚のステンレスヘアライン仕上げのものを考えています.
0.8mm厚のエンボス仕上げもあるようですが,同じ値段を出すんだったら厚みある方がしっかりしていて良さそうです.
他メーカーのショールームで聞いた話ですが,大抵のエンボス仕上げはその製造工程上0.8mmが限界だそうです.
…というのも,エンボスの模様はほとんどの場合には圧延ローラーで付けていくんだそうですが,この機械では0.8mmまでの厚みしか製造できないそうなんです.
もしかしたら他の方法によってエンボスを付けているメーカーがあるかも知りませんので,ステンレスの厚みに興味があるのでしたら,目当てのメーカーに直接ご確認下さい.

素材として考えた場合,ステンレスには殺菌作用もあると聞きますし,ワークトップが割れる心配もありません.(こないだN建築士のお宅の人工大理石のワークトップが一部割れていました.)
使うにつれて磨き傷が付くことはあるでしょうが,使い込んで行くにしたがって付く傷は全然気にならないと思います.
現在の賃貸で使用しているキッチンのワークトップはステンレスですが,傷は付いているんでしょうが全く気にならない程度です.(これには個人差があると思いますが,少なくともHydeとKumadonは全く気にしていないと言うことです.)
また,通常の使用をしている限り錆を貰ったこともありません.
よって「ステンレス最高!」…で決まりです.

シンク形状は”キャッチダストシンク”を採用予定です.
価格的に他のタイプより若干(\10,000〜\30,000)高くなってしまうようですが,左右の凹部に洗剤と水切りを設置できる事と,中央の凹部があることから,中華鍋や山本鍋(これらを使わない日はないと言っていいでしょう…)を洗う時にもスペース的に余裕が生まれると思われるため,使い勝手を優先して選ぼうと思います.
この製品のシンクは”防振・結露防止加工シンク”と宣伝されているもので,シンクの裏側に防振シートが張られているらしいです.
効果としては「水仕事のとき出る耳障りな音をやわらげます」との事です.
実際に水を流して確認したわけではないですが,手のひらで押してもびくともしません.
他メーカーの製品では体重をちょっとかけただけでペコペコする物が多かったので質感もあり,その効果も期待できそうです.

ワークトップの高さはHydeとKumadonの身長から900mm程度が適当であると思います.
この製品には800・850・900の3種類の高さのバリエーションに対応したフットスペースタイプが用意されています.
身長によってはもう少し細かい設定があった方がよいのかもしれませんが,その際にはアジャスターで調整できるようです.
幸い900mm程度が希望ですから,最も大きいフットスペースを選択することができます.
お値段据え置きで収納スペースが増えるのはなんか得した気分です.

下部の収納は最近はやりのスライド式にしようと思っています.
現在使っているキッチン収納は全て扉ですが,やはり奥のものを取り出すのは大変ですから,スライド式の収納には期待しています.
これまた他のショールームで聞いた話なのですが,スライドレールにもブランドがあるそうで,”ブルム社製”がキーワードらしいです.
使用頻度にもよるるのでしょうが,こちらの製品は長期間使っていてもガタついたりきしんだりしない頑丈なスライドレールなんだそうです.
後からこの話を聞いたのでカタログで確認してみたら,ちゃんと”ブルム社製”と書いてありました.

キッチンの価格は扉のグレードでかなりの差が出てきます.
Hydeとしては機能的なものが何ら変わらないのに見てくれだけにお金をかけるのは潔しとしないので(余裕があれば別ですよ…),最も安い扉材をチョイスしようと考えていましたが,ショールームでKumadonと一緒に実物を見ていた時,「せめて1ランク上のにしようよ〜」との説得に「そうだね〜」と頷いてしまうのでした.
取っ手の形状も若干違いますし….
まあ,見積が出てから考えましょう.

NORITZで採用しているガスコンロはHaRMaN製で,高火力バーナーは3,610kcal/hです.
数値だけ見ると火力が弱そうなんですよね….
未だ結論出ていませんが,多分他の製品をビルトインすることになると思います.
左右のバーナーの芯−芯間の距離ができるだけ広く(知る限り38cmというのがありました),火力が強い(最低でも4,600kcal/h相当は欲しい)の無いですかね?(【キッチン ショールーム巡り】参照)
業務用のガステーブルじゃビルトインできないだろうし,魚焼き用のグリルも付いてないしな〜.

現在使っているオーブンレンジがそろそろ寿命ですので,転居を機に新規購入を考えていますが,ビルトインのオーブンレンジは採用しません.
別体式の物を買う予定です.
ビルトインタイプは出し入れする際にいちいち屈まないといけないですし,電化製品(ガス式も一応電化製品に分類されるのかな?)は修理することや入れ替えをすることもあるでしょうから,その時になってキッチンにフィットする製品がなかったら寂しいですからね.
機種選定についてはいずれまた….

【食器洗い洗浄機】:ホシザキ電機 BJW-12A

現在はTOTOの据え置き型の食洗機を使用しています.
当時この機種を選定するに当たってホシザキ電機の”特急すゝぎ”と迷いましたが,初めての購入でしたからその洗浄力や利用頻度に対して「余りきれいにならなかったら…」とか「余り使わなかったら…」という一抹の不安がありましたし,サイズ的にも奥行きが薄く,シンク横のスペースに設置してもじゃまにならないという点,新製品が出たため旧機種の価格がかなり下がったなどの理由で現有機を選択しました.
他機種についても色々と比較検討しましたが,(特急すゝぎと比較しなければ)給湯直結でヒーターでお湯を作る時間が必要ないため洗浄時間が他機種より短かったのと,扉を開け放てば余熱乾燥できるので電気代もお得という点も選択の一因でした.

使用し始めてから数年経ちますが,もうこれなしの生活は考えられません!
まだ製品寿命は来ていないと思うのですが,新居のキッチンで設置スペースをわざわざ確保するのも,残りの寿命を全うした後のことを考えるともったいないですし,すっきりとビルトインにしたいという希望もありますから,新たに買い直そうと考えました.

食器洗い機に対しては,今まで使ってきた経験やHyde達のライフスタイルを考慮して,以下のような理由によりホシザキ電機”BJW-12A”を選定しました.
選定理由
ビルトインタイプである 上述の設置スペースの問題.
給排水管が露出すると,やはり水回りであるせいかホースの表面がぬめったりするので露出させたくない…との考えによります.
洗浄時間が短い 現在の機種は比較的短いと思いますが,洗浄中それなりの音がしますので,この時間を短縮したいと考えます.
庫内の容量(大きさ)にもよるのでしょうが,比較的大きなボールや厚みのあるどんぶりなどを洗浄する際にはデッドスペースが大きくなりますから,1回の洗浄で終わらないことがあります.
洗浄時間が短ければ大して待つことなく,複数回食洗機を回したとしても,時間のかかる機種で1回洗浄するより短時間で終了するでしょう.
庫内寸法が大きい カタログによると,直径31cmの皿まで洗浄可能だそうです.
入れ方によっては柄のついたフライパンも可能でしょう.
高温洗浄 給湯直結により70℃で洗浄可能だそうです.
現有機は60℃洗浄ですから,殺菌等の効果も上がるでしょうし,汚れも落ちやすいのではないでしょうか.
可変式ラック 現在一番困っているのが,ボール・どんぶり・グリルの受け皿等の厚みのあるものを洗浄する時に,固定されたラックの仕切によってこれらをうまくセットできないことです.
この機種にはラックが標準で2個付いてきますので,1個を大きい物用として,樹脂製ディバイダの仕切りをニッパー等で自由に切り落としてしまえばこの問題も解消するでしょう.
疑問点
キッチンの高さ カタログによると対応しているキッチンの高さは80〜85cmとの事ですので,90cmタイプのキッチンにうまく収まるかどうかが気になります.

【浄水器】:SEAGULL IV X1‐MA01

SEAGULL IVはKumadonの強い希望です.
Hydeは昔ワンルームマンションに住んでいた時から,基本的には水道水を口にしなくなりましたので,浄水器の設置には賛成です.
Ha-chanも生まれたことですし,水には注意してもよろしいかと….
機種に関しては名指しでリクエストされましたので,Hydeとしては反対する理由も見つかりませんからそのまま採用です.
いくつかタイプがあるようですが,その中からビルトインの浄水器専用単水栓上面施工タイプをチョイスしました.
ビルトインはすっきりするという理由だけです.
単水栓は水道水と浄水を使い分ける際にいちいちレバーを切り替えずに済みそうだからです.

さほどこだわりがないから内容がおざなりだな〜.

【給湯器】:NORITZ 給湯専用16号 & フルオート20号

新居は間取り的に水回りが2ヶ所に分散しています.
給湯が必要な場所だけを考えた場合,1ヶ所目の母屋側は1Fの洗面・キッチン,2ヶ所目の離れ側は外水道×2・バス・2F洗面・洗濯シンクになります.
キッチンでは,ホシザキ電機の食器洗い洗浄機が給湯直結タイプであるため,シンクの水栓の他にこれにも給湯する必要があります.
給湯器本体を1つにして集中給湯することもできますが,管が長くなると温水が出るまでに時間がかかってしまいます.
そこで2ヶ所に分散した水回りそれぞれに給湯器を設置する予定になりました.

1ヶ所目の母屋側は使用する場所が少ないので給湯能力はそれほど必要ありませんが,食洗機への給湯に70℃のお湯が必要ですので(60℃のお湯でも洗浄可能ですが,できるだけ高温で洗浄したいと考えています),温度設定で70℃以上のお湯を給湯できるタイプを選択する必要があります.
たまたま【キッチン ショールーム巡り】を行った時にNORITZのショールームを見つけたので,70℃以上の給湯が可能な機種を探して貰ったところ,「風呂給湯器は安全のため60℃以上の給湯はできない」との返答を貰いました.
「風呂への給湯は考えていないので単なる給湯だけできればよい」旨を伝えたところ,技術資料を引っ張り出して探してくれました.
結果,給湯専用の製品なら75度での給湯が可能ですが,専用リモコン(\8,000)をオプションで買わないと60℃までしか給湯できないとのことでした.
給湯能力についても給湯プランを説明した上で相談しましたが,「16号あれば充分でしょう」とのことでした.(16号とは,水温+25℃の水を1分間に16リットル供給できる能力だそうです.)
ホシザキ電機の食器洗い洗浄機に専用の給湯器を取り付ける場合には,”5号以上の先止式給湯器”を使用する必要があります.
また,シンクでの洗い物でお湯を出す場合の目安として,概ね5号相当の給湯能力が必要とのことです.
多分同時使用するのはこの2ヶ所だけですので,10号あれば十分かと思われます.
まあ,万が一1F洗面も入れて3ヶ所同時にお湯を使ったとしても,16号あればお釣りがきますね.
特にメーカーにはこだわっていなかったし,70℃給湯ができる機種があるならそれで良し…ということで,NORITZ GQ-1623WA BLにリモコンを付けてることにしました.

2ヶ所目は風呂もあるので風呂給湯器を選びます.
メーカーは同じくNORITZです.
現在住んでいるの賃貸の風呂給湯器はNORITZのもので,使い勝手は分かっていますし,なかなか便利な機能も付いていて気に入っていますから….
グレードは,フルオート・オート・標準と3タイプあるようですが,現在使用中の物は(年式が違うので全く同じではないですが)フルオートタイプですから,ダウングレードは避けたいですね.
フルオートタイプはオートタイプに”自動足し湯”と”風呂配管クリーニング”機能がプラスされます.
”自動足し湯”には余り興味ありませんが,”風呂配管クリーニング”は気分的に清潔な気がします.(現在もこの機能は使っています)
同時使用は余り無いと思いますが,あったとしても2F洗面所とかち合うことがある程度でしょう.
冬場もシャワーを使用する前提での給湯能力の目安が約18号だそうですから,20号をチョイスすれば問題なさそうです.
…と言うことで,NORITZ GT-2017AWX BLにする予定です.

【ちょっと気になる他機種】
給湯器内に濾過機能を有する製品が各社から出ています.(発売予定も含む)
追い炊きする時や洗濯に残り湯を使う時に濾過されたお湯を使えるので衛生的というふれこみです.
Hyde宅ではHa-chanが風呂に入るようになってから残り湯を焚きなおすことをしなくなりました.
必ず水を抜いて浴槽を洗い,新しいお湯を張ってから入浴させています.
このようにしたら結構水道料金が上がりました.
現在残り湯を洗濯には使っていませんが,使うとしたら浄化された水の方が気分的には良いですね.
…というわけで,ちょっと気になっています.
もう少し調べてから採用するか決めたいと思います.

【バス】:NORITZ(暫定)

以前【実施設計打合せ#3】にも書きましたように,バスはユニットを採用することになりました.
N建築士は,バスの片流れの屋根天井からトップライトにつながる空間を生かすためには在来工法でバスを作る予定であったようですが,コストの面からユニットバスの採用を提案してきたのだと思います.
Hydeのバスに対する要望は,
  1. 窓を全部開放して入浴してもプライバシーが保てること
  2. 汚れやカビが付きにくく掃除が楽な素材を採用すること
  3. 水漏れ等の心配が無いこと
  4. 足をゆったり伸ばせる大きめの浴槽を設置できること
でしょうか…. (番号は優先順位ではありません)

1.は間取りの検討でクリアーされています.
最初の頃の案では直接デッキに出られるプランもあったのですが,その他の部屋との絡みでいつの間にか消えてしまいました.
しかし窓を開け放って入浴しても隣家等から除かれる心配が無いバスルームの一を確保できています.

2.と3.は在来工法で作っても,素材の選定や施工技術でクリアーできると思われますが,安価に高い品質を享受するためには,ユニットバスの採用が最良であると思います.
特に新居の場合,バスルームは2Fに設置されますので水漏れが最も心配されるのですが,どこだかのサイトで「2階設置の場合には品質や仕上がりが均一なシステムバスの採用を推奨する」とのアドバイスもあったと記憶しています.

4.についてはユニットバスを採用した場合には多少の制約を受けるようです.
ユニットバスの場合,サイズが1616の場合には,ユニットの内寸が概ね1600mm×1600mmであり,実際にはユニットを設置する”設置必要寸法”は外寸(内寸+壁厚×2程度)より若干大きくなりますので,実質内寸より100mm程度広いスペースが必要になります.
更に,設置する場所の四隅には柱があり,ユニット自体は壁で囲まれるはずですから,1坪(1820mm×1820mm)の面積に実際に設置できるユニットは1818タイプではなく1616タイプと言うことになります.
つまりユニットバスの場合には,単純に考えると壁が二重になり,その壁と壁の間にも空間が必要になるわけですから,在来工法に比べてバスルームが狭くなってしまうわけです.
バスルームが狭くなれば,当然中に設置する浴槽もそれに応じたサイズになってしまうわけですから,なるべく広い浴槽を希望しているHydeにとってはデメリットになってしまいます.

こないだのN建築士の話では,1618サイズの設置も可能であるとの説明を受けていましたが,1618と1618サイズの違いは,(Hydeが調べた数社の中では)一社の製品を除いて洗い場面積の違いで,浴槽が広くなる物は見つけることができませんでした.
一社だけ浴槽が広くなる製品をリリースしているメーカーはありましたが,某ハウスメーカー系列の(多分)子会社の製品で,水回りを専門に扱っている各社の製品と比べた場合,多くの点で見劣りしてしまいましたので,積極的に採用を検討するには至りませんでした.
洗い場の面積だけでも広げようかとも思ったのですが,こちらを導入した場合には浴槽の向きが変わってしまいますので,浴槽に隣接する窓がとれなくなってしまいます.

色々検討しましたが,ちょっと不本意ではあるのですが,バスルームは1616(1坪)タイプにしてしまおうとの結論に至りました.

…で,どこの製品を採用するかと言うことなのですが,結局時間が無くてろくに見に行かれなかったんですよね.
取り敢えず暫定的にNORITZの製品を見積に入れておきましたが,最終的にどうするかは分かりません.

でも一応,カタログはチェックしてみました.
他社の製品でもできるのかもしれませんが,NORITZの風呂給湯器と組み合わせる事により実現する便利な機能があるようです.
自動排水栓 台所リモコンで排水栓の開閉を自動的に行うことができる
洗っときバス スイッチ一つで浴槽の排水から,予備洗浄,すすぎ,排水栓閉めまで全自動で行うことができる
洗濯注湯 洗濯に残り湯を利用可能で湯温コントロールも可能
他にもあるようですが,興味があるのはこの3つです.

自動排水栓は,間取り的にバスとキッチンが離れているので,是非とも採用したいと思っています.

洗っときバスは\150,000程かかりますのでHydeの中では採用は無理だと思っていたんですが,N建築士は「これおもしろいですね.見積に入れておきましたよ.でもあんまり宣伝していないようですね.何でもっと宣伝しないんだろう?」とのことでした.
だいたいいつものパターンだと「う〜ん,予算的に厳しいですね」と言われてシュンとするところなんですが,思いがけない申し出でちょっとキツネにつままれたような気がしました.
最近(この設備の存在を知った後)は,風呂洗いをしなければならない度に「ああ,早く新居できなかな.そうすれば洗っときバスで風呂掃除を毎回しないで済むのに…」と,お互いにボヤいていますので,気持ちの中では採用決定しています.
見積次第で消えていく可能性は大いにあるのでしょうが….

洗濯注湯(RCS \39,800)は,残り湯の再利用と温水での洗濯という観点から採用してみたいと思っています.
↑↑↑【追記1】↑↑↑
NORITZの洗濯機注湯ユニット(RCS)は,ドラム式や水質改善(イオン水等)するタイプの洗濯機には使用できないことが分かりました.
実は洗濯機は転居と同時に買い直そうと思っていたのですが,さっき使おうと思ったら動かなくなっていました.
出張修理に来て貰うかこの際思い切って買い直すか迷って,買い直しを視野に入れて調べていた時に,某設建築士設計事務所のミニ情報ページで知りました.(NORITZのカタログには書かれていないか,パッと見ただけでは分からないところに書かれているのか,とにかく見つけることはできませんでした.)
お客様相談窓口に電話して確認したところこの通りの内容でしたので,洗濯機に合わせて洗濯注湯ユニットをあきらめるか,洗濯機の機種に制約を付けて探すかの選択をしなければならなくなりました.

現時点での洗濯機の有力候補はSANYOのAWD-A845Z(TOP OPEN DRUMで有名な製品です)です.
Kumadonは基本的に天日干しが好きなので,雨天時で必要がある場合を除いてしか乾燥機は使いません.
現有の乾燥機を使っていれば事は足りると思いますが,洗濯機が不調になった今,同時に買った乾燥機が(利用頻度は低いとはいえ)いつ動作しなくなるか分かりませんし,洗濯・乾燥機が一体式の方が設置スペースもコンパクトで済みます.
また,数年前の機種に比べると,使用する水も電気も格段に少なくて済みますので経済的であるようです.
通常の洗濯機のタイプで乾燥機能が付いた製品も出てきているようですが,乾燥できる量が少ないので,いざというときに不満が残りそうです.(乾燥時間も結構かかるようですし…)
そうなるとドラム式の一体型が候補になる訳ですが,ドラム式なら何でも良いかというと,Kumadon曰く「前開きタイプは途中で洗濯物を追加で入れることができないから絶対に嫌!」だそうなので,現時点(2002年11月初旬)ではこの機種しかないのです.

そうする洗濯注湯機能をあきらめなければならなくなってしまいますが,現在の風呂(0.75坪タイプ)に比べれば浴槽が広くなる分,残り湯を毎回捨ててしまうのはもったいないですから,洗濯にも利用したいと考える訳です.
実は本日初めて知ったのですが,最近の洗濯機には注水口が二つ(通常の水道用・風呂用ポンプ付)付いている機種があるんですね.
有力候補の機種にも付いていました.
そうすると,洗濯注湯ユニットはなくても.風呂の残り湯を注水することができるようです.
しかし,いちいちホースを浴槽にセットするのもめんどくさいですね.
そのような要望が多かったからかどうか分かりませんが,TOTOでは2002年12月より”洗濯用お湯取りシステム(\20,000)”を発売するそうです.
この製品は取水口付循環アダプタと樹脂配管とジョイントのセットといったところでしょうか….
でも,これを使えば洗濯機のポンプを使って残り湯を利用することができるようになります.
製品自体はそんなに複雑な物ではなさそうなので,NORITZでもこのようなシステムを組めれば良いのですが….
これは近日中に確認してみようと思います.
↑↑↑【追記3】↑↑↑
NORITZ及びSANYOのお客様相談窓口に電話をして確認してみました.
実際には窓口では対応しきれなかったようで,技術的なサポートの担当者と直接電話で話をしました.
私が理解した内容を整理すると,
  • SANYO(AWD-A845Z)と他の一般的な全自動洗濯機を比較した場合,注水に関しては特別なシステムを採用している訳ではないので,NORITZの洗濯機注湯ユニット(RCS)経由での注水時,水圧が極端に低下しないのであれば利用可能であると思われる.(SANYO談)
  • ドラム式の洗濯乾燥機(AWD-A845Zもこのタイプ)の場合,乾燥時に”水冷除湿乾燥”(「湿った空気を冷却水で結露させ,水分を取り除いて排水する.空冷タイプとは違い,湿気・熱気の排出を抑え,快適な環境を実現できる.」…だそうです)を行うため常に少量の冷却水が流れており,RCSがこの少量の水の要求を正確に判断できないかもしれない.(SANYO談)
  • AWD-A845Zへの初期の注水は”予備洗浄”・”本洗浄”と2回に分けて注水されるが,RCSは”予備洗浄”の時のみ風呂の残り湯を注水できるが,”本洗浄”の時にはすすぎと判断してしまうため,上水道に切り替えて注水すると思われる.(NORITZがSANYOに問い合わせて確認)
  • 自治体(水道局)によってはRCSの接続を許可しないところがある.これは”汚れた風呂の残り湯”と”上水道の水”を1本の配管を共有するので,混入の恐れがあるとして許可しない場合がある.実際私(サポート担当者)のいる神戸市では許可されていない.(NORITZ談)
とのことでした.
水道局への確認は取っていませんが,そこがOKを出したとしても,積極的にRCSを導入しようと思わせる材料が乏しいですね.
RCSを利用するがために洗濯機の選択(しゃれじゃないですよ…)に制約が付いてしまうというのは,将来の洗濯機買い換えの時にも今回と同じ問題に直面することになるますので,好ましいことではありません.
よって結論としては,RCSの採用を見送ることにして,気に入った洗濯機を買うことにしました.(実はもう買っちゃいました. あんまり遅くなると洗濯物がたまって困るので….)

NORITZに電話した時に,TOTOの”洗濯用お湯取りシステム”の様なシステムはできないのかということも聞いてみましたが,「残念ながらできない.」との返事を貰いました.
よって残り湯を利用するのであれば,洗濯機付属のホースをいちいち浴槽までのばして使うようにするか,システムバスをTOTOにしてこのシステムを組み込むか,あるいは残り湯利用自体を放棄するかの三者択一をせざるを得なくなりました.
ドラム式の洗濯機の場合,一般的な全自動洗濯機に比べて水の使用量が少ないという特徴もありますから,(見積もっていないので正確なところは分かりませんが)NORITZより価格的に高くつくであろうTOTOの製品を入れる位だったら,「残り湯なんて使わない!」と言う選択をするでしょうね…多分.
↑↑↑【追記4】↑↑↑Add
※本文章は新居で生活を始めてからのものです.
NORITZの洗濯機注湯ユニット(RCS)を導入するのはやめるつもりだったのですが,ユニットバスの候補をNORITZからTOTOにした場合に差額が発生しそうだったので,契約時の見積ではRCSを除外せずに金額を積算しておき,ユニットバスの変更時に一緒にRCSを取りやめようと考えていたのですが,Planning50 【浴室】で在来工法による浴室の方向性を決定した際,風呂の残り湯を洗濯に利用するという上記の検討のことやRCSを見積に含めていたことなどすっかり忘れていました.
Building38 【デッキ・水回り】で二つの洗濯用水栓を発見し,注湯ユニットを省くのを忘れていたことに気付いて後悔したお間抜けなHydeです. (;^_^A
さて,新居に住み始めて5ヶ月以上経ちますが,今まで「RCSはドラム式洗濯機では使えない」との認識から一度も使ったこと無かったのですが,ひょんな事でRCSに関する質問を受けその存在を思い出しました.
折角思い出したので,ダメ元でどうなるのか確認してみたのですが,SANYO(AWD-A845Z)の標準コースでは正常に動作しました!
【追記3】で「初期の注水は”予備洗浄”・”本洗浄”と2回に分けて注水されるが,〜(中略)〜”本洗浄”の時にはすすぎと判断してしまうため,上水道に切り替えて注水すると思われる.」との説明を受けていましたが,本洗浄時の注水にも風呂の残り湯を汲み上げていたようです.(どちらで注水されているかの表示は出ないので,水栓を触って暖かければ残り湯,冷たければ水道水との判断です.)
すすぎが始まると水栓が冷たくなるので水道水が注がれていると判断できました.
また,”水冷除湿乾燥”を行うための少量の冷却水も正確に判断できたのでしょう,乾燥も正常に終了しました.
標準モードの洗濯1回(乾燥は除く)で使用される水は約98[L]だそうですが,そのうち2回のすすぎには残り湯を利用しないので,洗浄時に使用するであろう30[L]強を残り湯でまかなうことができそうです.(実際に洗浄時にどれだけ使っているかは分かりません….)
一日一回洗濯したとして,30[L]×30[Day]=900[L/Month]=0.9[m3/Month]≒1[m3/Month]ですか….
結構大きいかも!?
予定外とはいえ折角付けた物だから少しは使ってやらないとね. (^_-)-☆
その他の設備として,「浴室乾燥機は入れますか?」と聞かれましたが,これについてはHydeもKumadonも「いりません!」ときっぱりお答えしておきました.
便利な設備が大好きなHydeらしからぬ返答ですが,これには訳があります.
Hyde・Kumadonの実家共に”浴室乾燥機”なる物が備わっているのですが,どちらの家でもほとんど使った試しがありません.
冬場は暖房を入れることができるので,あらかじめ浴室の暖をとれると言うことですが,シャワーでお湯かけた法が手っ取り早く暖まりますし,夏場は涼風を出すことができるとのことですが,窓を全開にして入浴できれば問題ないです.
浴室内で洗濯物を乾燥させることができるとも言われていますし,実際Hydeの実家で導入した時もこのように言われたのですが,今まで浴室で洗濯物を乾燥させたことはありませんでした.
結構人気がある設備のようですが,少なくともHydeとKumadonにはその有意性が見つけられませんでしたので採用しない方向です.

しかし何でもかんでもNORITZになってきたな〜.
まとめてごそっと入れれば安くなるのかな?

【対抗馬】
先ほどTOTOのWEBページでユニットバスをチェックしたら,なんでも1坪(通常は1616サイズ)に1717サイズなるユニットが入るらしいことを知りました.
内寸で50mm程度広くなるようですね.
浴槽がどれほど広くなるのか興味のあるところです.
早速カタログを請求しておきましたので,近い内に資料が届くでしょう.
浴槽サイズが広くなるようなら有力な対抗機種になり得ます.
浴槽洗浄システムも別売でありますね.(価格が\279,000というのが引っかかりますが….)
↑↑↑【追記2】↑↑↑
ショールームに行って実物を見,カタログを貰ってきました.
NORITZの物と比べて浴槽は長さが約20mm,幅が約50mm広くなるようです.
実際に入ってみましたが,深く腰掛けた場合なら足は折り曲げずに済みました.
1616サイズのバスタブに実際に入った事がないので,今度確認しに行こうと思っています.


【トイレ】:未定

特にこだわりませんが,次の点は考慮して貰いたい旨を伝えてあります.
  1. おしり洗浄機は欲しい
  2. 汚物が付きにくいこと
  3. 元気に流れること
  4. おつりを貰いにくいこと
最近ではタンクレスの一体型が注目されているようです.
確かにデザイン的にはすっきりしていていいですね.
掃除も楽と聞きます.
予算が許せば欲しいところです.
しかし,おしり洗浄機の寿命は陶器製のトイレ本体より短いので,将来を考えると別体型を選択する方がよいのかもしれませんね.

…というわけで未定です.


【洗面】:未定

1Fの洗面は造作で造っていただくことになっています.
前面の壁は総ガラス張りになる予定です.
シンクの下方はオープンにしてすっきりまとめたいものです.
造作の技術的な制約から,余り大きなシンクを入れられないとのことでしたが,提案していただいたシンクはあまりにも小さい!
可能な限り大きなシンクをお願いしたい旨を伝えてあります.
だって,髪の毛とか濡らす時に水がバシャバシャはねちゃうじゃないですか….
…というわけで見積は暫定で出しています.

2Fの洗面は既製のユニットになりそうです.
INAXの製品を提案して頂いているのですが,Kumadon曰く「これはちょっと…」とのことで,どうも気に入らないようです.
先日,珍しく自分でカタログを引っ張り出して見ていました.
イメージにあった物が見つかったようですので,今度N建築士に相談してみることになりました.


Back Top Next

Copyright (c) 2002-2009 Hyde@House+ing All rights reserved.