「体操を心より愛する人」
 現在67歳、まだ現役のアスリート。若松功(磐城高校教諭を最後に平成16年度定年退職・ラビット体操クラブ指導者)先生は毎年、全日本社会人大会や福島県総合体育大会に出場している。観客席からは「よくやるなぁ」「あの程度の技はできる」「あんなに拍手貰えるなら俺も出場しようかな」など馬鹿にしたような嫉妬にも似た声が聞かれる。しかし、そんな外野の声にはもろともせず黙々と体操に取り組んでいる。純粋に体操が好きなのだ。「体操を心より愛する人」である。
 競技会に出場しようとすれば当然、準備期間が必要となる。仕事を持ち、家庭を持ち、1日24時間の中から練習時間を捻出し練習を行う。それだけでも尊敬に値する。「俺にだってできるよ」という人がいる、そのような人のほとんどが「仕事が忙しい」「練習場所がない」などと合理化するであろう。本当に実行しようとしないのである。
 なぜ?選手として大会に出場するのか?ジュニア選手・中高生に「あんなに年をとってもできるんだから僕・私たちにもできる!!」「自転車乗りと同じで一度覚えた技は忘れないんだ!!」と励みになるように。また、口癖のように言う「体操は生涯スポーツだ」を身をもって証明しようとしている気がする。
2010年 9月17日 福島民報の記事へ
2009年 9月29日 いわき民報の記事へ
2009年 8月29日 66歳のミニ国体選手
2007年 9月29日 いわき民報の記事へ
2005 全日本社会人体操選手権大会 2部60歳代 個人総合優勝 平行棒の演技 
2005年 9月22日 福島民友の記事へ
2004年 9月30日 週刊新潮の記事へ

The people who loves gymnastics
新型跳馬に初挑戦!!
吊り輪 デスロー〜フィニッシュへ
見事な脚前挙!若い選手も見習うべき!!