現在67歳、まだ現役のアスリート。若松功(磐城高校教諭を最後に平成16年度定年退職・ラビット体操クラブ指導者)先生は毎年、全日本社会人大会や福島県総合体育大会に出場している。観客席からは「よくやるなぁ」「あの程度の技はできる」「あんなに拍手貰えるなら俺も出場しようかな」など馬鹿にしたような嫉妬にも似た声が聞かれる。しかし、そんな外野の声にはもろともせず黙々と体操に取り組んでいる。純粋に体操が好きなのだ。「体操を心より愛する人」である。
競技会に出場しようとすれば当然、準備期間が必要となる。仕事を持ち、家庭を持ち、1日24時間の中から練習時間を捻出し練習を行う。それだけでも尊敬に値する。「俺にだってできるよ」という人がいる、そのような人のほとんどが「仕事が忙しい」「練習場所がない」などと合理化するであろう。本当に実行しようとしないのである。
なぜ?選手として大会に出場するのか?ジュニア選手・中高生に「あんなに年をとってもできるんだから僕・私たちにもできる!!」「自転車乗りと同じで一度覚えた技は忘れないんだ!!」と励みになるように。また、口癖のように言う「体操は生涯スポーツだ」を身をもって証明しようとしている気がする。
2005 全日本社会人体操選手権大会 2部60歳代 個人総合優勝 平行棒の演技
The people who loves gymnastics
新型跳馬に初挑戦!!
吊り輪 デスロー〜フィニッシュへ
見事な脚前挙!若い選手も見習うべき!!