〜週刊新潮 九月三十日号より〜
2004 全日本社会人体操選手権大会
個人順位速報 男子2部 ベスト4種目《60代》
順 位 |
氏 名 |
ベスト4種目 |
1 位 |
松元 正竹 |
37.625 |
2 位 |
若松 功 |
37.150 |
3 位 |
奥原 若清 |
36.050 |
4 位 |
中村 能史 |
27.300 |
オジサンが爪先まで伸びた美しい跳馬を見せる。オジサンが鉄棒で華麗な手放し技を決める。オジサンが吊り輪でスラリとした両足をピタリとそろえてヒラリと持ち上げる・・・すべては、目の前で現実に起きたことなのだっだ。
先に開催された全日本社会人体操競技選手権大会。観客とマスコミの注目は、アテネから金メダルを持ち帰った5人の若き選手が登場する初日の「第1部」に集中した。が、見るべきはむしろ2日目、エントリー自由の「第2部」だった、といっても過言ではない。
なにしろ出場者のなかに還暦を過ぎたオジサンが4人。美技を披露する彼らは、鹿屋体育大学教授の松元氏を筆頭に、学校の先生だったり、体操協会の幹部をおつとめだったりで、つまり後進の指導・育成にあたりながら、まだまだ現役という方々なのである。
斯界の重鎮たちの軽やかな演技。嗚呼。
「体操を啓蒙したいという熱意と自らの限界への挑戦。敬服します。最近、年配の方が鉄棒で大車輪を見せるCMが話題ですけれど、上には上がいるといいますか・・・。超人技というよりほとんど神業だと思いますね」(日本体操協会 玉野安博理事)
若松 功(ラビット体操クラブ)
あん馬 1位 ゆか・跳馬・平行棒・鉄棒 2位 吊り輪 3位