生涯スポーツ、生涯現役
若松功さん 67

全日本社会人体操個人総合
2年連続4回目の優勝
NPO法人いわきラビット体操クラブ理事長の若松功さん(六七)が、福岡県北九州市で開かれた第43回全日本社会人体操競技選手権大会の男子二部六十歳代の部の個人総合で二年連続四回目の優勝を飾った。
大会は全日本社会人体操競技連盟、日本体操協会の主催で、今月十日から十二日まで開かれた。六十歳代の部には六人が出場し、若松さんはゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の全種目で最高点をマークし「完全優勝」を果たした。
 若松さんは同クラブの体操場で週五日の練習を継続している。一日当たり二、三時間の練習量を維持し、以前よりも柔軟性が増したという。若松さんは「生涯スポーツ、生涯現役がモットー。来年も優勝を狙う」と意欲をのぞかせている。

2010年(平成22年)9月17日 福島民報記事より
若松さん(いわき)2連覇
全日本社会人体操競技選手権
男子2部60代 全種目でトップ点
いわきラビット体操クラブ理事長での元高校教師の若松功さん(67)=いわき市郷ヶ丘=は10〜12日、北九州市立総合体育館で開かれた第43回全日本社会人体操競技選手権大会の男子2部60代で2年連続4度目の優勝を飾った。今も週4,5日はトレーニングに汗を流すという若松さん。「さらに連覇を重ねたい」と一層意欲を燃やしている。
 若松さんは東京教育大(現筑波大)時代と教員時代の2度国体に体操の本県代表として出場した経歴を持つ。東京五輪前後の大学時代は、世界トップクラスの実力者たちの中で厳しい練習にもまれた世代。磐城、勿来両高校などで体操部顧問を務めながら、競技への情熱は冷めやらず、全日本社会人選手権には30代、40代で1回ずつ出場。50歳後半からは本格的に挑戦を続け、60代に入り優勝を重ねるようになった。
 競技は、あん馬など6種目のうち点数の高い3種目の合計得点で争うが、今大会で若松さんは、全種目で6選手中トップの点数をたたき出し、文句なしで優勝を決めた。
 若松さんは「今年の夏は暑かったが、練習をしっかりしたおかげで、本番で失敗をしなかったのが勝因」と振り返り、「(目標を持って練習を続ける)張りのある生活に生きがいを感じる。生涯現役として競技生活を続けていきたい」と満足げに話した。

2010年(平成22年)9月20日 福島民友記事より