〜福島民友 2005(平成17年)9月22日(木)より〜
全日本社会人体操選手権大会(2部)
2005
いわき市で体操クラブ「いわきラビット体操クラブ」を運営する若松功さん(62)は9月19日に宇都宮市で行われた第38回全日本社会人体操競技大会2部で60代の部個人初優勝を果たし、2部総合でも6位に入る活躍を見せた。若松さんは「生涯現役で頑張りたい」と新たな意欲を見せている。
 若松さんは小学校時代から体操に取り組み、東京教育大を経て高校教諭になった。体操の指導に当たるとともに現在も選手として練習を積んでいる。
 競技はオリンピックに出場する世界レベルの選手達が競う1部と2部に分かれ、若松さんが出場した2部には約250人がエントリーした。
 若松さんは60代の部であん馬・吊り輪・平行棒で1位、ゆか・跳馬・鉄棒でも2位と好成績を収め、昨年の2位を上回り、悲願の初優勝を果たした。また2部全体でも6位に入賞した。また同クラブに所属する佐藤哲哉さん(44)は40代の部で6位だった。
 若松さんは子どもの育成と競技力向上を目指そうと、1984(昭和59年)に同市下大越に同クラブを立ち上げた。現在幼稚園児から中学生まで約60人が練習を行っている。
 若松さんは「優勝は生涯現役に務めようと、練習に励んできた成果。引き続きこの大会と県総体を目指し頑張りたい。また後進の指導にも当たりたい」と話している。
 
松元正竹選手(大学の先輩・1961年 ユニバーシアード優勝)や北川淳一選手(幻のモスクワ五輪代表・中日カップ優勝・池上スポーツクラブ教え子)などの実力者にいつかは勝ってみたかった。若い頃、何の成績もなかった下手な私でしたのでいつかは優勝してみたかった。優勝は走り・泳ぎ・筋トレ・柔軟などをやって、練習した成果と考えています。私は練習をしないで大会に出ることは好きではありません。大会出場目指しての練習をして、これまで出場してきました。今後も「生涯現役」です!!
 
若松先生の優勝コメント
2005全日本社会人体操選手権大会 若松功選手(左)佐藤哲哉選手(右)の演技
演技終了、安堵の表情!!
演技前、真剣な表情!!