日本一
久喜の提灯祭りの「日本一」及び「日本唯一」を紹介します。
■ 提灯の数
地上を運行する山車1台当たりに飾られる同一規格の提灯の数が日本一です。
本一(久喜)・・・516個
本村(上清久)・・・516個
本三(久喜)・・・494個
本二(久喜)・・・494個
東 (上清久)・・・490個
新二(久喜)・・・473個
東一(久喜)・・・472個
新一(久喜)・・・470個
西町(富山県越中八尾曳山祭り)・・・450個
新田(上清久)・・・427個
仲町(久喜)・・・426個
向町(福島県松川提灯祭り)・・・387個
湊町(富山県伏木けんか山)・・・369個
仲町(鷲宮)・・・357個
与原下区(福岡県苅田山笠)・・・334個
中町(富山県海老江曳山祭)・・・330個
亀谷(福島県二本松提灯祭)・・・328個
南部(福島県もとみや秋祭)・・・316個
北九州市戸畑祇園大山笠・・・307個
中町(富山県射水市新湊曳山祭)・・・300個
愛知県犬山市犬山祭・・・297個
反町(福島県小浜紋付祭り)・・・276個
三好上組(愛知県三好八幡社秋の大祭)・・・210個
下河原ヤマ組(神楽獅子ヤマ)(岐阜県高田まつり)・・・192個
中宿町(茨城県菅谷のちょうちん祭り)・・・183個
天福町(和歌山県粉河祭)・・・174個
踊山車(岐阜県岐阜まつり)・・・166個
唐子車(愛知県有松天満社秋季大祭)・・・164個
浅井山宮本車(愛知県乙川祭)・・・151個
中瀬古(三重県鈴鹿市長太天王祭)・・・146個
丹下町(愛知県鳴海祭(裏方))・・・135個
魚河岸(神奈川県松原神社例大祭)・・・128個
荒古組(愛知県東海市大田まつり)・・・109個
元町(富山県たてもん祭)・・・100個
湊組(滋賀県大溝祭)・・・66個
山車1台当たりに飾られる提灯の数が日本一の祭りは、愛知県津島市天王祭で運行される船山車です。(約540個)
地上を運行する山車1台当たりに飾られる提灯の数(複数規格)が日本一の祭りは、愛知県一宮市黒岩祇園祭で運行される提灯山車です。(526個)
一つの祭りで山車に飾られる提灯の総数が一番多い祭りは、愛知県犬山市の犬山祭りです。(297個/台×13台=3,861個)
■ 提灯山車の回転パフォーマンス
山車の上部が回転できる構造になっている祭りは、各地にありますが、複数の提灯山車が同時に山車の上部を回転させるパフォーマンスを披露するのは日本で唯一久喜だけです。
(※当HPでは、山車1台当たりに飾られる提灯の数が100個以上の山車を「提灯山車」として分類しています。)
複数の人形山車を回転させるパフォーマンスは神奈川県藤沢市鵠沼皇大神宮例大祭で、複数の山車を回転させるパフォーマンスは三重県亀山市関宿祇園夏まつりで、単独で提灯山車の上部を回転させるパフォーマンスは、茨城県那珂市菅谷まつりで披露されています。
下記で山車を回転させる様子をご覧頂けます。(YouTube)
https://youtu.be/NOBknzr5z78
■ とんぼ
久喜では山車を操舵する「かじ棒」のことを「とんぼ」と呼んでいます。この「とんぼ」は、前後にスライドが可能となっており、この機能は日本で唯一の機能となっています。
進行方向前面に「とんぼ」をスライドさせ長くすることで、より多くの人数が進行方向前面の「とんぼ」に張り付くことができ、方向転換がし易くなります。
「とんぼ」をスライドさせることを「とんぼをかえす」と言います。とんぼをかえして、上部を回転させることで、山車の前後を簡易に入れ替えることができます。
下記で「とんぼをかえす様子」をご覧頂けます。(YouTube)
http://youtu.be/Lf3PJGbPvBY
下記で「上部回転構造」と「とんぼのスライド」を活用し、山車の前後を入れ替える様子をご覧頂けます。(YouTube)
http://youtu.be/511QObJQpzc
■ 2形態の山車の同時鑑賞
昼と夜とで山車の姿(形態)が大きく変化する祭りは各地にありますが、異なる2つの形態で同時に山車が運行するのは日本で唯一久喜だけです。12日の昼間に、人形山車・提灯山車の2つの形態を同時に鑑賞することができます。
山車の姿が大きく変化する祭りは、福島県二本松提灯祭り、富山県越中八尾曳山祭、富山県伏木けんか山、愛知県尾張津島天王祭、福岡県苅田山笠等があります。
下記で2形態の山車が同時に運行する様子をご覧頂けます。(YouTube)
https://youtu.be/KPXT2jgywys
関東一
■ 山車同士のぶつけ
関東地方において、山車同士をぶつける激しい祭りは久喜しかありません。
久喜地区では、夜20:00頃に全町の山車が駅前に集合したところで、新一と新二が3回程山車をぶつけます。
上清久地区では、夜21:00頃に山車同士をぶつけます。
関東以外では、秋田角館・富山高岡伏木・福岡県苅田等で山車同士をぶつけています。
下記でぶつけ合いの様子をご覧頂けます。(YouTube)
https://youtu.be/ow2WONng7kM
■ けんか祭り
関東地方において、夜の提灯山車運行の際に、けんかが発生する確率の高い気性の激しい山車祭りは久喜しかありません。
その昔は、各町の縄張り意識が強く、自町内に他町の山車が入るのはもってのほかであり、町の境ではけんかが頻発していた為、「けんか祭り」と呼ばれていたそうです。
今ではその名残もあり、祭日のハイライトでもある、夜21:20頃の四つ角では、互いの町の挑発でけんかが発生することが多々あります。
■ 中5日の山車巡行
関東地方において、中5日間をおいて山車が巡行する祭りは久喜しかありません。
川越まつりは連続する2日間、佐原の大祭は連続する3日間、熊谷は連続する3日間と、ほとんどの祭りは連続した日程で山車が巡行します。
1週間の祭り期間の初日と終日に山車が巡行する為、他の祭りと比べ、より長い期間で祭り気分を味わえます。