一般市場で流通しているディスプレイの主だったものの簡単な説明。
参考程度にどうぞ。
その名の通り、よくある質問をまとめてみました。
掲示板で質問する前に一度読んで下さい。
javascriptで作った簡単な計算機です。
色々計算してみたい人はどうぞご利用下さい。
購入に迷ってる人はテンプレ使って質問して下さい。
ただし、土日は返答率が低いのでそこらへんはご容赦下さい。
液晶TVに関しては専門が違うので的確なアドバイスは無理です。
また、グラボも同様ですのでご容赦下さい。
黒→白→黒と輝度が変化する時間の総和。
輝度変化は緩やかな曲線を描くので輝度の10%から90%の変化時間を指す場合が多い。
ただ、実際に使用する場合は黒→白→黒より、濃いグレー→薄いグレー→濃いグレーの変化が多い。
この中間調の応答速度(Gray to Gray)は方式によるがスペック上の表記より数倍遅くなる。
(VA方式>TN方式>IPS方式と特にVA方式はスペックよりかなり遅くなる)
中間調応答速度を改善するにはOD回路が必要。
OD搭載機種のみスペックと同じ応答速度が出る。
ちなみに表記されるのは時間なので日本語的には応答時間と書いた方が正しいような気がする。
白輝度を黒輝度で割った値。
液晶は原理的に黒を表示しても光が漏れるのでどれだけ引き締まった黒が表示されるかの指標となる。
つまりコントラスト比が高いほど深みのある黒を表現できるということ。
暗めの部屋で使う人には特に重要なファクター。
原理的にVA方式のパネルがコントラスト比を出しやすい。
単位はカンデラで表され、絶対値が大きいほど明るい。
PC用に使用するには200cd/m2あれば十分な明るさ。
普通に使う分には最近のは明るすぎるので、むしろどれだけ暗く調節できるかが肝。
TV観賞を謳った機種の多くはかなり明るいので注意が必要。
8bitドライバを使いRGBのサブピクセル毎に256階調表現して1677万色を表示するのがフルカラー
つまり(2^8)^3=16,777,216色ということ。
6bitだとを(2^6)^3=262,144色を表示となります。
これをFRCやディザリング等使って擬似的に作り出してる1619万色とかが擬似フルカラーになります。
上記にあるコントラスト比が1<10まで保持できる角度。
…なんですけど、機種によっては1<5になってたりでかなりいい加減。
更に色変化の視野角は含まれておらず新規格の策定が待ち望まれる。
TN方式は特に狭く、VA方式はかなりマシだが色変位が起きる。
IPS方式の中でもS-IPSと言われるもの以上のモノで色変位で克服できる。(参考:IPS方式の系譜)
上下に狭かったらTNパネル確定で、上下左右ともに170度は欲しいところ。
応答速度は残像感と直結ではないし、視野角に関しても色変化等はスペックからは読み取れません。
また、メーカーによっては過大評価ともとれるスペックを騙るところもあり油断できません。
つまるところ、スペックなんて素人を騙すためのモンです。
玄人じゃないと真の意味を読み取れませんので要注意。
ディスプレイを90度回転して縦表示を可能にする機能。
1600x1200のディスプレイなら1200x1600のディスプレイになる。
多くの文書は縦長なので縦表示の方が見易い場合のことが多い。
PIVOT機能搭載機種のデュアルディスプレイで本を読む感覚で表示させることも可能。
縦横比を固定して拡大する機能。
ゲームソフトの多くは4:3で作られているため、5:4の解像度のSXGA等では全画面表示すると縦長になる。
そこで縦横比を固定して拡大する機能が必要となってくる。
ワイド液晶でも重要となってくる機能。
コンピュータから出力した8bit(256階調)データを一旦10bit(1024)階調データに変換し、
それを再度8bitに最適に割り当てて理想の階調を表現する機能。
”Advanced Fringe Field Switching”の略。
韓国Boe Hydisが開発した技術でIPS方式の発展系。
高輝度、高コントラスト比、広視野角を達成できる技術。
日立のIPS-Proもこれに該当する。(参考:IPS方式の系譜)
韓国SamsungのPVA技術の発展系。
画素を8分割し、サブピクセルの階調を変化させることができる。
これにより色変位もある程度抑えることができる。
CRT並みの動画表示能力を得るために現在開発されている技術。
60Hz駆動を倍の120Hz駆動にしてコマとコマの間を補完して表示することで残像感を軽減する。
2007年6月現在、ハイエンドの液晶TVに搭載されている。