2ndDay
 この時期の札幌は4時になると空が明るくなってくる。シンガポールは6時30分でもまだまだ暗い。海外旅行では、到着時間が深夜になることも多いが、今回は成田発の午前便なので夕方にシンガポールに到着しているのでとても楽だ。そこで、少々早起きして7時(日本時間では8時なので早起きでもないか)には3階の朝食ブッフェのレストランへ。
 チェックイン時に朝食券などはもらっていないので本当に予約されているのかを少し心配していたものの、カウンターで部屋番号を伝えたところリストには名前があったようで席まで案内してくれた。早い時間と言うこともあり席はがらがらだった。気持ちがよいのでアウトサイドの席をお願いした。ブッフェでは中華、洋食、インド料理(カレー)、サラダ、フルーツ、飲み物が用意されていた。味はいたって普通。
 食事をしたからプールに行く準備をしていたところ、ラナイにサルが来ている。野生のサルが現れるというのは事前にわかっていたが実際に目の前に登場するとやはりびっくりする。
 プールは8時にオープン(子供用のプールは9時)するので、午前中はプールでまったりすることにした。プールはメインプールにジャグジー、そして子供用のプールがありリゾート気分を満喫することができる。ジャグジーはプールの中に2箇所あり、温水ではなくてプールの水と同じ水温。しかし、気温が暖かいのもあり全く問題ない。 
 子供用のプールにはスライダーが3本あり、出発前からかなり楽しみにしていた。ホテルのHPでは出口しか掲載されていないので全体はわからなかった。実際に見ると全長は10mほどで1回カーブがある程度で高低差もあまりなく、流れている水も多くはないので水着の素材にもよると思うが寝ていても途中で止まってしまい、おもしろくないのか何回か滑っただけでやめてしまった。
 3時間ほどプールで遊んだので次はセントーサ島のアトラクションで遊ぶことに。島内には多様なアトラクションがあるのでお金があれば1日遊んでいてもよいかなと思う。しかし、そんなお金はないので厳選したアトラクションのみを楽しむことにした。
 まずはホテルのロビーから下に降りたところにあるバス乗り場からバスに乗車してマーライオンパークまで約5分ほど。8ドルの入場料を支払いマーライオンの中へ。入り口でラッキーコインをもらい、まずはビジュアルにマーライオンの生い立ちを勉強する。別のテレビで日本語訳も放映されているので内容は理解できる。これが終わるとエレベータで上に上がる。そこからは階段で頭の上と口の中へ行くことができる。口の中からのんびりと外の景色でも見ようかと思っていたところ、ここは専属カメラマンの仕事場となっており自由に見学することはできない。1階に戻りラッキーコインを景品に交換する。景品はセントーサ島の「うちわ」だった。売店で先ほど撮影した写真を見る。1枚15ドル(約980円)2枚だと20ドル(1300円)。なかなかよい出来だったので2枚購入した。
 マーライオンパークからビーチステーションまでは徒歩で移動する。マーライオンからビーチステーションまでの通路にはよくわからないオブジェの噴水がずっと続いている。10分ほど歩きビーチステーションへ到着した。ここでの目的はそり滑り。1回そりに乗るだけで12.75ドルとちょっと高いような気もする。ローカルな話になってしまうが、その昔手稲オリンピア遊園地でも同じものがあったような記憶がある。
 チケット売り場でリフトの券とそりがセットになっている家族用割引券も用意されており、4回券を40ドルで購入した。スカイライドと呼ばれるリフトに乗車した。
このリフトからの見晴らしもなかなか素晴らしい。
終点でスカイライドから降りてからヘルメットをピックアップしてスタート地点に向かう。暑いのでヘルメットはかぶりたくないけれど安全のためなので仕方がない。650メートルのコースをそりで滑り降りる。やりようでかなりスピードが出るのだろうが、AIAI&KARINが一緒なので途中で止まりながらゆっくりと滑る。
お腹もすいてきたので、昼食はVIVOシティのフードコートで食べることにした。到着日はどこになにがあるのかわからなかったけれど、そのおかげで今回はスムーズに3階のフードコートへ行くことができた。3階のフードコートは中華系のフードコートのようで全体のディスプレイも中国系でまとめられている。フードコートのよさは写真を見ながら注文ができること。 
VIVOシティからマリーナベイサンズまではMTRでの移動も考えたが、最寄駅から10分以上歩かなくてはいけないようなのでタクシーで移動する。これからタクシーに乗車するというところで突然マリナベイサンズの名称を忘れてしまう。「マリナサンベイ?」「マリナサンライズ?」ますますわからなくなる。タクシーに乗車して「マリナ・・サン」と言ってみると「お〜マリナベイサンズ」と無事に伝わったようで一安心。マリナベイサンズまでの時間は15分ほどで7ドル(460円)。
 ホテルの正面入り口(タワー1)に到着しホテルの中へ。フロントを見ればちょうどチェックインの時間とかさなったからなのか宿泊者が長い列を作っていた。見学はどこから行くのかわからないのでひとまず前に進んでみることに。途中に「SKY GARDEN」の表示を見つけたのでさらに前に進む。人たので見学者用の入り口(タワー3)を探す。
結局ホテルを縦断しタワー3の出入り口から一度外に出てB1階へ。そこにチケットカウンターがあり入場券を購入する。かなり混雑しているのではと思っていたのにカウンターには誰も並んでいなかった。
 B1から57階まで一気にエレベータで上がる。エレベータはシンドラー製とのこと。
 57階に到着して目の前に素晴らしい眺望が広がる。SMAPのプール?はタワー1側に位置しており、見学者はもちろん入ることができず、遠くから雰囲気を見るぐらいしかできない。
そんなわけで景色は360度の眺望とはいかないけれど有料でも十分満足な眺望だ。ただし屋外にちょっとしたギフトショップ、ドリンクコーナはあるものの椅子などはなく休憩する場合は床に座るしかない。トイレはエレベータホールにある。
 ショッピングセンターやカジノもあるので見学してみることに。カジノは昼間なのに満員だった。それだけ需要があるということなのだろうか。日本も観光に力を入れていくのであればそろそろカジノも良い頃なのではないだろうか。ショッピングセンター側には水路がありボートに乗ることができる。もちろん有料で一人10ドル。乗りたくもないこう言う時にKARINが「乗りたい」と言い出した。旅行に来ると財布の口が大きくなるだろうか。仕方がないのでKARINと二人で船旅を楽しんだ。というよりも周りの人を楽しませていたような感じだ。
 マーライオン公園まではタクシーで移動する。10分ほどでマーライオン公園に到着した。タクシースタンドから港へ歩くと正面に先ほどまでいたマリナベイサンズサンが見えていた。マーライオン公園から見るマリナベイサンズもなかなか美しい。さすがにシンガポール1番の観光名所だけあり、多くの人が写真を撮っていた。一番の撮影ポイントはマーライオンの横顔とマリナベイサンズを背景に撮る場所だと思う。
 タクシーで行った方が早いかも知れないけれど、旅は経験と言うことでMRTでチャイナタウンへ。ラッフルズプレースから乗車すると一度乗り換えがある。
道路にせり出した店やオープンスペースのレストランなどがとても良い雰囲気だ。 
 物によっては観光地と同じものがかなり安く売っており、シールやキーホルダーなどを見つけてはAIAI&KARINが大喜びしていた。まだ掘り出し物があるのではと二人は道沿いの店を見て回る。気のせいかも知れないけれど店舗の数が減っているような感じ。AIAI&KARINは次々と店を見て回るが結局はMRT駅を出てすぐの店の一番のお気に入り。
 夕食はチャイナタウンで食べる。
ミーゴレン5ドル(330円)、FriedRice4ドル(260円)、ワンタン麺5ドル(330円)、手羽先FriedChickenWing10ドル(650円)とかなり安い。そしてタイガービールが5.5ドル(361円)。
 その後はオーチャッドのDFSへ。
 宿泊場所はセントーサ島なのでわざわざ買い物のためにオーチャッド行かなくてもVIVOシティでも十分かなと思う。しかし、今回は「TUMI」のブリーフケースを購入予定なので値段を確認するためにDFSへ行くことに。(成田空港の免税店で58,000円、マリナベイサンズで910ドル(約59,878円消費税を除くと約54,000円)
 
 DFSでは早速「TUMI」の販売コーナーへ。同じものを見つけて値段を確認。49,350円。この値段から消費税の7%を引くと45,950円そしてさらに現品しかないので5%割引してくれるとのことで購入決定。結局買値は43,000円。
 それにしてもシンガポールのDFSは何が免税になるのかわからなかった。酒、たばこ、香水などの空港渡し商品は店舗でも免税金額での販売なのだろうか。他の商品は消費税を一度支払い、一品100ドル以上であれば空港で還付を受けることになる。7%の消費税なのだが、7%が戻るわけではなく証明書の発行手数料をDFSで手数料を取っているらしい。 
 疲れたのでオーチャッドからタクシーで帰ろうということになった。しかし週末の21時ぐらいと言うこともあるのだろうか、空車のタクシーをなかなか見つけることができなかった。そこでMTRでハーバーフロントへ戻り、そこかららシャトルバスで帰ろうと言うことになった。駅に到着すると22時のシャトルバスが行ったばかりだったので、セントーサエクスプレスでリゾートワールドセントサへ行きバスに乗り換えてホテルに戻ることに。
 しかし、この2つの乗降地点は全く異なる場所にある(後でわかった)。ユニバーサルスタジオもクローズしているため駅前は閑散としていた。そこでマーライオン公園のバス停まで歩き、さらに15分も待って来たバスはブルーライン。それでも「これでホテルに帰れる」と思ったところバスはビーチで終了、しかも最終バスとのこと。「どうやって帰るの」と聞いたところ。「歩いて20分でホテルに着くよ」と軽い回答が。
 もしかするとビーチトラムがあるかもと行ってみたもののここも運行している様子はなかった。するとそこで「ニイハオ」と話しかけらた。同じバスに乗ってきた方々のようだ。中国語で話しかけられたのは本日2度目。リアルに中国人と思われているらしい。中国語は「ニイハオ」と「シェイシェイ」しかわからない。申し分けないと思いつつ「アイキャントスピークチャイニーズ」。
 「それにしてもセントーサ島のアイランドマップにはブルーバスの運行時間は22:30まで、そしてビーチトラムの運行時間は23時までとあるのだが・・・。」
 KARINが歩けないと言うことで「おんぶ」で蒸し暑い海沿いの道を20分ほど歩いてようやくホテルに到着した。
「のんびり、ゆとりの旅行にはなかなかならないものです。」

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