「誘惑に打ち勝つ方法」について

戯曲(劇の上演のために書かれた脚本)『オンディーヌ』のオンディーヌは、天真爛漫な水の精で、 騎士のハンスに恋をしますが、水界の王はハンスを疑い、結婚に反対をします。
そこで、「騎士のハンスがオンディーヌを裏切った時は、ハンスの命を奪ってもよい」という条件で、 オンディーヌは人間界へと嫁いで行きます。

そして、オンディーヌはハンスの奥方となりますが、宮廷のしきたりや礼儀を何一つ知らないため、 宮廷の笑い者になってしまいます。
何時しかハンスは、古い許婚(いいなずけ)であったベルタに心を奪われてしまい、 オンディーヌは、ふたりの前から姿を消します。

しかし、ハンスの手下に捕らえられて裁判にかけられてしまいますが、 オンディーヌは「私が、ベルトラム(宮廷中でただひとりオンディーヌに好意を寄せた詩人)と、 ハンスを裏切ったの!」とハンスをかばいます。

そこへ水界の王が現れて真実を語り、ハンスは妻のオンディーヌは潔白であり、 今でも自分を愛していることに気づきますが、水界の王の「オンディーヌ」と呼ぶ声が三度響き渡った後、 ハンスの命は消え、オンディーヌの心の中の人間界における記憶が消されて、 何事もなかったかのように水界へと帰って行く。
と、いった内容の物語です。


ハンスが、古い許婚(いいなずけ)であったベルタに心を奪われたように、 私たちにも、色々な誘惑が来ますが、問題は、なぜ誘惑にあったかではなく、 どのように拒絶するかが問題ですよね。

  新約聖書:ヘブル人への手紙4章15節には、イエス様も、私たちと同じ様に誘惑に会っていますが、  『世に勝つ者とは、だれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。 (新約聖書:ヨハネ第一の手紙:4章15節)』と口ずさむと、 誘惑に勝利したイエス様が、私たちを助けてくださるのですね。

  そして、パウロは、新約聖書:ガラテヤ人への手紙5章16節で「御霊(聖霊)によって歩みなさい。 そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。」と言っています。

旧約聖書:ヨシュア記1章9節では「・・・強くあれ。雄雄しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。 あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」とあります。

悪霊(サタン)より強いイエス様が、私たちの行く所どこにでも、私たちと共におられるので、 誘惑に勝利することが出来るのですね。

Jesus loves you forever.

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