「ユダヤ人」について

昨年の2月に、イスラエルへ『巡礼の旅』をして、聖書に書かれている場所へ行き、神さまの愛の広さと深さを肌で実感することが出来ました。

そして、もう一つ感じたことは、「どうして、ユダヤ人は嫌われているのかしら?」という思いでした。

いくつか考えてみました。
1.『ユダヤ人は、お金持ちが多いから。』
確かに、980円商法といったユダヤ人商法があります。
値札に、1,000円ではなく、980円と書けば、お客は「20円のお釣りが戻り、安い!」と思って、買う人が増えます。

これは、人をだまして商売をしているのではありませんよね。
頭を使って人より沢山売って、お金持ちになったことを理由に、
「ユダヤ人は嫌いだ。」という思いは、ただの偏見ではないでしょうか?

2.『ユダヤ人は、ユダヤ民族以外の文化を受け入れないから。』
確かに、エルサレムのユダヤ人地区をバスで走ると、正統派のユダヤ人が歩いていて、男性は、黒い帽子をかぶり黒い服を着て、 もみあげを伸ばしていました。
女性も黒や地味な色で装い、スカートをはいていました。
そして、「既婚女性はカツラをかぶるか、被り物をして髪の毛を見せない。」と、ガイドさんから聞きました。
クリスチャンは、旧約聖書と新約聖書を聖典として、主(イエス様)を救い主と受け入れています。
ユダヤ人は、旧約聖書を聖典として、旧約聖書に書かれている神さまとの約束を守り続け、これから救い主が現れると信じています。

『文化の違い』ですか?
私は文化に限らず、言葉使いや食生活でも、人と違いはありますが、だからと言って嫌うことはありません。

3.『ユダヤ人は、主(イエス様)を十字架に掛けた民族だから。』
確かに、新約聖書:ルカの福音書23章21節でユダヤ人は、「十字架だ。十字架につけろ」と、叫び続けています。

神さまは、人々のためにアブラハムを選び契約を結んで、息子のイサクの子であるヤコブから、ユダヤ人が誕生しました。
そこで、悪魔(サタン)が神さまの計画をぶち壊すために、ユダヤ人を抹殺しようとしています。
しかし、旧約時代では神さまは、悪魔(サタン)の陰謀からユダヤ人を、エジプト・アッシリヤ・バビロン・ペルシャ等から守り、 現代ではナチスドイツ(ホロコースト)から守られています。

ユダヤ人は、神さまから人類の代表として『選ばれた民族』で、その他私(アジア人)を含め『異邦人』ですが、 神さまは全人類が救われるために、この地上に主(イエス様)を使わせて下さいました。
「十字架だ。十字架につけろ」と叫んだのは、私たち人間です。

神さまは、私たちに「憶測やうわさで、判断してはならない!」と、警告をしているようですね。

ユダヤ人を愛し、ユダヤ教を信じているユダヤ人の救いのためにも、祈ってまいりましょう。

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