「ある約束」について
デューラーの友達は自分たちの状況を案じて、一人が絵の修行に打ち込めるよう一人が絵を描き、
もう一人が生活費を稼ぎ、そして、また後で役割を交代すればいいと提案をしました。
最初に、友達が先にお金を稼ぎました。
数年が経ち、デューラーは展覧会を開くほどまでに才能を開花させ、木版画が売れるようになりました。
そして、「今度は私が働いて、君が絵に打ち込めるようにしよう」と約束を果たしに、
デューラーは友達を訪ねました。
しかし、友達は辛い労働で指が曲がってしまい絵筆を持つことができなくなっていました。
デューラーはとてもショックを受け深い悲しみに落ちてしまいました。なぜなら、
自分は、友達の犠牲によって成功できたと思ったからです。
ある日、デューラーが友達を訪ねると、友達はゴツゴツした両手を合わせて、
デューラーが名声を得たことを感謝する祈りをしていました。
感動したデューラーは、「あっ、あの手! 今の私があるのは、あの手のおかげだ!!あの祈りの手を描こう。」
と絵筆を取り、あの有名な『祈りの手』を完成させたそうです。
『祈りの手』の作品を思うと、人間を最後まで愛されたイエス様の犠牲的な愛を目覚めさせてくれますね。
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