「他人を憎む」について

イエス様は、罪の許しについて、マタイ福音１８章２２節には、「イエスは言われた。七度まで、などとはわたしは言いません。
七度を七十倍するまでと言います。」と、言われています。
そして、「・・・あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」
と、慢性高血圧症や心臓病、胃腸炎にならないための予防対策を、教えて下さっていたのですね。

許すこととはちょっと違うかもしれませんが、良いことをしても感謝をされないとしたら、あなたは、どのように感じますか？
褒めてもらい感謝を願うことを第一にしていると、慢性高血圧症や心臓病、胃腸炎になってしまうのではないでしょうか。

私が子供の頃、私の父は東京のサラリーマンで、お金持ちではありませんでしたが、親せきで田舎に住む病気の人を、我が家から病院へ通わせていました。

また、父が川の土手でお弁当を食べていると、日本に強制的に連れて来られ、低賃金で働かされて土手に住んでいた外国の方が、憎まれても仕方のない日本人の父に、ヤカンにお湯を沸かして来てくれたそうです。
そして、見るからに汚れた茶碗にお湯を注ごうとしましたが、断ることは失礼だと思い、自分のお弁当の蓋にお湯を注いで頂き、世間話をしたそうです。
「汚いな！　私に構わずに、あっちへ行ってくれ！」とは、口が裂けても言わない父は、褒めてもらいたいとか、感謝してもらいたいからではなく、他人に施しをすることで幸せを得ていた人でした。

主（イエス様）は、良い事だけをしましたが、感謝されるどころか憎まれ、罵声を投げかけられました。
それは、私たちが、慢性高血圧症と心臓病にならぬように、憎んだり、妬んだりせずに歩む、見本を見せて下さったのです。
感謝しつつ歩みたいですね。

１．「キリスト教」

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