「アルベルト・シュヴァイツァー」について
シュヴァイツァーは、1875年にドイツの牧師の息子として生まれ、ドイツ語(アルザス語)とフランス語の両方に堪能で、
7歳の頃からピアノ、14歳の頃にパイプオルガンを習い、21歳の夏、「30歳までは、学問と芸術のために生き、
その後は、人々に奉仕する道を進もう。」と、決心して医学を学んでいます。
そして、38歳の時、哲学者・宗教者・音楽家の地位を投げ捨て、恵まれない黒人を救うために、
ガボンのランバレネという地域で約50年、医師として奮闘しました。
ランバレネには、今でもシュヴァイツァーが使用していた病院と部屋等が、そのまま残されていて、
『密林の聖者』とも呼ばれ、第二次世界大戦後は、日本の広島と長崎に原子爆弾が落とされた事を知り、
核問題を中心に反戦運動を展開し、1952年には、『ノーベル平和賞』を受賞しています。
シュヴァイツァーは、キリスト教伝道と医療活動及び、平和活動を通しての活動は高く評価されていますが、
白人を兄、黒人を弟として扱い、アフリカの一部の保守階層を中心に、
ヨーロッパの列強の帝国主義・侵略戦争・植民地支配のシンボルと見なしている人々もいるようです。
しかし、「黒人は人間ではない。」と、差別や排除する習慣が当たり前であったヨーロッパ全体の風潮の時代に、
白人と黒人を「兄弟」として位置付けていたシュヴァイツァーの思想は、進歩的だったのではないでしょうか。
晩年もランバレネにおいて医療活動を展開し、1965年に90歳で天に召され、同地に埋葬されましたが、
彼の功績は、天の神さまがご存知です。
それで良いのです。
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