「日野原重明さん」について

日野原重明さんは、1970年によど号のハイジャック事件に遭遇したそうです。
小さい頃に腎臓病を患い、大学へ入学してからは結核で1年間休学を強いられた経験もあり、 「60歳で人生終わり」と思っていたが、たまたま乗り合わせた飛行機がハイジャックされ、 機内では赤軍派がダイナマイトや日本刀を持っていて「機動隊が来たら爆破する。」と、 そんな緊張状態が丸4日間続いて、韓国の金浦空港で解放され、 飛行機のタラップを降りて土を踏んだ瞬間に、
「60歳は還暦。普通なら人生の晩年が始まると思うかもしれないが、 いや違う、本当に新しい人生が今から始まるんだ!」と、その時確信したそうです。

ちょうど同じ頃に、哲学者マルチン・ブーバー氏の「人は創(はじ)めることを忘れなければ、 いつまでも若くある。」という言葉に出合い、 その言葉が非常に心にしみ「新しいことへの挑戦を続ければ、体は老いても心の若さは続くのだ。」と、
人がやらない新しいことを創めるようになり、この言葉への共感こそが日野原さんのパワーになっていると お話しされています。

さらに日野原重明さんは、このようにお話されています。
「カナダの生理学者ハンス・セリエ氏が、ストレスには『良いストレス』と『悪いストレス』があると 説いていますが、まったく同感。
『良いストレス』というのは、人間を前向きに成長させてくれて、バネになる。
僕は、他の人が負担に感じたり、嫌だと思うストレスをこの『良いストレス』にするのが 得意なのかもしれない。
だから疲れることなく仕事を続けられる。
もしこのストレスが悪であれば、いくらうまく食事や睡眠時間を調整していても、 こんなに健康ではいられないはずだよ。
仕事の依頼を受けた時、言われたままやるのではストレスになるから、 そこで自分がやりがいを持てるように工夫したり、発想を転換して取りかかるようにするんだよ。
相手に「こうしてほしい」と期待するのではなく、自分を変えて状況を楽しむ。
それができるようになると、気持ちもさわやか、イライラすることもなくなる。僕はそうやっている。
相手への対応、打つ手を変えることで、プラスのエネルギーを導き出せているんだろうな。
それと原稿書きなど、『その時、すべきことをする。』というのが大事で、先延ばしにしない。
それに費やす時間は同じですから。
そんな発想で時間を有効活用しているから、ますます心の負担も少ないわけで、後は運動かな。
なかなか歩く機会も少ないので、駅や空港ではなるべくエスカレーターには乗らないようにしている。
空港で動く歩道を行く人を、それを使わずに追い抜くのが好きでね。
早足で歩くとドキドキしてきて、息も切れる。
でも、追い抜きに成功すると『やったあっ!』てね、これも一つの達成感。
僕のエンジンを稼動するエネルギー源。
今、子どもたちと話すのが楽しくてたまらない。
僕の話を深いところで理解してくれていて、感性豊かだよ。
これからは子どもたちに平和と愛の大切さを伝えることも私の使命。
子どもたちの良いモデルであるよう、もっと人間として磨きをかける努力をしなければと。
まだまだ、私の命をいろんなかたちで使っていきたい。
私の挑戦もまだまだ続きますよ。」と。

日野原重明さんのお話を聞くと、とても励まされますね。
これかも日野原重明さんの働きのために、祈ってまいりたいと思います。

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