「シャローム」について

ハワイの「アロハ!」のように、ユダヤでは、挨拶をする時に「シャローム」と言うそうです。

「平安がありますように。」といった意味で、お互いの平安を祈るために用いられ、元々の意味は『心に恐れと動揺がないこと』で、 平安があってはじめて、平和は実現します。

オリンピックを観ていて、銀メダルを獲得しても、負けた悔しさのみ前面に押し出し、勝った相手を褒めたたえない姿を見て、 「参加することに意義がある」というメッセージを思い出しました。

それは、第4回 ロンドンオリンピック(1908年)のことですが、アメリカとイギリスの陸上競技が対立していて、 両国民の感情のもつれは、収拾できないほどに悪化していました。

その時に行われた教会のミサで、「このオリンピックで重要なことは、勝利することより、むしろ参加することであろう。」という メッセージが語られたそうです。

このメッセージを、当時のクーベルタンIOC会長が取り上げて、「勝つことではなく、参加することに意義があるとは、 至言である。
人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。
根本的なことは、征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある。」
と述べています。

確かに、今回の400mリレー決勝予選でしたが、1位で駆け抜けた日本人を観た時は、初めは信じられずにいましたが、 「すげー!やったー!」と、叫ばずにはいられないほど嬉しく、感動しました。

しかし、その裏には、戦争や内紛等で、自由に参加できない選手や、コーチの指導の元にドーピング問題で、参加できない選手が いることを忘れてはいけません。

親兄弟や応援してくれた人のために金メダルを目指すことは、素晴らしいことです。

『勝った負けたと、騒ぐじゃないよ。後の態度が大事だよ。」という歌がありましたが、

平安があってはじめて、平和は実現します。

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