「桜」について

豊臣秀吉の「醍醐の花見」の桜や時代劇の桜は、実は染井吉野ではありません。
染井吉野は、江戸時代末期に染井村(現在の東京都豊島区駒込と巣鴨周辺)が発祥地で、明治以降になって全国に広まりました。

ソメイヨシノ(染井吉野)は、葉が出る前にピンクの花が咲き揃う特徴をエドヒガン(江戸彼岸)から、大輪で花付きの良さをオオシマザクラ (大島桜)から受け継ぎ、幕末の戦乱で荒れた東京上野の山や、幕府軍との戦いで戦死した官軍兵士を祀(まつ)るため靖国神社等、 東京近郊に数多く植えられたそうです。

成長が十年程で立派な樹形となり、手入れが簡単で育てやすい為、全国各地の城跡や軍事施設などに植えられるようになり、 第二次大戦後の復興期から高度成長期にかけて、公園・道路・堤防・学校等の全国の公共施設に植えられていったのですね。

しかし、近年ではソメイヨシノ一辺倒ではなく、別の品種の桜も植えられて来ているそうです。

ともあれ、今週は東京も雪国となり、寒いのが苦手な私は、一日も早く染井吉野桜の咲くポカポカ陽気が来るのを、 楽しみに過ごしています。 

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