「なぜ日本人が」について

長い年月クリスチャン生活を送っておられる方は、「なぜ日本人がもっとクリスチャンに成らないのでしょう?」といった 質問には、「クリスチャン一人一人の祈りが足りないからですよ!」と、一つの要因を即答するのではないでしょうか。

では、その他に、何かなかったのかを、ご一緒に考えてみましょうね。

1549年にフランシスコ・ザビエルによって、日本にキリスト教が伝わり、茶人の千利休は、ポルトガルの宣教師たちや キリシタン大名の高山右近等のクリスチャンたちと、お茶を飲み会う機会を持ち、 後妻おりきや娘の中にはクリスチャンがいたようですから、三浦綾子さんの『千利休とその妻たち』(新潮文庫)にあるように、 千利休はクリスチャンであったようですね。

そこで、女癖の悪い豊臣秀吉は、キリスト教の『一夫一婦制』についても、相当気に入らなかったはずですから、 キリシタン禁制令を発令し、千利休を切腹させたのではないでしょうか。

今でも、日本の男性は、「側室を持つことが出世した男の姿」と思っている方が多いため、クリスチャンに成らないとしたら、 ちょっと寂しすぎますね。

さらに、ヨーロッパ人が、宣教師を送ってきた後は、日本を植民地にするのではないかと恐れ、 1638年の島原の乱以後、鎖国に入り、キリスト教は邪教(誤った教えを説き、人を悪へ導く宗教。邪宗)とされ、 『踏み絵』等によりクリスチャンは迫害と拷問を受けています。

では、なぜ、キリスト教は邪教(誤った教えを説き、人を悪へ導く宗教。邪宗)とされたのでしょうね?

昔は、「日本は、神の国である。」と日本人を洗脳し、国の統一化を図ってきました。
しかし、クリスチャンは、「死後は、神の国(天国)へ行く」と信じていますから、矛盾が起こりクリスチャンを非国民とし、 弾圧をし続けてきたのですね。

現在では、明治憲法下での「天皇制」は改められ、天皇は、神ではなく日本の象徴です。

アメリカのビリー・グラハム伝道師が昭和天皇に「あなたは、なぜクリスチャンに成らないのですか?」と 尋ねたことがあるそうです。
すると、昭和天皇は「私は憲法に従えば国民の統合の象徴ですから、 日本国民の半数以上がクリスチャンに成れば考えてもよいと思います。」と、お答えになったそうです。

美智子皇后様や宮家に嫁がれた方々もクリスチャンが多く居られますから、平成天皇が「私を含め皇室の半数以上は、 クリスチャンです。」と宣言し、日本人の半数以上がクリスチャンに成ったら、素敵ですね。

今日は、「人間ドック」の胃カメラによる検査で、喉が少々痛むため、ここまでとさせてください。
次回は、1859年にアメリカの宣教師によって日本にキリスト教が再度、伝道された以後について考えてみましょう!

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