「宮本慶子さん」について

彼女はクリスチャンではないが、子どもが生まれると、どのように子どもを育てていくべきか 道しるべがほしいと思い、教会に行った。その時に「汝の敵を愛せよ」という聖書のことばを 聞いたが、「そんなことはできるはずがない。できるとしたら、それは神さまだけだ」と思ったそうだ。 ところが実際に、それをやっている人たちがいる、この人たちは神さまに一番近い人なんだと思った、 ということだった。
彼女が真実を的確に見抜いてくれたことが、私にはとてもうれしい。「敵を愛する」「赦しがたい相手を 赦す」ということは、神さまの近くにいさせてもらうときに、神さまが心の中に起こしてくださる奇跡なのだ。 「神さまのように偉い人ができること」なのではなく、神さまに愛されていることを知り、神さまを愛するように なった人が、神さまの望んでおられることをおこないたいと願うようになったとき、 起こしていただける奇跡なのだと思う。・・・・・
ひとりの母親として、戦争の犠牲者となる子供たちをもうこれ以上増やしたくないという思いを胸に、 宮本さんはガイドをしておられる。・・・・・

私も15年ほど前に、足立区綾瀬で女子高校生がコンクリートで固められて殺されていた事件があった時、 会社の上司から「殺されていた女子高校生のご両親の前で『汝の敵を愛せよ』と言えますか?」と 尋ねられたことがありました。
その時、「私も、ご両親を前にして『汝の敵を愛せよ』とは言えませんが、イエス・キリストは、 自分は無実であるのに、私たちの罪のために十字架にかかってくださり、 死を前にしても『父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でもわからないのです。 (新約聖書:ルカの福音書23章34節)』と言われています。
だから、私たちクリスチャンは、イエス・キリストが私たちを愛してくださっているので、 私たち人間も共に愛し合うことができるように、毎日祈っています。」と答えたことがありました。
この地上から戦争が無くなるようにお祈りしてまいりましょう!!

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