「小林富次郎」について
小林富次郎は、1852年に埼玉県与野町(現・さいたま市中央区)出身で、
『そろばんを抱いた宗教家』と言われた熱心なクリスチャンでした。
富次郎がクリスチャンとなった理由は、神戸の劇場でキリスト教の演説会に出席していた時、
一部の若者達が演説会を妨害したそうです。
その時、柔道を教えているというクリスチャンの大男が控え室から出て来た為、
富次郎はクリスチャンの大男が若者達を投げ飛ばすであろうと見ていると、
何と言うことでしょう!クリスチャンの大男は、若者達に頭を下げて静かにするようにと頼み込んでいたそうです。
これを見た富次郎は深く感動し、神戸の多聞キリスト教会に熱心に通うようになり、
イエス様を自分の救い主として受け入れ、クリスチャンになりました。
その後、富次郎は全財産を投入し、宮城県にマッチ工場を設立しますが、洪水によってマッチ工場が水浸しとなり、
再起不能となってしまいました。
生きる気力を無くした富次郎は、北上川の橋の上から身を投げようとした瞬間、
神戸の長田牧師が葉書に書いて贈ってくださった、
新約聖書:ヘブル人への手紙12章11節「すべての懲(こ)らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、
かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。」
が脳裏に浮かび、自殺を思い止め、再び事業に取り組む決意をしたそうです。
そして、東京にマッチと石鹸関連の『小林富次郎商店』を開設し、後にライオンへと発展したのですね。
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