「隠れて」について

1612年の禁教令後も、隠れて信仰をつらぬいたことは、長崎・平戸や熊本・天草が有名ですが、 豊後(大分)の大名だった大友宗麟も宣教師フランシスコ・ザビエルと親交があったキリシタン大名です。

大分県竹田市中心部近くの「キリシタン洞窟礼拝堂」(県指定史跡)は、五角形の入り口の奥に祭壇のような彫り込みがあり、 地元岡藩の重臣、古田重治の屋敷のすぐ裏手にあるそうです。

そして、江戸時代には長崎にあった、高さ80・5センチの鐘で、表面に「HOSPITAL SANTIAGO 1612」と書かれた 「サンチャゴの鐘」と呼ばれている国指定重要文化財は、なぜか大分県にあり「藩主がキリスト教を黙認していたから」ではないかと、 推測されています。

九州大学名誉教授(歴史学)の服部英雄は、「サンチャゴの鐘が見つかったことを考えると、江戸初期に藩が、キリシタンを黙認していた 可能性はある。」と話しています。

また、1961年には竹田市で、十二使徒の一人ヤコブとみられる像が、城跡近くの草むらで見つかっています。

今年10月には、地元のNPO法人と共に「竹田キリシタン研究所・資料館」を開設したそうですので、「一度訪問したいなっ!」と考えています。

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