「開国とキリスト教」について

1853年に江戸幕府は、開国に踏み切り、1858年には「日米修好通商条約」が締結され、アメリカ人居留地において、 信仰の自由と礼拝が認められました。

その翌年には、アメリカの聖公会/長老派教会/オランダの改革派教会、少し遅れてバプテスト教会等の プロテスタントの宣教師が来日し、1872年には、横浜に最初のプロテスタント教会『日本基督公会』が設立されました。

カトリックは、1858年の「日仏修好通商条約」の翌年に、パリ外国宣教会が日本に宣教師を派遣して、 1862年横浜に天主堂(教会堂)が建設され、1865年長崎には、大浦天主堂も建設されて、 2世紀半ぶりにキリスト教会が復活しました。

1861年には、ロシアから函館のロシア領事館付司祭としてニコライも来日し、ロシア正教を伝え、 日本ハリストス正教会を結成しました。

1873年に明治新政府は、キリシタン禁制の高札撤去の太政官布告を出しましたが、 明治新政府の解禁によってキリスト教は、欧米の進んだ文化や自由・平等・博愛といった近代的な倫理と結びついて、 全国に広がって行きました。

さらに、1880年と1887年に日本語訳の聖書が出版され、プロテスタント教会は、女子教育を含む青年教育、 社会福祉や社会事業、文化等の分野でも、めざましい影響を及ぼし、日本の近代化に大きな役割を果たしています。
(2013.07.14)

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