「エルヴィス・プレスリー」について

ロック・ミュージシャンといえば、無秩序なチンピラといったイメージがありますが、 エルヴィス・プレスリー(1935年1月8日〜1977年8月16日)は、50年代のスーパースターですから、 徴兵を逃れる特例措置を受けることもできましたが、徴兵に応じて軍隊に入隊しています。

また、日本で翻訳されているエルヴィス・プレスリーの本は、スキャンダラスなものが多く、 日本のマスコミが作ったエルヴィス・プレスリーと実物とは、かなり違います。
なぜなら、エルヴィスが真の国民的スーパースターだったのは、熱心なキリスト教信者であることを、残念な事に、 日本の音楽のマスコミは、まったく理解していなかったのです。

もちろん、アメリカ人はクリスチャンのエルヴィスを知っていましたから、保守層にも熱烈な支持を受けていました。

プレスリー一家は、一週間に一度、近くのキリスト教会に出席するのが何よりの楽しみでした。
エルヴィスは、9歳で洗礼を受け、酒やたばこやドラックもやらず、礼儀正しい好青年で、両親を大切にしていました。
トラックの運転手をしていた頃に、大好きだった母親の誕生日の贈り物として、 自費で自分の歌をレコードに吹き込みます。
そして、それがきっかけで、歌手デビューし、大スターとなりました。

しかし、エルヴィス自身は、若者たちに受ける世俗的な曲を歌って人気を得るよりも、 ゴスペル部門で3度もグラミー賞を受けたことを誇りにしていました。
また、エルヴィスは聖書を読むことで、平安と喜びを得て、周囲の人のためにもよく祈っていたそうです。

ある歌番組の中で、エルヴィスのファンの団体が、『あなたは王様です!』と書いた横断幕を広げると、 エルヴィスは動きを止め、「王様はイエス様です。」と優しく伝え、エルヴィスと一緒にいたゴスペル・グループの一人は、 「有名人の姿を知って、がっかりして、ファンではなくなるということを良く聞きますが、エルヴィスは正反対で、 彼に会った人は、ますます彼を好きになっていきました。
エルヴィスに会ってファンになる人は、すごく多い。」と、言っています。

アメリカのポピュラー・ミュージックは、黒人の音楽でも、白人の音楽でも、キリスト教と深く関わっています。
「アメイジング・グレイス」という曲を、日本人は好んで歌っていますが、この曲もキリスト教の賛美歌です。
エルヴィスの歌う曲も、神さま(God)/イエス・キリスト(Jesus)を讃える、クリスチャンの歌(ゴスペル・ソング)で、 『私の手をとって』(Take My Hand ) 導いてくれるは、イエス様(Jesus)のことで、アメリカの多くのポップスは、 男女のラブソングではなく、実は、キリスト教をテーマにする曲が多い事が分かります。

エルヴィスは、礼拝や町の集会場で、熱狂的に歌われる黒人のゴスペルを日常的に聞いて育った事もあり、 白人歌手として初めて、黒人をステージ・メンバーに起用して、人種差別とも静かに戦っていました。
そして、世俗的なラスベガスで、一番好きだったゴスペルソングの『輝く日を仰ぐ時』を歌い、成功を収めています。

エルヴィスは、1977年8月16日(42歳)に心臓発作で亡くなりましたが、叔母(父の妹ナッシュ・プレスリー牧師)は、 「エルヴィスは聖句を暗記していました。
そして、キリストによる生まれ変わり(回心)、信仰によって新しい人生経験をすることの必要性を信じていました。
さらにエルヴィスは、『聖書の言葉を実生活に当てはめ、実行しなければならない。』と言っていて、 エルヴィスは本当に強い信仰を持っていました。」と、証言しています。

今でも多くのファンを持つ、ロック・ミュージシャンのエルヴィス・プレスリーの真の姿は、 イエス様だけを王とするクリスチャンでした。

人生は、家庭と仕事とレクリエーションのためだけにあるのではありません。
主(イエス様)を信頼して、人間らしさを持つ者となれるように、主(イエス様)に祈ってまいりましょうね。

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