「東京大空襲」について

1945年3月10日未明に米軍の爆撃機B29の空襲を受けて、東京の下町が炎に包まれました。

第2次世界大戦中、東京は米軍から100回以上の攻撃を受けていますが、この日が最悪の被害となったため『東京大空襲』と呼ばれています。
沢山の爆撃機が上空を飛び、金属の筒にガソリンを詰めて、木造の屋根等に衝突すると、ガソリンに火がつく焼夷(しょうい)弾を 落としたのです。
木造家屋が密集する下町は、一気に火の海となり、東京は焼け野原に変貌しました。

東京大空襲・戦災資料センターによると、死者10万人・焼失家屋27万棟・家を失った人約100万人。

私は、子供の頃に育った日暮里で、焼夷弾によって燃えた寺の墓石の痕を見て、戦争の凄まじさを感じました。
また、子供の頃、戦争を体験された近くのお婆さんたちに、可愛がられて育ちました。
そして、お婆さんたちは、「たっちゃん、どんなことがあっても戦争をしては、いけないんだよッ!」と、幼い私に 涙ながらに語り、戦争の悲惨な事と過ちを教えてくれました。

敗戦後、軍人や軍属は国から60兆円の補償を受けていますが、空襲で被害を受けた一般の人は対象外で、被害者と遺族らは、 国に謝罪と賠償を求めて裁判を起こしましたが、いずれも最高裁で負けが確定しています。
これで良いの?
 
「どんなことがあっても戦争をしては、いけないんだよッ!」と言った、お婆さんたちの声を、無駄にしてはいけませんよね。

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