作成日:2003/06/17
更新日:2008/08/19
SONY VAIO PCG-Z1R/Pで CentOS-5.2 Fedora Core RedHat Linuxを使っていく上でのTips日記のようなものです.
ひたすら経験談を書き散らしているので読みにくいとは思いますが,同じ機種でLinuxをお使いの方には,いくつかお役に立てる部分があるかもしれません.
RedHat-6.2の頃からFedore-9に至るまで、ずっと追っかけをやってきたわけですが、そろそろマシンのスペックとのミスマッチが大きくなってきたので、FC6/RHEL5 ベースのCentOS-5.2に移行しました。どうやら、この辺りのものが一番具合が良いようです。ということで、CentOS-5.xがサポートされている間は、もう乗り換えはしないつもり(サポートされなくなる頃には、マシンが寿命に達すると思うが・・・)
下記問題は、FC6でのインストール方法に関するJustsystemの公式情報に従ってインストールされていれば発生しない問題でした。
FC6までの要領で、ATOKとかBerylとか、ほぼ問題なく利用できるようになったのですが、ATOK for Linuxを使うようにすると、Firefox-3.0 が起動しない(起動直後にクラッシュする)という事態に遭遇。すったもんだ調べた挙げ句、原因がわかったので、インストール・設定の手順をまとめたページを更新しました。
1年以上ぶりの更新は、やはりVAIOに無関係な話。
vsftpdで公開しているFTPサーバーに対して、これまでも週に1回ほどの頻度で brute force attack があったんだけど、ここのところ酷くなって、syslogから毎日2MBを超えるメールが来るのに辟易していた。
sshdへのbrute force attackに対しては、随分前に、blocksshdで対策をとっていたが、FTPについても同様のものがないかと検索し、sshitを見つけたものの、BSD系列の開発者のようで、iptables対応は未だTODO扱い。どうせなら、blocksshdでsshdとあわせてftpdにもまとめて対応できないものかとスクリプトを読んでみたら、簡単な改造で対応できた。ポイントは2点
ここにパッチを置いておきます。言うまでもありませんが、iptablesでblocksshd用のchainにフィルタするルールでも、21番ポートを追加しておく必要があります。
# Create new chain for blocksshd iptables -N blocksshd iptables -I INPUT -p tcp -m tcp --dport 21:22 -j blocksshd
正規表現さえきちんと書ければよいので、色々なことに対応できそうです。
音量調節,バックライトの輝度調節を行うのに,これまでずっとjdmouseをカスタマイズして使っていたのですが,思い立って,プリミティブなGUIのインターフェースを作って,自分なりに少し使いやすくしてみました.
「ng」などとつけるのはおこがましいような代物ではありますが,一応動くものが出来たのでこっそり置いてみたりします.
バイナリRPMではX起動時に自動起動するように設定してあり,Fn+F4 で音量調節ウィンドウ,Fn+F5で輝度調節ウィンドウが開き,カーソルキーで調節が出来ます.(Fn+F3はミュートOn/Off)
Compizが動いたので,調子にのってBerylなるものを導入.いやはや,これすごいです.
デスクトップに派手なエフェクトをつけられるのはもちろん面白いのですが,それより何より,Windowの操作やコマンドの実行などをキーボードやマウスのショートカット操作に細かく割り付けることができるので,実用性という面でもばっちりです.これはもう手放せません.
このページの「HOWTO : FEDORA CORE 6 - BERYL 0.1.2」から,yumで一発インストールできます.
それでは本日の小ネタ
ログインしていれば,gnome-power-managerの設定で,LCDパネルを閉じるとサスペンドするように設定できるのですが,コンソールモードで起動したり,GDMのログイン画面の状態ではダメでした.
/etc/acpi/events/以下に,以下の内容の lid.confというファイルを作成することで解決
# ACPID config to suspend machine if LCD panel is pressed, but only if # no gnome-power-manager is running event=button/lid.* action=/bin/ps awwux | /bin/grep gnome-power-manager | /bin/grep -qv grep || /usr/bin/pm-suspend
ATIの純正ドライバ(fglrx)を試すなどあれこれやって,半ばあきらめていたcompizですが,ひょんなことから有効にすることができました.(スクリーンショット)
詳細はFedora JP 掲示板に投稿しましたが,ここには,compizが有効になるxorg.confを置いておきます.
2006/11/11 追記:compizって,単にウィンドウをうねうねさせたり,デスクトップをぐりぐり回すだけじゃ無いんですね
特に,ショートカットキーや簡単なマウス操作で,ウィンドウのサムネールを出したり,ウィンドウ切り替えができたりと非常に便利.機能と操作方法はLinuxウォッチの記事を参照してください
FC5は実はあまり弄り倒しておらず、日本語入力も標準のまま使っていたのですが、FC6があまりにも快適なので、久々にカスタマイズ熱が出てます。最近は標準の日本語入力でも結構使えるんですが、せっかくATOK for Linuxを持っているので、これを使うようにしました。
基本的には、FC3の時の要領でいいのですが、gtk.immodulesの場所が異なっているために、FC3用のインストールスクリプトがそのままでは動きません。FC3用のインストールスクリプトに少々パッチを当てることで無事インストールできました.
インストール・設定の手順をまとめたページを作成したので参考にしてください
世の中の人がcompizでデスクトップをグリグリさせてウハウハ言っているようなので、試してみたかったんですが、どうやらATI純正ドライバでも不可能なようです。
あ〜き〜ら〜め〜ました〜^^;
その後の進捗です
sonypiドライバが無かった原因が判明.
Z1R/PのCPUはPentium-Mなんだけど,何故かi586用のカーネルがインストールされていました.このため,sonypiが無いだけでなく,CPUの周波数制御機能が有効になっていないなど,いくつかおかしなことになっていたようです.DVDイメージに含まれるi686用のカーネルパッケージを上書きインストールしたら,ちゃんとsonypiが含まれていました.
2006/11/04 追記: この、i586カーネルがインストールされる問題、どうやらFC6のバグらしく、あちこちで多発しているようです。インストールされているカーネルのバージョンを "rpm -q --qf '%{arch}\n' kernel" で確認して、「i586」と出れば該当してます。
で,jdmouseですが,特にデバイスファイルを作成したりしなくても動きます.RPMパッケージを作成しましたので,良ければ使ってください.(jdmouse-20021116-1.i386.rpmをダウンロード)
# rpm -Uvh http://www11.plala.or.jp/stoyama/z1linux/jdmouse-20021116-1.i386.rpm # /sbin/service jdmouse start
これで,ファンクションキー操作により,輝度,ボリュームの調節ができるようになります.キー割り当ては次のとおり(2003/11/11の記事からの再掲)
Fn + F2: 音量を下げる Fn + F3: ミュート Fn + F4: 音量を上げる Fn + F5: 輝度を下げる Fn + F6: 輝度を上げる
DRI,いわゆる3Dグラフィック機能.
FC6では,Xorgの自動検出機能が賢くなったのが一つのウリのようなんですが,逆に,DRI関連の設定が自動では全くなされておらず,/etc/X11/xorg.confを書き換える必要がありました(xorg.conf).変更点は,以下の差分を見てください.
--- xorg.conf.original 2006-10-26 20:29:22.000000000 +0900 +++ xorg.conf 2006-10-26 21:10:02.000000000 +0900 @@ -7,6 +7,12 @@ InputDevice "Synaptics" "CorePointer" EndSection +Section "Module" + Load "extmod" + Load "glx" + Load "dri" +EndSection + Section "InputDevice" Identifier "Keyboard0" Driver "kbd" @@ -21,7 +27,7 @@ Option "Protocol" "auto-dev" Option "Emulate3Buttons" "yes" Option "LeftEdge" "120" - Option "RightEdge" "830" + Option "RightEdge" "900" Option "TopEdge" "120" Option "BottomEdge" "650" Option "FingerLow" "14" @@ -41,10 +47,20 @@ Section "Screen" Identifier "Screen0" Device "Videocard0" - DefaultDepth 24 + DefaultDepth 16 SubSection "Display" Viewport 0 0 Depth 24 + Modes "1400x1050" "1280x960" "1152x864" "1024x768" "800x600" "640x480" + EndSubSection + SubSection "Display" + Viewport 0 0 + Depth 16 + Modes "1400x1050" "1280x960" "1152x864" "1024x768" "800x600" "640x480" EndSubSection EndSection +Section "DRI" + Group 0 + Mode 0666 +EndSection
これでハードウェア3Dアクセレレーションが有効になったので,FC6の新機能の目玉,compiz を有効にしてみました(システム → 設定 → Desktop Effects)
で,結果はというと,うーん…ですね.一応動くことは動くんだけど,ウィンドウを動かすと残像が出まくりだったり,実用になりませんね.やっぱりベンダー提供のドライバが無いとだめか.
ATIドライバに関しては,「Fedora Core 5 で ATI Radeonカードの 3D 機能を有効にするにはどうすればいいですか?」ってな情報もあって,ちょっと試したんだけど,まだうまくいきません.進捗があったら報告します.
FC6をインストールしました.
何より嬉しかったのが,サスペンドが完璧に出来るようになってること.ACPIでまともにサスペンド出来るようになるのはいつの日かと思いつつも,全く期待してなかったので,インストールしてみてびっくりでした.モバイルユーザーは,この1点だけでFC6にバージョンアップする価値ありだと思います.
まずは,ファーストルックで気づいた点をいくつか
http://atrpms.net/dist/common/ipw2100-firmware/からファームウェアを落としてインストールし,適当に設定するだけで動くはずです.「はず」と書いたのは,私のZ1は内蔵無線カードを2200BGに換装してるから.同じくATrpmsのhttp://atrpms.net/dist/common/ipw2200-firmware/からファームウェアのパッケージを頂きました.
いつものとおり,vmware-any-any-updateの最新版を頂いてきてインストールすれば大丈夫です.
なんと,FC6のカーネルモジュールには,sonypiが含まれていません.これは何とかせねば.これから対応を考えます.
xscreensaver-extras, xscreensaver-extras-gss, xscreensaver-gl-extras, xscreensaver-gl-extras-gssの4つをインストールする
その他,タッチパッドの右端スクロールとか,ボールドフォント表示とか,これまでカスタマイズが必要だったものは,インストール直後から普通に使えています.後は,上記のsonypiを何とかするだけですね.
FC5は何ら問題なく稼働中.ですが,家を買ったので多忙すぎていじれない.
このページからはオフトピになりますが,新居にLANを構築した記録を作成.
9月28日の回で無線LAN(ipw2100)の設定について書いたのですが,その後,FC4のカーネルがバージョンアップされても,ダウンロードサイトのモジュールが更新されず,カーネルのアップデートを見送っていました.
しかし,いつまでたってもカーネルバージョン依存のモジュールが提供されない(というか,そもそもそういうものが削除されたみたい)ので,新しいバージョンのカーネルでは,カーネルモジュールやユーティリティのインストールが不要になったのかもしれないと思い試してみたら,ファームウェアのインストールのみで無線LANが問題無く使用できました.
とっくにFedora Core 4に移行していたが,設定などをいじり回す時間が無く放置していた.最近ようやく時間ができたので,ちょっとしたメモ
下記のFedora Core 3用のKBでオッケー
/sbin/lspciの結果は以下のとおり.
02:0b.0 Network controller: Intel Corporation PRO/Wireless LAN 2100 3B Mini PCI Adapter (rev 04)
ここからたどれるこことここから,カーネルのバージョン,アーキテクチャに応じたファイルをダウンロードしてインストールする.本記事時点でのバージョンは以下のとおり.
ipw2100-1.1.0-32.rhfc4.at.i386.rpmipw2100-kmdl-2.6.12-1.1447_FC4-1.1.0-32.rhfc4.at.i686.rpmipw2100-firmware-1.3-5.at.noarch.rpm
2005/12/13 追記:FC4の最新のカーネルでは,ファームウェア(ipw2100-firmware-1.3-5.at.noarch.rpm)のみで良いようです.
無線LANアダプタはeth0として認識される./etc/modprobe.conf, /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0, /etc/sysconfig/network-scripts/keys-eth0 をそれぞれ,次のとおり作成または編集.
/etc/modprobe.conf
alias snd-card-0 snd-intel8x0 options snd-card-0 index=0 options snd-intel8x0 index=0 remove snd-intel8x0 { /usr/sbin/alsactl store 0 >/dev/null 2>&1 || : ; }; /sbin/modprobe -r --ignore-remove snd-intel8x0 alias usb-controller ehci-hcd alias usb-controller1 uhci-hcd alias ieee1394-controller ohci1394 alias eth0 ipw2100 alias eth1 e100
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 (ESSID, IPアドレス等は環境に応じて適宜) なお,system-config-network-guiコマンドでGUIで設定することもできる.
DEVICE=eth0 ONBOOT=yes BOOTPROTO=none TYPE=Wireless MODE=Managed ESSID=xxxxxxxxx NETMASK=xxx.xxx.xxx.xxx DHCP_HOSTNAME= IPADDR=xxx.xxx.xxx.xxx DOMAIN= HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx USERCTL=yes PEERDNS=yes GATEWAY=xxx.xxx.xxx.xxx IPV6INIT=no RATE='11' CHANNEL=1
WEP暗号化通信を用いる場合は,下記のとおり,/etc/sysconfig/network-scripts/keys-eth0 にWEPキーを記述.
KEY=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
synapticsパッケージがインストールされていることを確認(無ければyumコマンドでインストール)し,/etc/X11/xorg.confにsynapticsドライバの設定を追加する.追加前との差分は以下のとおり.タッチパッド右端をなぞることによるスクロールが可能になり快適快適.
Web上にはデフォルトのCorePointerを無効にするという記述も散見されるが,そうするとUSBマウスが使えなくなってしまう.以下のとおり "AlwaysCore" として追加すればUSBマウスとも共存できる.
なお,私の場合,synaptics設定前にタッピングが無効になるのを避けるため,カーネルパラメータにpsmouse.proto=bareを設定しており,これがネックでsynapticsが動かなかった.synapticsドライバを使う場合,psmouse.protoパラメータは指定しないこと.
$ diff xorg.conf.bak xorg.conf 8a9 > InputDevice "Mouse1" "AlwaysCore" 32a34 > Load "synaptics" 75a78,105 > Section "InputDevice" > Identifier "Mouse1" > Driver "synaptics" > Option "Device" "/dev/input/mice" > Option "Protocol" "auto-dev" > Option "LeftEdge" "32" > Option "RightEdge" "900" > Option "TopEdge" "48" > Option "BottomEdge" "760" > Option "FingerLow" "14" > Option "FingerHigh" "15" > Option "MaxTapMove" "100" > Option "FastTaps" "1" > Option "VertScrollDelta" "20" > Option "HorizScrollDelta" "0" > Option "MinSpeed" "0.5" > Option "MaxSpeed" "0.8" > Option "AccelFactor" "0.015" > Option "EdgeMotionMinSpeed" "200" > Option "EdgeMotionMaxSpeed" "200" > Option "TouchpadOff" "0" > Option "RTCornerButton" "0" > Option "RBCornerButton" "0" > Option "LTCornerButton" "0" > Option "LBCornerButton" "0" > Option "SHMConfig" "on" > EndSection >
なお,上記のように,"SHMConfig"を有効にすれば,/usr/bin/synclient コマンドでインタラクティブにパラメータを調整できる.ALPS社製タッチパッド向けの設定については /usr/share/doc/synaptics-0.14.0/ 以下のドキュメントを参照.
誤操作を避けるために,キータイプ中にタッチパッドを無効にするユーティリティ /usr/bin/syndaemon がある.X 起動時にsyndaemonを起動するために,/etc/X11/xinit/xinitrc.d/syndaemon.sh を以下のとおり作成.
#!/bin/bash /usr/bin/syndaemon -i 1 -d
予約していたATOK for Linuxが,約束通り発売日に届きました.Fedora Core 3 は動作確認済ディストリビューションに含まれていませんが,何とか動いたのでひとまずメモメモ
ATOK17相当なので,ますます快適になりました.(スクリーンショット)
2004/11/16 追記:その後の調査で,JustSystemのサポート情報で事足りていたことが判明…次の2つの情報で,私的には十分でした.
「Fedoraでもフォント環境を充実させたい」というページを作りました.FirefoxなどでBold体が正常に表示できるようになります.
またもや,某巨大掲示板からの備忘メモ.うーん,全然一次情報を生産してないなぁ…(反省)
# Mozilla Firefoxの日本語化 1. ja_JPのxpiをインストール 2. ロケーションバーにabout:configと打つ 3. フィルタに locale と入力 4. general.useragent.locale の値を en-US から ja-JP に変更する.
Fedoraは楽しい.やっぱりクリティカルな変更によるトラブルがある.今日は以下の点を解消.
VMwareとjdmouseがおかしい.vmware-config.plを実行した直後は使えるんだけど,再起動するとダメ.jdmouseも同様で,mknodでデバイスファイルを作って,modprobeでsonypiモジュールを読み込んでjdmouseを起動すると,その時は使えるんだけど,再起動するとせっかく作ったデバイスファイルが消えていてダメ.
「んー」っと思って,起動プロセスをみていると,rc.sysinitの最初の方で起動している,udev ってのがいかにもあやしい.
ビンゴビンゴでした.udevとは以前のdevfsの後継(代替?)で,デバイスファイルを必要に応じて動的に作成するという仕組みのよう./dev 以下は/procの様に仮想ファイルシステムとしてマウントされるので,起動後に作成したデバイスファイルは,再起動すると失われるというわけ.(合ってるかな?)
んでgoogle先生の登場./etc/udev/links.confをゴニョゴニョするって手は通用しなかった.別解として,/etc/udev/devices/ 以下に必要なデバイスファイルを放り込んでおけば良さそう...ということで以下のとおり作業.うまくいきました.
VMwareの設定
# vmware-config.pl # cp -a /dev/vm* /etc/udev/devices
jdmouseの設定
# mknod /etc/udev/devices/jdmouse c 10 250 # mknod /etc/udev/devices/sonypi c 10 250
alias char-major-10-250 sonypi options sonypi minor=250
/usr/local/bin/jdmouse
カーネル2.6のキーマップが変更されたため,ゲストで'_'キーが効かない.対策は,~/.vmware/preferencesに以下を追加すれば良い.
xkeymap.keycode.211 = "0x073"
Fedore Core 3 をインストールしました.
ISOイメージ4つを別パーティションにダウンロードして,grubからインストーラーを起動(詳細手順).インストールは何の問題も無く終了.最近はインストール時にメディアを使用することが全くなくなりました.
AtokXについては,Fedora Core のβテストの際は,8/17に書いたようなおざなりなやり方を採っていたのですが,Fedora Core 3 のフレームワークに則った手順が,2chに投稿されたので,それを踏まえて作業しました.(作業メモ)
これまで,主にkterm が使いたいが故に,デフォルトロケールを ja_JP.eucJP に変更して使用していましたが,そろそろ kterm を捨てて,UTF-8 な環境のまま使用するようにしようと,現在,gnome-terminal でガマンの練習中.
っと,一つ問題点発見.Mobility Radeon のDRIが有効になっていません.うーん,これは痛い.原因と対策につき,要研究.
2004/11/16 追記: X の起動ログを見たら「この色数と解像度ではDRIにはビデオメモリが足りん」という趣旨のメッセージが出ていた.んで,おもむろに色数の設定を32bitから16bitに変更したら,なんなくDRIが有効になりました.
Fedora Core 2 でもそうだったかな? と思い,別パーティションのFedora Core 2で確認したら,同様でした.な〜んだ.でも,Windows では32bitでハードウェアアクセレレーションが効いているので,ちょっと釈然としない.まあ,16bitでも何ら支障はないんでいいんですけど(負け惜しみ)
Fedora Core 3 test 1 をテスト中.非常に安定しているので拍子抜けなぐらいで,問題なく常用できてます.
AtokX については,xinput絡みのスクリプトが大幅に変更されていて解読が面倒だったので,今回は /etc/X11/xinit/xinitrc.d/xinput.sh を atokx_client で置き換えてしまいました.FC2までと同様,LD_PRELOAD 等の設定をして,問題なく動作しています.
カーネルは,最新版の 2.6.8.1を使用.(カーネルの設定ファイル)
常用している追加ソフトウェア(kterm, mplayer, foobillard)も,特段問題なくコンパイルして使用できてます.(RPM置き場)
Fedora Core 1 に引き続き,Fedora Core 2 でも i686版の作成に挑戦中.
Fedora Core 2 - test3 をテスト中.
デフォルトのカーネルが2.6.xになったし,X も一発で3Dグラフィックが動作するし,初期設定がだいぶラクになりました.今のところ動作も問題無いので,正式版が出たら,また乗り換えてしまいそう…
以下,設定メモ.
Atok X の設定
(例) # rpm -e iiimf-client-lib iiimf-server iiimf-protocol-lib \ iiimf-client-lib-devel iiimf-csconv iiimf-x \ iiimf-protocol-lib-devel iiimf-docs iiimf-gtk
# touch /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/shift_space
VMwareのアップデート(VMware-workstation-4.5.1-7568)が出ました.kernel-2.6上で問題なくモジュールがコンパイルできるようになってました.
kernel-2.6.4が出ました.
Processor family の選択肢に Pentium-M(CONFIG_MPENTIUMM)なーんてのが増えている! 効果のあるなしは知りませんが,当然有効にしました.(設定ファイルはこちら)
2.6.3までは3Dグラフィックアプリ使用時にフリーズしてXが操作不能になることが時々あったのですが,今回のバージョンで断然安定したようです.Radeonドライバのバグフィックスでもあったのかな?
フレームバッファコンソールで日本語を扱うなら,jfbtermがお手軽.2000年以来開発はストップしているみたいだけど,相変わらず愛用してます.
MACHIDA Hideki さん作成のsrc.rpm(すみません,URLを見失いました)を元に,jfbterm.confを少しだけ変更(フォントの変更のみ)して作成したパッケージをここに置きました.(nosrc.rpmはこちら)
ちなみに,ja_JP.eucJPロケールじゃないと文字化けします.
2004/03/18 追記:上に書いたMACHIDAさんから,思いがけず情報をいただきました.jfbtermの開発がsourceforgeで再開され,UTFにも対応したとのことです.
カーネル2.6.3にしました.ただそれだけ.カーネルの設定ファイルはここです.
今回はフレームバッファコンソールを有効にしてみました.grubのパラメータに vga=0x307 などと追加すると,広大なコンソールで使用できます.その場合,BIOSの設定で LCD Screen Expansion は off にしておくと見やすいと思います.
カーネル2.6.2が出ていた.2.6.1以下で,コンソールで使えないキーがあったのが直ってます.
VMwareについては,Linux kernel 2.6でVMwareで紹介されている,このサイトから,最新のtar-ball(2/10時点では vmware-any-any-update50.tar.gz)をもらってきて,インストールスクリプトを実行するだけで,問題無くVMwareが使用できるようになりました.
これにてめでたく,linux-2.6.2が常用カーネルになりました.
2.6カーネルは快適至極.
VMware は当然のごとくモジュールのコンパイルで失敗しますが,/usr/lib/vmware/modules/source/ にパッチ(没)をあてた後 vmware-config.pl して,今のところ問題なく動いています.
問題大アリ.host shutdown時にkernel panicします.もう少し研究しよう.
冷えると調子が悪かったのはやっぱりHDDの故障だった.
1回目に修理に出したときは,何度も電話で交渉したあげく,無修理で返送.曰く,「Linuxはサポート外です.」
症状を詳しく書いたペーパーを添付し,ハードウェアのトラブルであることを力説して修理に出し,やっとHDDを交換してもらえた.この間1ヶ月以上…とほほ.
仕事が変わって,本機を触る機会がほとんどなくなっちゃったんだけど,久々に時間ができたので,kernel-2.6に挑戦.RPMでインストールする方法も随所で紹介されているけど,パッケージを色々入れ替えるのが面倒なので,単純に kernel.org の linux-2.6.1をソースからコンパイルしてみたら,何のこともなくうまくいきました.
試行錯誤の結果,こんな設定でとても快適なカーネルになっています.
目に見えて動作が軽いし,ディスクアクセスの速度ががかなり改善されてますね.以下,若干の注意点
(参考)/etc/modprobe.conf
alias eth0 e100 alias usb-controller uhci-hcd alias usb-controller1 ehci-hcd alias ieee1394-controller ohci1394 alias sound-slot-0 i810_audio alias char-major-10-250 sonypi options sonypi minor=250
最近ではCD焼くのにide-scsiって不要になってるんですね.
2003/11/09の回に追記.AtokX関連
カーネルの設定を小変更.(ide-scsi.o, agpgart.o, radeon.o を組み込みからモジュールに変更)
Fedoraユーザーは,日経Linux 2月号は「買い」ですな.AtokXの問題も,より本質的な原因と解決方法が記載されてるし,kernel-2.6やXFree86-4.4の導入方法など,参考になる記事が盛りだくさんです.
i686版Fedora Coreの作り方なるものを作成しました.
SR1/BPを使っていたときは,sjogでジョグダイヤルを使って液晶バックライトや音量の調節が出来るようにしていたのですが,sjogやjdmouseはダイヤルが無いと操作できないので,Z1R/Pでは使えませんでした.
んで,とあるところでZ1PでFn+F5が使いたいという人を見かけたので,これを機にjdmouseをプチ改造.自分も幸せになりました.
jdmouseのドキュメントに従ってsonypi.oを組み込む設定を行い,以下のパッチをあててコンパイルしたjdmouseを/etc/rc.d/rc.localあたりから起動しておけば,キー操作のみで音量,輝度の調節ができます.
--- jdmouse.c.org 2002-11-17 08:47:59.000000000 +0900 +++ jdmouse.c 2003-11-11 23:31:21.000000000 +0900 @@ -364,17 +364,20 @@ capture ( c ); break; + case SONYPI_EVENT_FNKEY_F2: + soundvolume_adjuster ( -1 ); + break; case SONYPI_EVENT_FNKEY_F3: soundvolume_toggle(); break; case SONYPI_EVENT_FNKEY_F4: - jogdial_sethook( soundvolume_adjuster ); + soundvolume_adjuster ( +1 ); break; case SONYPI_EVENT_FNKEY_F5: - jogdial_sethook( backlight_adjuster ); + backlight_adjuster ( -2 ); break; case SONYPI_EVENT_FNKEY_F6: - backlight_toggle(); + backlight_adjuster ( +2 ); break; #ifdef CYCLIC_EXAMPLE case SONYPI_EVENT_FNKEY_1: {
キー割り当ては,以下のとおり.
Fn + F2: 音量を下げる Fn + F3: ミュート Fn + F4: 音量を上げる Fn + F5: 輝度を下げる Fn + F6: 輝度を上げる
Fedora Core 1 をインストールしました.テストのつもりが結果的に乗り換えてしまいました.以下,Reviewを少々.
以下に,いろいろ置いておきます
2004/01/25 追記:AtokXの問題(起動しない+文字化け)は,gtk+の入れ替えやLocaleの変更をせずとも,以下で一発解決するらしいです
--- /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client.org 2004-01-25 00:50:55.000000000 +0900 +++ /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client 2004-01-25 00:52:39.000000000 +0900 @@ -13,7 +13,7 @@ else echo "*conversionOnKeys: Zenkaku_Hankakuspace" | /usr/X11R6/bin/xrdb -m fi -/usr/lib/im/httx -if atok12 -lc_basiclocale ja_JP -xim htt_xbe & +LD_PRELOAD=/usr/X11R6/lib/libXi.so.6 LANG=ja_JP.eucJP /usr/lib/im/httx -if atok12 -lc_basiclocale ja_JP -xim htt_xbe & times=0
知人が「このDVDおもろいでっせ!」と,なにやら北海道ローカルのTV番組をまとめた市販DVDを置いていった.MPlayerで見られるかなと,おもむろにGUIプレーヤーを起動して,メインウィンドウで第2ボタンクリックすると,DVD → Open Disk などとある.早速選択すると,「/dev/dvd がありまへんで」とのたまうので,
ln -s /dev/scd0 /dev/dvd
とやって再挑戦したらあっさり.MPlayerはapt-getでインストールしただけのもの.便利になったなぁ.
やっぱりVAIOは壊れやすいのか?
どうも冷えた状態が良くないみたいで,時々起動しない,もしくは起動してもBIOS関連のエラーがでまくる.暖まってくると大丈夫なので,だましだまし使っているが,いつ入院となってもおかしくない感じ.
入院となるとHDDまっさらにされるのは必定なので,バックアップが急務なわけだが,内蔵と同容量の2.5in 5,400rpmのHDDを所有しているので,とり急ぎUSB-2.0接続のHDDケースを買ってきた.
内蔵ドライブは結構細かくパーティションを切っていて面倒なので,ここは dd 一発で丸ごとコピーといきたいところだが,knoppixのカーネルではUSB-2.0が使えないみたいだし,USB-1.1では遅すぎる.というわけで,以前作っていたrescue-CDのカーネルを入れ替えて,USB-2.0が(多分ieee-1394も)使えるrescue-CDを作りました.emacsやpartimageなどのユーティリティが入っているので,バックアップやrescue用途に,そこそこ実用的だと思います.
裏技として,このCDに組み込んだカーネルとinitrdを使ってgrubからramdisk起動できるようにしておくと,数秒で起動するし,いちいちCDを入れずとも普段から簡単にメンテナンスできるので便利.
例えば,上記ファイルを置いた場所にあわせて,以下のような感じで grub メニューに登録しておくと良い
title Linux rescue root (hd0,2) kernel /boot/rescue-2.4.22 ramdisk_size=16384 root=/dev/ram0 vga=0x307 rw initrd /boot/rescue.img
なお,rescue-CDでは,Z1 の解像度に合わせて,デフォルトで vga=0x307 になってます.解像度の低いPCで使用する場合は,適宜オプションを指定してください.
こいつで起動して, dd if=/dev/hda of=/dev/sda bs=1M とかやって,約2.5hで60G全体がバックアップできました.
RedHatの奴は日本語設定が甘いし,せっかく最新版が出たので,日本語ローカライズ版を入れてみたら,素晴らしいですねえ.
それだけなんですが,このページの趣旨にのっとって,小ネタをひとつ.
ユーザーインストールを行うと,RedHatメニューの 「他のOfficeアプリケーション」ってなところにランチャが放り込まれるんですが,一つ余計に階層ををたどるのは面倒.
RedHatメニューをカスタマイズする方法の応用で,Gnomeの場合,~/.gnome2/vfolders/applications/ にある設定ファイルの Categories=... の最後に,X-Red-Hat-Base; を付け加えればこうなっていい感じです.
KDEの場合は ~/.kde/share/applnk/OpenOffice.org 1.1.0 あたりかな? 未確認ですが…
Web DAV(いわゆる Webフォルダ)というものについては,聞きかじってはいたんだけど,この度自宅のPlamoサーバーに導入してみました.apache-2以降なら,configureで --enable-dav --enable-dav-fs とやるだけの簡単さ.後はhttpd.confにこんな感じで付け加えるだけ.(以下は http://hogehoge/share/ をBASIC認証でユーザー制限して公開している例)
DAVLockDB /tmp/DavLock DAVMinTimeout 600 <Location /share> DAV On AuthType Basic AuthName "Dav Folder" AuthUserFile /var/www/passwd/passwords AuthGroupFile /var/www/passwd/groups require group Group </Location>
そんでもって久々の更新となる今日のネタは,このDAVサーバーに遠隔地のLinuxからDAV公開ディレクトリをマウントするというお話.
実はこれも簡単で,READMEを読んだらほとんど終わりなんですが,ちょっとだけ工夫が必要だったのでメモです.
1.カーネルの設定で,CONFIG_CODA_FSが有効になっていなければ,以下をyまたはmにしてカーネルを再構築
(RedHat-9ではmになっているので何もしなくて良い)
File systems -> Network File Systems -> Coda file system support:(CONFIG_CODA_FS)
2.davfsをSourceForgeからダウンロードして展開
$ wget http://osdn.dl.sourceforge.net/sourceforge/dav/davfs2-0.2.1.tar.gz $ tar zxvf davfs2-0.2.1.tar.gz $ cd davfs2-0.2.1
3.公開フォルダには https:// でアクセスしたいので,sslを有効にしてbuildする必要があるが,configure スクリプトがssl.hを見つけてくれなかったので,以下のようにconfigureを変更.(めっちゃ適当)
$ diff configure.org configure 8004c8004 < if test `eval echo '${'$as_ac_Header'}'` = yes; then --- > if true; then
4.RedHatの特殊事情で,kerberosが変な場所にあるので,以下のようにconfigure, make, make install
$ CFLAGS=-I/usr/kerberos/include ./configure --prefix=/usr --with-ssl --with-kernel=/usr/src/linux-2.4.22 $ make $ su $ make install
5.マウント例
mount.davfs https://host.domain/share/ /mnt/dav -o proxy=address:port,username=foo,password=bar
「Proxy越しでもへっちゃら」ってなもんで,滅茶苦茶便利ですわ,これ
下に書いたとおりrpmを全部置き換えてももちろんいいのですが,Plamo Linuxのサイトで公開されているパッチを見ると,/usr/X11R6/lib/X11/locale/lib/common/ximcp.so.2 を置き換えるだけで良さそう.というわけで真似をして同じようにximcp.so.2だけを置き換えてみたら,大丈夫でした.
これだけならサイズも小さいので,RedHat-9で --target i386 としてコンパイルしたものをここに置きました(gzip圧縮).よければ持ってってください.
9/5: Vine-2.5/2.6用も置きました
9/8: Wnn7対応パッチも取り込んで,RedHat-8.0用, RedHat-7.3用 を加えました
9/15: JWさんよりいただいたSlackware用の修正バイナリを追加しました.
AtokX(Wnn7等他のXIMでも同じらしい)及び,MozillaにFlashプラグインを導入した環境で,Flashを使用した特定のサイトで必ずクラッシュするという現象がありました.最近はFlashが無いと閲覧できないサイトが多くなって,かなり困っていたのですが,XFree86プロジェクトでこれをFIXするパッチが公開されました.FIXしたのはMeadowの作者として有名な宮下さんのようです.
早速RedeHat-9のSRPMでこのパッチが当たるようにして,rpmを作成,アップデートしたところ,ばっちり効いています.これはかなり嬉しい〜,宮下さんありがとう.
せっかく作ったRPMなので,ここに置いておきます.(サイズの関係でプロバイダには置けません.サーバーが稼働していない場合はあしからず)
Linuxカーネルの最新安定版であるlinux-2.4.22がリリースされました.ACPI及びAGPGARTはパッチ要らずになっています.PCG-Z1R/P用のConfigファイルを置いておきます.基本的なモジュールは全て組み込みにしたので,modules.confには何も書かなくて良いはずです.
なお,DRIのradeonモジュールは,依然としてDRIプロジェクトのモノを使う必要がありました.
私製RedHat FAQのページに,RedHatメニューのカスタマイズ方法を追加
linux-2.4.22-rc2をインストールしました.ACPIが取り込まれたし,agpgartもI855PMを認識するようになったので,パッチは不要になりました.後はDRIのドライバーを別途インストールするだけで良くなって,追加の手間が随分減りました.
マルチブート環境では,grubの起動FDを一枚作っておくと非常に便利なものなんですが,FDDの無いマシンが主流になりつつある昨今,grubの起動CDが出来ないかとやってみました.すでにやっている人はたくさんいそうな気もしますが,一応以下,自分なりにやってみた作り方をご紹介します.
$ tar zxf stage1-2_0.93.tgz $ mkdir tmp $ dd if=grub-0.93/stage1 of=tmp/grub_fd.img $ dd if=grub-0.93/stage2 of=tmp/grub_fd.img seek=1 $ dd if=/dev/zero of=tmp/grub_fd.img seek=209 count=2671
$ mkisofs -o grub_cd.iso -b grub_fd.img tmp
出来上がりのISOイメージファイル(gzip圧縮)を置いておきますので,お好きにお使いください.
俺カーネルの.configファイルを小変更しました.バッテリー駆動時に,ieee1394モジュールの読み込みのところで起動が止まってしまうので,カーネル組み込みにしてみたら O.K. でした.
たまにはゲームなどというお話
前述のとおり,ちょっとした工夫で,Mobility Radeon のハードウェア3Dアクセレレーションが有効になった.
Xの体感速度が向上したのはいいけど,実は通常の使い方ではそれほどメリットがあるわけじゃないし,3Dなスクリーンセーバーがぐりぐり高速で動くのは,見てて楽しいけど,まあただそれだけ.
私は3Dゲームなんかをばりばりやる方ではないし,tuxracerをやってみても(下手なので)つまらなかったんですが,たまたま目にした『日経Linux』で紹介されていた3Dビリヤード(foobilliard)が,なんだか良さげ.最初RedHat-9ではbuildに失敗し,日経の記事のとおりRedHat-7.3でコンパイルして,バイナリをコピーしたら動いたんですが,build エラーを良くみると,NVIDIA向けのライブラリが無くてリンクに失敗しているだけのようなので,configure オプションに '--enable-nvidia=no' をつけたら RedHat-9 でもbuildできました.
いやあ,このゲームは好み.グラフィックの質感は高いし,玉の動きはリアルだし.こんなクオリティのものがフリーソフトとは驚きです.はまりそう …
lpd が起動しなくなった(実はsendmailも起動しなくなっていた)のは,どうやらカーネル2.6のせいではなかったようで,RedHat-9 をインストールし直して,再度 linux-2.6.0-test1 をインストールしたら,全て正常に動作するようになった.一度ハングアップしてしまった時に,ファイルシステムがおかしくなったのかも.
しかしながら,ちょっとまだ使いづらい部分があるのと,やはりテスト版は怖いので,安定版カーネルで何とかACPIや Mobility Radeon の3Dアクセレレーションを使えるようにならないかと,いろいろやってみて,ようやく以下の手順で,非常に安定した使いやすいカーネルができました.
用意するもの
以上を,/usr/src/ にダウンロードしておく.DRI のドライバは,何も変更が無くてもパッケージが毎日更新されているようなので,とりあえず最新版をダウンロードしてください.(ここでは radeon-20030720-linux.i386.tar.bz2 を使いました.)
カーネルにパッチをあててコンパイル・インストール
# su - # export LANG=C (単なる好み) # cd /usr/src # tar jxvf linux-2.4.21.tar.bz2 # cd linux-2.4.21 # patch -p1 < ../agpgart-i855pm.patch # gunzip -c ../acpi-20030619-2.4.21.diff.gz | patch -p1 # cp ../linux-2.4.21-pcg-z1rp.config .config # make oldconfig # make dep # make bzImage # make modules # make modules_install # make install # rm -rf /lib/modules/2.4.21/pcmcia (注)
なお,私にとって不要なモジュールや機能は極力外してあります.これで,PCG-Z1R/Pの機能はほとんど使えるはずです.ただし,Wireless LAN は今のところ無理らしいですし,Bluetooth,FAXモデムは使わないので外してあります..config をコピーした後,必要に応じて make xconfig 等でカスタマイズすれば O.K. ですが,2.4.21 + ACPIパッチではConfig時にちょっとしたコツが必要ですので注意してください.
/etc/modules.conf を設定
# cat /etc/modules.conf alias eth0 e100 alias usb-controller ehci-hcd alias usb-controller1 usb-uhci alias sound-slot-0 i810_audio post-install sound-slot-0 /bin/aumix-minimal -f /etc/.aumixrc -L >/dev/null 2>&1 || : pre-remove sound-slot-0 /bin/aumix-minimal -f /etc/.aumixrc -S >/dev/null 2>&1 || : #バッテリ駆動時にieee1394モジュールで起動が止まるので,カーネル組み込みにした(7/30) #alias ieee1394-controller ohci1394 pre-install radeon /sbin/modprobe agpgart
グラフィカルログイン(run-level:5)になっている場合は,/etc/inittab を編集し,テキストログイン(run-level:3)に変更する.(grubで,カーネル起動オプションに 3 を追加しても良い)
....... id:3:initdefault: .......
Z1R/Pを再起動し,grub メニューで新しいカーネルを選択する.無事起動したら,テキストログインのまま,以下のように DRI モジュールをインストール
# su - # cd /usr/src # tar jxvf radeon-20030720-linux.i386.tar.bz2 # cd dripkg # ./install.sh (全て <ENTER> で良い.失敗したら,./install.sh restore で元に戻せる)
/sbin/lsmodコマンドでagpgartとradeonがロードされていることを確認し,/etc/X11/XF86Configで DRI を使うように設定.で,おもむろに
$ startx
無事 X が起動したら,kterm などで,glxinfo コマンドを実行して,
direct rendering: Yes
となっていれば,3Dアクセレレーションが有効になっています.以上,ぱちぱち,おめでとうございます.
2.6系列カーネルで初のテスト版となる,linux-2.6.0-test1がリリースされました.
これまで,開発版のカーネルには手を出してこなかったのですが,ここのところ,ACPIで苦労したりしていたので,試してみました.
モジュール周りに結構大きな変更があるようで,depmod や modprobe などのコマンドが使えませんでした.カーネルをコンパイルする前に,あらかじめmodutilsパッケージを最新のものに入れ替えておく必要があります.rawhideから最新のSRPMをいただいてきてrebuildしたもので O.K. でした.
以下,箇条書きのメモです.
・Linux 2.4.21 TOTAL FLOAT INTGR MEMRY RECT CIRCL TEXT SCRL IMAGE READ WRITE DRIVE 66162 185736 206117 72640 28688 38587 99154 46 145 15263 15397 /tmp:10MB ・Linux 2.6.0-test1 TOTAL FLOAT INTGR MEMRY RECT CIRCL TEXT SCRL IMAGE READ WRITE DRIVE 129227 183855 203944 71591 38961 23325 59778 215 258 699050 11560 /tmp:10MB
以上,ちょっとおかしな点も残ってますが,DRIをはじめとして,結構いいことづくめなので,デフォルトのカーネルに設定しました.(無謀?)
ACPI関連でカーネルをがしがし再構築する過程で,不要な機能,使わないモジュールを極力外すと共に,EXT3(ext3.o), LAN(e100.o), Audio(i810_audo.o), USB, VFAT など,常用するドライバをカーネル本体に組み込んだ.さらに,これまでモジュールを読み込む際にエラーが出ていた USB-2.0(ehci-hcd.o) と ieee1394(ohci1394.o) もカーネル本体に組み込んでみたら,うまくデバイスが認識されているようだ.めでたしめでたし.
バッテリー状態がモニターできるようになったのはいいんだけど,shutdown -h で,最後に "Power down" とかつぶやいたっきり.自動で電源が切れない.そーだ,CONFIG_SMP=y にするとこうなるんだった.むー.
5分そこそこで,カーネルのコンパイルができるような環境だと,config をいじって試行錯誤とかいうのが,ほとんど苦にならない,というのをいいことにあれこれやって,ようやく解決.ACPIのページに追記しました.
週末は自宅に持ち帰っている.月曜日,快適に仕事してたら,いきなり電源が落ちた!っと思ったら ACアダプタを繋ぎ忘れてる.単なるアホだが,これで分かった.結構持つんですね,バッテリー.
自慢スクリーンショットを見てもらってもわかりますが,バッテリーの残量がモニタできていません.APMじゃなくてACPIなんですねぇ.これじゃサスペンドもできないし,ノートパソコンとしては不便きわまりない … ということで,ACPI導入メモをどうぞ.
うー,じゃんじゃん更新したいのになかなか時間がとれない.とりあえず,導入までの記憶をいくつかメモ的に.あ,このページは時系列降順にしました.
Disk /dev/hda: 60.0 GB, 60011642880 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 7296 cylinders Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes Device Boot Start End Blocks Id System /dev/hda1 * 1 1004 8064598+ 7 HPFS/NTFS /dev/hda2 1005 6643 45295267+ 5 Extended /dev/hda3 6644 7296 5245222+ 83 Linux /dev/hda5 1005 3315 18563076 b Win95 FAT32 /dev/hda6 3316 5142 14675346 83 Linux /dev/hda7 5143 5664 4192933+ 83 Linux /dev/hda8 5665 5925 2096451 83 Linux /dev/hda9 5926 6578 5245191 83 Linux /dev/hda10 6579 6643 522081 82 Linux swap
インストールについては以上.これだけのスペックでも,Win-XPの標準状態では遅く感じます(つうか,遅すぎ -> Win-XP)が,Linuxだと馬鹿みたいに速いですねぇ.HDBENCH cloneの結果は以下のとおり.Pentium Mは期待どおりの性能を発揮してくれているようです.
TOTAL FLOAT INTGR MEMRY RECT CIRCL TEXT SCRL IMAGE READ WRITE DRIVE 66162 185736 206117 72640 28688 38587 99154 46 145 15263 15397 /tmp:10MB
一応,Pentium-IIIに最適化(でいいのか?)しようと,カーネルを再構築.何事もなかったように見えたが,USBマウスが使えなくなった.未だに原因は不明だが,折しもkernel-2.4.21がリリースされたばかりなので,早速インストール.何ら問題なし.(/lib/modules/2.4.21/pcmciaを削除しないとPCカードが使えないってのは,旧マシンですでに経験済み)
今のところ,起動時にusb-2.0とieee-1394のモジュールの読み込みでエラーが出ている.前者はいざ知らず,後者はSR1/BPでは見られなかった現象.おそらくチップセットが新しすぎるのだろう.対応デバイスを所持していないのでひとまず/etc/modules.confから設定を削除して,無かったことにした.
グラフィックスについては,ノートパソコンにありがちなチップセット統合ではなく,Mobility Radeonが装備されている.XFree86-4.3ではRadeonでDRIがサポートされているらしいのだが,glxinfoで調べてみるとDRIが有効になっていない.これもチップセットがらみか?未だ解決せず.
マシンの更新に合わせて,VMwareも最新版(4.0)へのアップグレードライセンスを購入済みだったので,使ってみました.うわぁー,はえー.ほとんど仮想マシンということを意識させないです.Windows98のGuestが起動するのに,わずか20秒.GuestにRedHat-9を入れて,HDBenchを試したら,CPUについてはHOST上の結果と遜色ありませんでした.すごいですね VMware.99ドルを支払った価値はありました.
Vaio PCG-Z1R/Pの購入に伴い,SR1/BPは,自宅マシンとして隠居しました.したがって,これからは,頻繁に更新するのはこちらのページになると思います.
発売日に入手して,早速Linuxを導入.特に苦労らしい苦労は無かったので,現時点ではほとんど書くことがありません.でも,自慢したいので,とにかくこれを見てくださいな.1400x1050 dots (SXGA+)の広大なデスクトップ画面 (220KB, PNG画像) です.