エクセル2007からのピボットテーブル

■ Excel豆知識48





48-1 2007からのピボットテーブル(集計方法の変更)
豆知識46、豆知識47で2007からの新しい形式のピボットテーブルの基本的なことについて説明
をしました。
これは2003までのバージョンについて書いた豆知識26、豆知識27に沿った形で書いたものです。

今回は豆知識28豆知識30の記事について、2007ならどうなるの?という視点で書いてみます。

豆知識28では、2003の「行と列の制限」について書きましたが、2007になって、行も列も大きく
変わりました。なので、普通のデータではあまりその制限について気にしなくてもよくなったよ
うな気がしますので、この件は省略します。
2007からの制限事項については下記のMicrosoftサポートの記事を参照ください。
Excel2007「Excel の仕様および制限」の「ピボットテーブルとピボットグラフ レポートの仕様と制限」


<ピボットテーブルの集計方法について>
ピボットテーブルの集計方法は、下図の「値フィールドの設定」ダイアログボックスにある
11の集計方法を使用することが出来ます。

「合計」は、数値データに対する既定の集計方法です。
「データの個数」は数値以外のデータに対する既定の集計方法です。
他の9種類の集計は、自分で適宜選択します。
2007ピボットテーブル 値フィールドの設定
[図04801]

このブックの「データ」シートには下図のようなデータがあります。
赤丸のセルに売上額の数字が入っていないために、「売上額」のフィールドが「数値以外のデ
ータ」だとエクセルが判断してしまいます。
2007ピボットテーブル 数値データに空白セルがあると「データの個数」になってしまう
[図04802]

そのため、データ中のひとつのセルを選択してピボットテーブルを作成し、行ラベルエリアに
「業種名」、列ラベルエリアに「課名」、値エリアに「売上額」を配置すると、下図のように
「売上額」の「合計」ではなく「データの個数」の集計になってしまいます。

でも、大丈夫です。直せばいいのです。
値エリアの「データの個数/売上額」の▼をクリックして出てくるメニューから「値フィールド
の設定」をクリックします。
2007ピボットテーブル データの個数を合計に直す
[図04803]

出てきた「値フィールドの設定」ダイアログボックスで、集計方法を「データの個数」から
「合計」に変更して「OK」とします。
2007ピボットテーブル データの個数を合計に直す
[図04804]

そうすると、目的の「売上額」の「合計」の集計になりました。^^
2007ピボットテーブル データの個数を合計に直す
[図04805]

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