データを扱う時のいろいろな操作 1

■ Excel豆知識25




 いろいろな場面で「集計」をすることはよくあると思います。数式を使って集計するこ
とも勿論できますが、Excelには集計の機能が用意されています。ピボットテーブルもそ
のひとつですが、その前に今回は「集計」機能を使って集計をしてみようと思います。

Excel2007からの「集計」は「小計」というボタンになりましたが、それをクリックして出てくる「集計
の設定」ダイアログボックスはExcel2003までと同じですので、異なる部分などの図をここに併置するこ
とにしました。
 25-1 「集計」の設定
「集計」のダイアログボックスをボタンから 2010
[説明02501_2010]

「集計」のダイアログボックスをメニューから
[説明02501]

「集計」のダイアログボックス 2010
[説明02502_2010]

「集計」のダイアログボックス
[説明02502]

「グループの基準」には「何のまとまりで集計したいか」にあたるフィールド名を選択。データはこのフィールドで並べ替えをしてグループごとにまとまっている必要がある。
[説明02503]

「集計の方法」は11種類から選択出来る
[説明02504]

「集計するフィールド」には「列見出し」にあるフィールド名が全部入り、これは複数選択可。
[説明02505]

「グループの基準」を「日付」にし、「集計の方法」を「合計」にし、「集計するフィールド」を「金額」にして「OK」
[説明02506]

日付ごとに集計され、アウトラインと集計行が表示される 2010
[説明02507_2010]

日付ごとに集計され、アウトラインと集計行が表示される
[説明02507]

アウトラインの「2」をクリックすると「合計行」のみが表示され、「1」をクリックすると「総計行」のみが表示される。「3」をクリックすると全体が表示される。
[説明02508]

集計されている状態でもう一度「集計」のダイアログボックスで「すべて削除」とすると元の状態に戻る。
[説明02509]



 25-2 担当者ごとの集計
 集計の仕方についておわかりいただけたと思いますので、今度は担当者ごとの集計をしてみましょう。
担当者をキーに並べ替える
[説明02510]

「グループの基準」を「担当者」に、「集計の方法」を「合計」に、「集計するフィールド」の「数量」と「金額にチェック。
[説明02511]

担当者ごとの集計が出来上がる
[説明02512]



 25-3 合計行に色をつける
 全体を表示させたとき、合計行に色がついていると見やすいと思います。条件付き書式で
B列に「合計」という文字が含まれている場合にその行に色をつける、などという設定でも
いいですが、ここでは簡単に手作業で色をつけてみましょう。
アウトラインの「2」にし、「ジャンプ」で可視セルを選択
[説明02513]

アウトラインの「2」にし、「ジャンプ」で可視セルを選択
[説明02513_2010]

可視セルに色をつける
[説明02514]

全体を表示すると合計部分のみに色がついていて見やすくなる
[説明02515]

 次は複数の基準での集計をやってみましょう。
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