データを扱う時のいろいろな操作 1

■ Excel豆知識24




 24-1 VLOOKUP関数 3
 今回は[図02401]のように、「平均」「評価」「星座」の項目の列に値を入れる方法をやっ
てみたいと思います。
「平均」「評価」「星座」の項目の列に値を入れる
[図02401]


豆知識23回でVLOOKUP関数の検索値が「完全に一致する値だけを検索」する場合について説
明をしましたが、今回は「その近似値を含めて検索する」場合のやり方を説明したいと思
います。
「近似値を含めて検索する」場合の参照表
[説明02402]



1.平均を求める(AVERAGE関数
オートSUMボタンのリストから平均をクリックしてAVERAGE関数を入力。数式を下へコピー
[説明02403]



2.VLOOKUP関数を用いて「評価」を表示する

上で求めた平均点がどの評価になるかをVLOOKUP関数を使って表示させてみましょう。
「何点以上何点未満」という場合の参照表。左端の行は昇順に並んでいる必要がある。
[図02404]

 上表のように、0点以上50点未満は「C」、50点以上80点未満は「B」80点以上100点未満は「A」
100点以上(ここでは100点しかありませんが。)は「S」という評価をつけたいと思います。

このように「完全に一致する値だけを検索」するのではなく「その近似値を含めて検索する」場
合には VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型この「検索の型」を「TRUE」(または 1 )
にします。

そして、この型の検索の場合は検索の範囲の一番左の列は昇順(小さい方からの順)に並んでい
なければなりません。
「その近似値を含めて検索する」場合は引数「検索の型」に「TRUE(または1)」を入れる
[説明02405]

参照している表とその考え方。
[説明02406]



<誕生日から星座を求める>
 次に、上で評価を求めたのと同じように、誕生日をもとに星座を表示させようと思います。
星座を求めるのに「年」は不要です。そこで、TEXT関数を使って、月日だけを求めてみましょ
う。

3.TEXT関数
TEXT関数「TEXT(値,表示形式)」数値を書式設定した文字列に変換する関数。それを用いて「mmdd」という書式で誕生日の月日だけを表示
[説明02407]


4.VLOOKUP関数を用いて「星座」を表示する
星座の参照表
[説明02408]

TEXT関数を使った数式を用い求めた誕生月日をVlookup関数の引数「検索値」にして星座の参照表から星座を求める
[説明02409]

数式を下へコピーし表を完成させる
[説明02410]

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