現金出納帳(小遣い帳)

■ Excel豆知識18



 今回は小遣い帳の表の欄が足りなくなってきて行を追加する、という場合のやり方です。

一番下の合計行とその上の行の間に追加するのはあまりいいやり方ではありません。前回の
リストに項目を追加する時も途中に挿入するほうが便利でしたが、行の挿入もやはり途中に
追加した方が便利だと思います。

でも一応今回も二通りの方法でやってみましょう。

 18-1 小遣い帳に行を挿入(表の途中に挿入)
表の途中に行を挿入
[説明01801]

「セルの挿入」ダイアログボックスで「下方向にシフト」
[説明01802]

数式表示にして挿入した行に数式が入っていないのを確認
[説明01803]

参照しているセルに注意しながら数式をコピー
[説明01804]

正しいセル参照になっていることを確認
[説明01805]

合計行の数式や集計の数式が正しく変化しているのを確認
[説明01806]


ここでうっかり新しく挿入された行の部分だけに数式をコピーした場合はどうなるでしょう。
セル参照に注意せずにコピーしてしまうと
[図01807]

挿入した行のすぐ下の数式が正しくない
[説明01808]

Excel2002以降ではエラーマークが出て訂正が出来る
[説明01809]

エラーマーク
[説明01810]



 次はもうひとつのやり方です。
 18-2 小遣い帳に行を挿入(合計行のすぐ上に挿入)
合計行のすぐ上に行を挿入する場合
[説明01811]

選択した行数分だけ下にずれて新しい行が挿入される
[説明01812]

数式表示にして確認しながら数式をオートフィルコピー
[説明01813]

合計行の数式に挿入した行の部分が入っていないことを確認。カラーリファレンスを引っ張って合計範囲を広げる
[説明01814]

合計の式を訂正
[説明01815]

集計表のSUMIF関数の引数範囲の訂正

置換で集計表のSUMIF関数の引数範囲を一括して訂正
[説明01817]

置換終了のメッセージ
[説明01818]

SUMIF関数の範囲が正しく変更されているのをカラーリファレンスで確認
[説明01819]


 でも、やっぱり途中に行を挿入したほうが便利だと思います。^^

なお、どちらの方法でも書式や入力規則は挿入した行にも反映されます。
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