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No17「ヒント」


 朝、布団の中でラジオを聞いていた。「ダ・カーポ」が神奈川県の民謡「イカトリの歌」を歌っていた。
「ン!」どこかで聞いたことがあるぞ。
 吉田拓郎の曲にも同じ部分がある。同じ部分は1〜2小節だけだが、曲の感じはそっくりだ。
偶然の一致なのだろうか。彼もかつて、ほとんど無名な民謡や子守歌を聴いていたのかもしれない。そのイメージが頭に残り、生まれたのかも知れない。拓郎の曲と同様「イカトリの歌」も好きになった。

(2011.10)



No16「医療費」


 降圧剤を飲み始めて10年経過した。毎朝起きたとき血圧を測っているが、最近では、最大値は120、最小値は65あたりを上下している。薬が効いているのか、体調がいいのか不明だが、医師は薬をやめてみようとは決して言わない。
 以前は医師が腕に巻き、聴診器を腕に当て、脈音を聞きながら血圧を測ってくれ、胸を開け、聴診器で心音を聞いたり、お腹に手を当てて診察をしてくれていた。
薬は2週間しか出してくれなかった。
安定した最近、診察は大きく変わった。診察室に入ると看護師が電子血圧計で自動的に測り、医師がカルテに記入するだけ。心音もお腹への手当も一切なし。
「薬を3週間に伸ばしてもらえませんか」と言うと、いとも簡単に「いいですよ」
 診察時間はわずか2分ちょい・・・2ヶ月後「4週間にしてもらえませんか」というと、いとも簡単に「いいですよ」
 診察代金をみて驚いた。1週間伸ばすたびに診察代が140円アップされているのだ。
薬代だけのアップではないのだ。薬を何日出すか「考えたこと」が診療費に影響されるとは・・・・何か変。

(2011.8)



No15「アナログ放送」


 アナログテレビ画面の下に流れていたデジタル移行のテロップ。7月になり、画面左下に大きく「デジタルまであと23日」という表示が追加された。
 これが気に障って仕方ない。画面が見にくいのだ。録画してもこれらは消えない。周知徹底を図る措置というより、こんな見にくい画面では困るだろう。だったら早くデジタルテレビやビデオを買いなさい、という圧力でしかない。
 完全地デジ化したとき、朝から晩までサプリや美容品のコマーシャルしかやってない放送局や、くだらない番組や再放送オンリーの深夜放送などすべて中止してもらえないものだろうか。
 ついでに道路脇にある無駄な自動販売機もなくしてもらいたい。無駄を省くことを真剣に考えないと将来大変なことになると思うが・・・
(2011.7)



No14「寿命延長」


 先日NHK-TVで、「活性酸素を減らす」物質がカロリー制限することで分泌され、「老化を遅らせることができる」ようになるかもしれないという内容の放送があった。
 数年間続けている2匹の猿による実験でも、カロリー制限をし続けた猿は若々しいが、制限をしなかった猿は毛が抜け腰が曲がっていた。アメリカではカロリー制限をし続けるグループなどが紹介され、この物質を発生させる薬(サプリメント)も開発されていることが紹介された。
 この番組を見て思った。この世に生まれたからにはできるだけ長生きしたいと誰もが思う。しかし寿命の長さを本人はもちろん誰も知らない。どんな条件が満たされたら寿命を終えても構わないと思うのだろう。
 日々ボーッと暮らしているだけで、病気になったらすぐ医者へいき、よくなると再びボーッとした生活に戻る。将来の目標を決めることもなく、ボーッとした生活の中で起こる事柄だけに一喜一憂しながら、人生なるようにしかならんと知ったかぶりの生活をしていて、長生きできるはずはないが、死ぬのは嫌だし怖い。こんな生活をしているから長生きしたいと思うのかなぁ。
 老人ホームに暮らす母91才。毎週訪問しているが、口癖は「早く死にたい」
 一方、妻の実家にただ一人暮らす義母83才。元気に振る舞うが認知症になっていることを知っている人は少ない。その義母を妻と妻の妹が交代しながら世話をしている。最近妻の体重が10kg落ちた。体調が悪くなっても医者へは行かない。市販の薬でその場をしのいでいる。
 寿命延長のTV放送を見始めて5分。イビキをかき始めた。「寿命」などどうでもいいことなのだ。

(2011.6)



No13「コンビニトイレにて」


 週に1回、田舎へ農作業に出かけている。5月になると暑くなるため、朝早く自宅を出ることになる。勤務していた頃は毎朝決まってトイレからお迎えがあり順調だったが、ここ数ヶ月は毎日1回お迎えはあるがその時間はきままだ。片道1時間ちょいなら途中お迎えが来ても我慢できると思い出発した。

 あと20分くらいのところで「おやッ、お迎えがきたかな?」という感じがした数分後、急に居ても立ってもいられない状況になり、コンビニに立ち寄った。
 脇目もふらずトイレに直行。温水シャワー付きのトイレだ。・・・(いい気持ち)・・・

気分スッキリ。一息ついたところでシャワーを止めようと操作盤を見た。我が家と同じ赤と緑のボタンがある。自宅では緑が「おしり」、赤が「ビデ」だ。
しかし青の「ストップボタン」がない。「どうしよう」回りを探すがストップボタンらしきものがないのだ。勢いをだんだん弱くするボタンを手当たり次第押すも温水は止まらない。
 赤の「ビデ」を押す勇気もなくうろたえた。外からコツコツとノックする奴もいる。焦った。「エ〜ィ、ビデでもいいや、何でもかんでも押しまくれ」と思い赤ボタンを押したら止まった。
 立ち上がり離れた所から見ると、ちゃんと赤ボタンの横に小さく「停止」と書いてある、最初に色で判断し、赤は「ビデ」と思いこんだのだ。文字が小さく、目も悪くなり読めなかったのだ。パニックになると何をするやらわからない。

(2011.5)



No12「病院にて」


4月20日(水曜日)。年に1回の定期診察を受けに出かけた。順番を待っているといろいろな患者達が目に入る。
 病院入り口の方から車椅子に乗ったお姑さんがやってきた。診察室の前にはたくさんの患者が椅子に座って順番を待っている。
 診察室の前あたりで、車椅子を押している息子の嫁さんと思われる人に、穏やかな口調だが強烈なひと言。
「お腹の空いている年寄りをいきなりこんなところに連れてきて。どういうおつもりなの?」。お嫁さん「申し訳ございません」。
 一瞬回りの空気が凍結状態に。隣に座っていた年配の女性が小さい声で「おおこわ」と言うと、その息子の嫁さんらしき人が「お母さんでよかった。あんなこと言われたら、車椅子ほっといて帰るわ」・・・するとその母またも「おおこわ」・・・
 親密な関係なのかどうかわからないが、世の中いろいろあるんだ。初めて経験した。

(2011.4)



No11「運命の一日」


3月11日(金曜日)。義父が入院して1ヶ月少し経過した日。血液を作り出す機能が低下し、抵抗力の落ちるやっかいな病気で、肺に水が溜まり、息苦しさを訴える症状が出ていた。前の東京都知事「青島幸夫」さんと同じ病と聞かされた。

 週に2〜3回見舞いに行った。この日見舞いに行く予定はなかったが、ちょっと立ち寄ってみようと思い立ち病院へ出かけた。
 病室にはほとんど毎日、背中を撫でたり、看護師から言われている医療器具などの操作を手伝う妻がいた。
「今日は調子があまり良くないみたい・・・」ティッシュで口を拭いていた父がチラリとこちらを向く。いつもなら「今日も来てくれたんか。ありがとうなぁ」と言ってくれるが、今回は声が出ない。辛そうだ。

 数分後、「おじいさん息して!」という妻の緊張した声。数人の看護師があわただしく入ってくる。 すぐ処置室に運ばれるが既に意識はなく「心臓が停止しています」と言われた。

 午前11時30分。何とあっけないことなのだろう。見舞いに行って10分くらいしか経っていなかった。最後を看取ったのは娘と偶然見舞いに行った娘婿の二人だけだった。48年前、当時48才だった父の突然の死のときの状況が鮮烈に思い出された。もう一度元気になって戻ってくると信じていただけにとても辛い。

 その日の午後、自宅に戻った父の葬儀について話し合っていたとき、大地震・大津波のニュースが飛び込んできた。「そういえば、父は関東大震災の2〜3日後に生まれ、大地震の日に亡くなったんじゃなぁ」と誰かが言った。何か運命的なものを感じた。

(2011.3)



No10「何か変?」


先日ある町のスーパーへ、以前購入した洗剤(柔軟剤)の詰め替え用を買いに行った。本体と詰め替え用の2種類があり、当然詰め替え用の方がお得だろうと考えていたが、本体の方が、容量が多くしかも値段も安いのだ。店員に尋ねると「さぁ〜?」と言う返事。さらに「安い方を買えば!」と開き直られた。

(2011.2)



No9「年末宝くじに当たる」


 年末宝くじを毎年1枚だけ買っている。「くじ」というものは、買えば買うほど損。でも買わなければ絶対に当たらない。そこで出した結論は「買うなら1枚」。ここ数年当たっていないが、今回久しぶりに当たった。下1桁「3」の300円だ。  スーパーの横にあるくじ売り場で買ったもので、当たりくじを渡すと「よかったですね。これでまた1枚買いますか?」と言われた。「いえ、当せん金を下さい」。
 スーパーに入り有名メーカーの安売り缶コーヒーを4本買いお釣りもあった。ささやかなできごとだった。来年も信念に従って1枚だけ買う。
(2011.1)



No8「讃岐うどんと揖保の糸」


 最近出が悪い。医師に相談してもいつも「様子を見よう」だ。生活に支障をきたすことはないため、それほど心配はしていないが不便である。
いっそのこと入院して中をくり抜いてもらおうと思うが、10日ほどの入院と後遺症が心配で決断できない。
 暖かくしていると調子がよい。ビールを飲んだあととか寒いと不調だ。寒い夜、風呂に入る前にトイレに行くと「揖保の糸」。少し我慢して風呂から上がって体が温まった状態では「讃岐うどん」だ。太さの違いは気分的に全く異質なもの。揖保の糸のときは後味が悪く、讃岐うどんのときは実にスッキリ状態だ。年末から年明けにかけ寒波が続いている。なるべく暖かくしておこう。
 
(2011.1)



No7「PSA値が上昇」


 5〜6年前からPSAの値が少しずつ上昇していた。昨年夏ドッグでの値が、ガンの疑いがある4.0を越した。かかりつけの医師から大病院を紹介され、検査入院することになった。
 まず大腸内からの超音波検診とCT検査。これでもはっきりしないためMRI検査。結果は一部黒いところがあり、さらに精密検査。
尾てい骨付近に麻酔注射し、肛門から挿入し、瞬間的に針を突き刺して細胞を取り出す。それを8回くり返す。麻酔が効いているから痛くもかゆくもない。
 出血や感染の恐れがあるため5日間入院。退院1週間後結果を聞きに行く。
ガン細胞は見つからなかった。一安心だが、PSA値は相変わらず4を越えている。
 そして今年夏PSA値が下がらないため再度検査することに。今回はMRI検査の段階で異常がみつからなかった。一安心だが、PSA値が下がったわけではない。このまま様子をみることになった。
 肥大は確実だ。出方が悪い。いずれ大きなことになるに違いない。男の宿命か。
 
(2010.12)



No6「病院でのこと」


 相生市にあるH病院は今年春全面改築を行い、地上6階建てのきれいな病院と変身した。朝7時半から再診受付、9時から診察を開始する。
 この病院では一般患者には予約制度がなく、ずべて「順番」である。早めの順番を取るために、多くの人が朝早くから並んでいる。以前は受付開始10分前までに並んでいても4〜5番目の順番がとれていたが、最近は1〜2番を取るために朝5時くらいから並ぶ人がいると聞いた。
 先日、7時35分ごろ到着したが、たくさんの人が並んでいた。受付機が2台しかないため、結構時間がかかる。受付が終わったのが7時50分。順番は21番だった。
 これだと診察は恐らく10時30分頃になるだろう。自宅に戻り時間をつぶす。
朝5時から並ぶ人はどんな人なんだろう。受付まで2時間半待ち、さらに1時間半待ってやっと診察だ。受付時間最後の11時半に受付しても2時間くらいで診察が終わる。
 「待ち時間を最短とするにはいつ受付するのがいいか」・・・人間の心理状態は個々により異なる。昔、このような人間の偶然とも思われる行動でも、一定の行動パターンがあるということを聞いたことがある。
 
(2010.9)



No5「図書館へ行け」


 久しぶりにラジオ番組「子供電話相談」を聞いていた。「この前長さ5_くらいのテントウムシを見つけたのですが・・・」(・・・部分は聞き取れなかった)という感じの質問があった。先生はテントウムシについての説明はされていたが、質問に対しては「図書館へ行って調べてみてください」という解答だった。
 子供は「ありがとうございました」と言っていました。子供の見間違いかもしれないのですが、子供の気持ちを大切にしたのかもしれません。
 「すごいの見つけたね。先生にもわかりません。一度図書館で調べてみてください」というコメントも無責任かな?。
(2010.8)



No4「ジェネリック」農薬


 ジェネリック医薬品は薬局で手にするものとばかり思っていた。先日ホームセンターで「ジェネリック農薬」を目にした。
 最近テレビなどでよく宣伝されている某除草剤は1本500ccが2000円近い高額商品である。しかし、炎天下でなくても効果があるなど、一昔前の除草剤では考えられなかったしろものだが、高いのだ。
 そこに登場したジェネリック除草剤。値段は半分以下。天気のいい日での作業は覚悟しなければならないが、とにかく安い。一度使ってみたいと思っているが、濃度も2倍なのかな。
(2010.7)



No3「お役所仕事」


 年金機構から年金送金の連絡ハガキがきた。「介護保険料」と「住民税」が天引きされた老齢年金を送付したというものだった。
 介護保険料については数日前市役所から、税務署からの連絡・処理が終わっていないので概略請求させてもらうという連絡があったが、住民税については何の連絡もないままいきなり天引きされている。最終的には収めるべき金額は間違いないのだろうが不親切だと思う。
 3つの町と1つの市が合併し1つの市になって以来、こんな不親切が目につくようになった。もうすぐ国民健康保険料の請求もされる。憂鬱な季節到来である。
(2010.6)



No2「税務署から出頭依頼が」


 昨年、JA農協の期間30年の「建物共済保険」が満期になり数十万円の所得を得、確定申告により数万円の税金を支払っていた。
 先日税務署から「建物共済」について聞きたいことがあるので来て欲しいというハガキを受け取った。別室に通され、しばらく待つように言われた。仕切りの向こうでは、会社員と思われる人と税務官の言い合いが聞こえてくる。落ち着かないまま数分後、税務官が・・・
 追徴金を取られるのかと思いきや、「あなたの申告された建物共済の満期による所得は50万未満だから申告する必要がない」というのだ。
 コンピュータによる申告になってから、説明書が来なくなったため、わからないまま申告していたのだ。
 結果、還付金が生じ、すでに収めた分も含め相当額が戻ってくる。初めて税務署って身近なものだと思えた。



No1「記録更新」


 前回23秒の記録を作り上げた。あれから4年。ついに6秒短縮の快挙を成し遂げた。 気温が高かったせいもあるが、洗髪後ヘヤードライヤーで髪の毛を乾燥する時間が、23秒から17秒に短縮されたのだ。これは上部部分の短縮であり、横や後ろは変化していない。タオルで拭くだけとなるのは時間の問題か。


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