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23.「23秒・・・」

初老の会話

 先日、風呂で洗髪したあとドライヤーで乾燥したとき、居間でTVを見ていた妻から、「23秒か」という やっと聞こえるくらいの小さな声が聞こえた。
 なんのことかと「何か言ったんか?」と聞くと、「あっ、聞こえとったん。23秒で乾燥が終わったで・・」 そういえば最近、頭の天辺付近の頭髪はほとんどなくなり、頭の回りだけになっていたからなぁ。
「その分小便の時間は増えたで・・・」と言い返してやった。
(2006.12)



 


22.4日間の独身生活

結構楽しい・・・

 仲間と8人で3泊4日のドライブへ行く、といって午後6時に妻が出かけた。 仲間の一人が別荘を持っているとかで、夜行ドライブ500km。約7時間で夜半過ぎに着くとか。 雑魚寝の状態だそうで、防寒対策や腰痛対策で準備した持ち物は半端でない。 「楽しんで来いよ」という私の声もどこえやら、迎えにきた高級ミニバンにいそいそ乗り込んだ。
 「さて、どうするか」・・・ 日頃できなかったことをあれこれしようと意気込んだものの、いざとなると、ごろ寝ばかり・・・ 腹も減ってきた。何か食べ物はないかと冷蔵庫を開ける。ものはあるが、そのままでは食べられない。「よし、久しぶりに料理でもするか・・」
 冷凍庫にあったご飯を「チン」。野菜室にあったサツマイモを洗って「チン」 卵もあったので「卵焼き」、野菜は田舎からたっぷり持ち帰っていたので、不自由はない。 大根の葉、ほうれん草、水菜などを湯がいて、削り鰹やゴマをかけてそのまま食べた。 高血圧のため食塩は一切使用しない。・・・ しかし、これで4日間はきつい。昼はどこかへ食べに行こう・・・、肉気もないし、スーパーにも行こう・・・「今夜は親子どんぶりだ」
食べたあとの片付けも大変だ。ゴミも出るし、風呂洗いも、洗濯も・・・ 数時間かかって終わってみれば手がかさかさ。改めて家庭内の仕事の大変さがわかった。 4日間で体重が1kg減りそうだ。まもなく帰って来る。たのしかったような顔をしよう。
 
(2006.11)




21.必修科目

今、大流行。自分さえよければ・・・

 今高等学校で世界史A,またはBという必修科目が履修されていないという問題が話題になっている。少し興味を持ったので調べたり、知人の教師に聞いてみた。
 かつて「社会」が今「地歴」と「公民」に分かれ、それぞれに必修科目が設定されている。また、「総合的な学習の時間」や「情報」も必修になっている。
 卒業予定の生徒達に、2単位科目で50分×70回の授業が行われるらしいが、この「総合的な学習の時間」なども完全に実施されているか疑わしい。学校長も問題だが、周知徹底をおろそかにし、通達一枚でことを済まそうとする教育委員会や文科省も問題だと思う。
 ところで、不足している時間を充足し卒業させる方法・・・実際にきっちりやる学校は果たして何校あるのだろうか。恐らく、単位の修得ができなくても「履修認定」されればそれで「必修終了」という「裏技」をやる学校が出てくると思う。
 授業時間数を3分の1カット。3分の2の授業も、形の上でやったことにし、テストが0点でも「履修認定」されるということを知っているからだ。
 「大学合格なら何をしてもいい」→「自分さえよければ何をしてもいい」・・・ 猫も杓子も・・・、よってたかって・・・今時最もナウイやり方なのでしょうな。でもそのために被害に遭う者があまりにも多い。嫌な世の中になったものだ。(最近、話題が暗くなってきた。原点に立ち返ろう)
 
(2006.10)




20.私の祖先

1300年前の自分?

 先日ある場所で15分の講話を聞いた。「自分を大切に」という内容の話であった。 この話を聞きながら思ったことがある。 今の自分があるのは両親がいたから。平均25才で子供を産むとして・・・ 両親2人は25年まえにそれぞれ2人の両親から生まれた。つまり、今の自分は誕生50年前に4人がいたから生まれたということになる。
 このように考えると、今から1300年前、平安時代までさかのぼると仮定して、1300÷25=52だから、今の私は52世代ということになる。 そうすると、2の52乗≒4,503,599,627,370,500 これだけの人数の中のただ一人でもいなかったら今の自分はいないということか。そしてこのあと何年経っても自分という人間は生まれてこない。当たり前の話だが、何か意味がありそうだ。
 
(2006.8)




19.違和感

どう考えても何か変

 週に2〜3回買い物の運転手を務めている。生協の駐車場は屋内にあるため、雨天でも炎天下でも とても便利がいいため、よく利用している。入り口に一番近い場所には4台分の身体に不自由な人のための 幅の広い駐車場があり、その近くには休憩できる長椅子が置かれている。
 妻が買い物中は、しばらく車にとどまって休むことが多く、そのとき「どう考えても何か変」と感じる現象が必ず起こる。
 (1) 他に駐車場所がたくさんあるにもかかわらず、障害者用の駐車場所に平気で駐車し、私の目と合った瞬間、 足を引きずるような仕草をする若いネーチャン。
 (2) 駐車場は一方通行の表示があるのに、場所を探すために逆方向に運転し、正しく侵入してきた車の運転手に 手でバックしろと合図している憎たらしいオバチャン。
 (3) 後ろ向きに駐車することになっているのに前から突っ込み、うまく駐車できなかったため後ろを確認しないでバックして、あとから来た車にぶつかりそうになった運転の下手なジーチャン。
 (4) 例の長椅子のところで一生懸命携帯電話をしている見知らぬカーチャンに、ツカツカと寄っていき、赤色をした手帳を取り出して「私はペースメーカーをつけているんだ、もっと離れたところで電話しろ」と文句をいっているあとから来たオッチャン。
 れっきとした大人である。自分さえよければ何をしても構わんのだろう。なんとかならんもんかねぇ。
 
(2006.6)




18.耳鳴り

やはり、母には勝てん?

 最初に耳鳴りを経験した日から、もうかれこれ10年経過した。そのときは、何事が起こったのか心配になり、医者へ直行。医師から耳鳴りの原因はいろいろ考えられるので、治療方法は難しいと言われた。耳鼻科へ行ったが耳鳴りの原因はつかめず、悩んでいた。
 そんなとき、耳鳴りの先輩であった母に聞くと、「当分治らんよ。気にするな。そのうち治る」「・・・どうして治るん?」「だんだん年取って耳が聞こえんようになる」「・・・」
 実際にそのとおりになって、最近まで全く気にしていなかったが、先月職場で頭に血が上るくらい興奮することがあり、それ以来ものすごい耳鳴りが始まった。
 現在原因究明中だが、最近耳が遠くなってきた母に言うと「よかったなぁ。耳が聞こえるようになって」「・・・」
 
(2006.3)




17.太平洋と大西洋

なぜ「太」と「大」なの?

 先日このことが職場で話題になった。ある人が太平洋には「ハワイがあるから」「太」だとわかりやすい話をしていた。実際のところはどうなっているのか。その人曰く。
 大西洋は、ヨーロッパから見て「西」にある「大きな」海という意味だそうで、 英語で the Atlantic Ocean と言い、ギリシャ神話のアトラス(Atlas)にちなむアトラス山脈に接した海ということで名づけられたとか。
 太平洋は初めて世界一周をしたマゼラン一行が、大西洋から南米の南端にある荒波の海峡 (今のマゼラン海峡)を苦労して通過し、新しく入った海がすごく穏やかだったので 「穏やかな海」という名前をつけたのだが、それをあとでこれを穏やかとか平和という意味の「太平」と翻訳し、そのまま日本でも使っているというのだ。
 英単語の「pacific」には「穏やかな」とか「平和的な」という意味があり、 そのまま the Pacific Oceanとなったそうだ。
 「目からうろこ」というより、「大と太がなぜ違うのか」なんて考えたこともなく、淋しい思いをしたのは私一人だったのだろうか。シュン。
(2006.2)




16.賞味期限

昼食時の職場で

 田舎へ帰省すると、母がもらったお菓子がたくさんある。食べきれないので持って帰るものの、 甘いものはあまり食べないためそのまま職場に持って行くことが多い。 職場でも岡山名産の「吉備団子」や「大手饅頭」は人気があり、箱ごと置いておくと早い者勝ち、あっという間になくなってしまう。
 最近持ち帰った「大手饅頭」は賞味期限が6日ほど過ぎていた。職場へ持って行こうか迷ったが、冷凍していたため味は落ちても悪くはなっていないと思い、職場に持参した。
 箱に「この商品は賞味期限が2日以上過ぎています。レンジでチンすると食べられるかも知れません。勇気のある方はどうぞ」と書いて箱ごと置いた。様子を見ていると、3タイプに分かれた。 ひとつはすぐレンジでチンして「さすが姫路の名産だけあって古くなってもうまい」と訳のわからないことを言う全く気にしないタイプ。もう一つは「おいしそうに食べている人を見て、箱の所へいくものの、注意書きを見てそっと引き返すタイプ。そして「あんな甘いものを食後によう食べるなぁ」と全く無視するタイプ。もちろん私は食べませんでした。
 これってもし食中毒になったら私が責任取るんですかね。
(2006.1)




15.年金生活に向けて・・・その1・・・

最近知った主婦感覚

 4ヶ月後いよいよ年金生活に入る。ボーナスも定期昇給もない。2ヶ月ごとに送られてくる年金がすべて。小遣いくらいは自分で稼がなければと思っているが、そんな都合のいい仕事はなかなか見つかりそうもない。  いかにして支出を抑えるかを真剣に考え始めている。
 これからは、好きなものを好きなときに購入することはそう簡単にはできないと思う。こんなとき、しばらく我慢すれば安く手に入る方法を知った。
 相生市にあるコープ神戸で販売している冬用の帽子は、12月中旬には10%引き、下旬には20%引き、年を越すと30〜50%引きになる。  昨年の冬から使い始めた帽子は1年前に50%引きで購入したもの。夏使う扇子も夏の終わりに66%引きで購入した。しかもポイント5倍のとき購入するとさらにお得。
 最近主婦の感覚がどんどん身につき始めている。そんな心境の変化を快感に思う自分が恐い。
(2005.12)




14.食欲の秋

同僚との昼食会で・・・

   職場へは毎日弁当を持参しているが、たまに作ってもらえないときがある。 そんなときは職場の仲間と近くのレストランへ出かける。 先日、久しぶりにカレーを食べたくなり、3人の仲間と近くの専門店へ出かけた。 ビーフカレー1250円。職場に出入りしている弁当屋だと2段構えの、味も量も満足する弁当がわずか380円。 相当の出費だが、たまにはいいか。
 テーブルには、ラッキョウ、烏賊の塩辛、梅干しがたくさん入った容器が置かれている。自由だ。 金属容器に入ったビーフカレーと、お皿に少なめに盛ったご飯が運ばれてきた。 そして店員の講釈が始まった。
 「カレーのお代わりはありませんが、ご飯のお代わりは自由です。 当店で使っている肉は・・・・。
最後に「コーヒー、紅茶、ソフトクリーム、アイスクリーム、コーラ・・・・」 から一品選んでください。」

 若いSさんの食欲に唖然。 まず、テーブルにあった烏賊の塩辛だけでご飯のお代わり。店員さんに「ご飯大盛りでお願いします」・・・ そのご飯でカレー半分だけ。再度店員さんに「スミマセン、ご飯のお代わりお願いします」・・・ 残り半分のカレーを平らげ、「コーヒー」を頼み、私に小さい声で「コーヒーのお代わりは無理かな?」
周りの人の目線が明らかにこちらに向いていた。
(2005.10)




13.どんな「プロ」も最初は素人

ある医療機関での体験から

  毎年職場で集団検診がある。ベテランらしい看護師であった。左腕上部をゴムバンドでくくり、親指を握れと言われた。 血管が浮き出るはずだが、そのときはあまり見えなかったにもかかわらず強引に刺した。 案の定採血は失敗。血が噴き出した。
 「あなたの血管は細いため、手の甲の血管で採血します」。 それなら最初からそうせぇよ。数日後、その2カ所に直径2〜3センチの内出血あとがくっきり。
 それ以来、自分の血管は細くて難しいのだろうと諦めていたのだが、先日有名な病院で採血したとき のこと。「私の血管は細くて採血しにくいようですので、採血しやすいところでお願いします」 というと、若い看護師曰く「どこが細いの?」。「アルコールに過敏ではありませんね」と確認すると 実に手際よく採血終了。内出血どころか針の位置さえわからない巧さに感激・・・。

 近くの歯科で年2回、歯石を取ってもらっている。最初のころ、美人系のかわいい、 しかしどことなく高慢な態度を感じさせる(あくまで私感)衛生士が治療を始めた。 「痛かったらいつでも言ってください」という形式的な説明のあと開始。 顔にタオルを置き、口を開けたままどうやって「痛い」と言えというのか。
 途中決して痛いと言わず我慢し続けた。終了後、「痛くなかったんですか?」「痛いですよ」・・・ 終わると口中血だらけ。・・・現在も同じ衛生士に歯石を取ってもらっているが、実に鮮やか。 そして口中さわやか。

 だれでも最初から上手い人はいないんだ。私たちが実験台になってだんだん上手くなっていくんだな。 それにしても、最初のあの看護師は相当年くってたぞ。
(2005.9)




12.犬はなぜ片足上げておしっこをするの??

NHKラジオ:子供電話相談より

   田舎への帰り道、NHKラジオの子供電話相談を聞いていると、 10才くらいの女の子から、「なぜ犬はおしっこをするとき片足を上げてするんですか」 という質問をしていた。
 とっさに浮かんだ私の答えは「両足を上げたらひっくり返るから」であったが、 大学の先生だったか動物園の園長さんだった、その答えは違っていた。
 女の子に、「子供の時は後足を両方かがめてするんですよ。知っていましたか」と聞いていた。 女の子は「うん。知っていた。最近片足を上げるようになった」と答えた。
 「その犬は雄ですよ。雄は大きくなるにつれて、縄張りとか自分をアピールするようになるんです。 散歩に連れて行くと電柱や木の下の方に、足を上げておしっこをしているのを見たことあるでしょう。 それはね、尿の匂いを嗅いで、それより少しでも高いところにかけて、自分の方が大きいことをアピールしているんですよ」
 少しでも高いところへ尿をするために片足を上げるというのだ。 どうしても届かないときは、相手の方が大きいと判断して、ちょっとだけかけて、 強い弱いを判断しているのだそうだ。
 答えになっているかどうかわからなかったが、その女の子は「どうもありがとうございました」と 言ってたので、わかったのだろう。
(2005.7)


11.散髪

今はまっています

   数年前まで近くの散髪屋で一番安いバリカン使用の調髪をしていた。 最近頭の天辺はほとんどぱらぱら状態で、散髪とは横や後ろの長くなった髪を切るだけ。 最後の洗髪もあっという間に終了。時間も他の人に比べて10分以上短い。 けど、3500円は同じ。割に合わないといつも思っていた。
 あるとき2000円の看板が上がった理髪店に勇気を出して入った。 ここは老夫婦で細々とやっていた。「お客さん、髭はいくら剃ってもすぐ生えてくる。 今日はそれほど伸びていないから剃らないでいいでしょう」と言われた。至極当然。 髪の毛もやがて生えてくる、でも長くなって煩わしいから切るんだ、という発想。
 この考えが実にいい。薄くなった者にとって頭のファッションなんて考えたこともない。 自分で手が届かないところは剃ってくれるし、洗髪も、洗髪後のマッサージもしっかりしてくれる。 耳のまわりの毛を剃るとき、奥さんのカミソリを持つ手が震え、 スリルを味合わせていただいて2000円は安い。
 しかも、お金を払うとき「顔を剃っていないので値引きします」 といって200円おつりをくれるのがまたうれしい。散髪に行くときは顔を剃って行きます。
(2005.5)




10.脳は進化する?

NHKラジオ番組から

   6年ぶりに大風邪をひき,職場を休んだ。その後1週間経ってもすっきりと治らず, 寝ることで体力回復しようと早寝を試みた。夜9時ごろ床についたら午前3時に目が覚めた。 シーンと静まりかえった部屋。・・・・・
 自分はどんな死に方をするんだろう。 交通事故,梗塞,癌,階段から落ちて,今大地震が起きたらどうしよう・・・ 考えることといったら,ろくでもないことばかり。しかも最近TVで見た残酷なシーン が自分に置き換えられているのだ。
 1時間近くも悶々としていたら,いつの間にか眠っていた。 5時半ごろまた目が覚めた。近くにあったラジオのイヤホーンを耳に当て放送を聞いた。 どこかの大学の先生が話していた。人間の脳は,運動をすれば筋肉が強くなるのと同じように, いくら老いていても回復するというのだ。
 若いときから裁縫を続けていた母が,90才の高齢になったのでやめさせたところ, 急に物覚えが悪くなったという話や,骨折し寝たきりになったり, 外へ出歩かなくなったとたん,脳細胞が死滅し始めるというような話していた。
 指を動かすことが脳を活発にさせる一番の方法だそうだ。さらに, 人間の前頭葉の左は感情を高めたり,快活にさせる分野で,右の方は逆に落ち込んだり, 悲しくさせる分野だそうだ。悲しんだり,弱音を吐くようなマイナス思考ばかりしていると 右側が発達していくとか。そのとき,左が退化すると,体調不良や精神的な病気になるそうだ。 左側を活発にさせるには,人とのかかわりを持ち,楽しいことをすることが一番よいそうだ。
それを聞いて,自分にできることは右側を発達させないことと勘違いさせ,早寝は禁物と断定。 翌日から遅寝,遅起きを決行している。
(2005.2)




9.てんぷら油の温度は?

NHK料理番組から

   先日TVの料理番組をなんとなく見ていた。女性アシスタントが講師に 「油の温度はどうやって確認すればいいですか?」という質問をしたところ、 「温度計を用意しましょう」と言っていた。
 このとき、私は数年前NHKーTVで同じような質問に対して(名前は忘れましたが) 実に明快な答えを教えてくれた講師のことを思い出した。
 「私は子供の頃、海水浴に行き、深さ2mくらいのところで潜っていたのですが、 もう少しで海底に手が届くというところで息苦しくなって、急いで浮かび上がったんです。 あなたにもそんな経験がありませんか」・・・・
 怪訝な顔をしたアシスタントはしばらく黙っていた。そのとき講師曰く、 「その状態が油の温度がちょうど180度なんですよ。」・・・・実にわかりやすい例えだった。
(2004.12)



8.県民性のちがい?

ドライブ中本当にあったこと

   兵庫、岡山を月2000kmもドライブしていると、県民性というか地域の違いがあることに気づく。 兵庫(といっても、姫路市のエリア)では一旦停止をしないドライバーが多い。 赤信号で停止していて、反対側の信号が赤になると発進をする。制限速度で先頭を走っていると、 後ろからパッシングやあおりをかける。国道や県道では制限速度+20kmが普通の状態。 事故さえなければ・・・という発想があるらしい。せっかちである。
  岡山(田舎)では、数年前までは制限速度+10kmも出していると、近所から○○さん、でぇれぇスピード出して走りょうるのぉ という評判が立った。 それが、最近岡山でも異変が起こっている。車間距離を少しあけると、道の脇から無理に割り込んでくる。 岡山もせっかちになったもんだ。と思っていたら、横の妻からきつ〜い一言。
そりゃぁ運転している人を見とんじゃ。禿げた年寄りが、 シビックに乗って車間距離を開けて走りょうりゃぁ、誰でも割り込んでくらぁ。  みなさんどう思われます。
(2004.10)



7.かにはどうして横に歩くんですか?

これもNHK子供電話相談から

   この答えはさすがでした。納得しました。その回答とは・・・ あなたも親指以外の4本を机に並べて、指を動かしてごらん。 上下、左右どちらが動きやすいですか。 横へも移動させることはできますが、上下の方が動きやすいですね。 かにも関節が人間の指と同じようになっているため、動きやすい左右に動くのです。
(2004.8)



6.どうして水ははさみで切れないんですか。

NHK子供電話相談から

   この質問に、さすがの教授陣もたじたじでした。水はいつも一緒にひっついているから切れないというような答え を出していました。
 しかし、大人が聞いているとわかるんですが、5才の子供には難しく、 この説明だけでは子供は納得していなかったように思います。
 もう少し具体的な例を示して、「はさみで水は切れるんですよ。でも水はいつも一緒にいたいので、 切れたあと、ものすごく早くひっつくので、早すぎて見ることができないんですよ。 はさみでなくもっとおおきなもので切るとその瞬間を見ることができますよ。 お風呂に入って、手を開いて力一杯水にぶつけると、水がはね散って一瞬切れますが、 すぐ水がひっついてしまうでしょう。」 というような説明ならわかりやすいと思うのだが・・・
(2004.7)



5.もしも世界の人口が100人だったら・・・

これもWEB上で見つけた興味あるお話・・・(抜粋)

   もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、 全世界を人口100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。
 その村には・・・57人のアジア人、21人のヨーロッパ人、14人の南北アメリカ人、 8人のアフリカ人がいます。
 52人が女性で、48人が男性です。70人が有色人種で、30人が白人、70人がキリスト教徒以外の人たちで、30人がキリスト教徒、89人が異性愛者で、11人が同性愛者。
 6人が全世界の富の59パーセントを所有し、その6人ともがアメリカ国籍。
 80人は標準以下の居住環境に住み、70人は文字が読めません。50人は栄養失調で苦しみ、ひとりが瀕死の状態、にあり、ひとりは今、生まれようとしています。
 ひとり(そう、たったひとり)は大学の教育を受け、ひとりだけがコンピューターを所有しています。
 もしあなたが今朝、病気というよりは健康だなと思って目覚めたなら・・・
 あなたは今週生き残ることのできないだろう100万人の人たちよりめぐまれています。 もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、あるいは餓えの悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・
 世界の5億人の人たちより恵まれています。もし冷蔵庫には食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるならば・・・
 あなたはこの世界の75パーセントの人々よりお金持ちでもし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、家のどこかに小銭の入った入れ物があるならば・・・
 あなたはこの世界の中で最も裕福なものの上位8パーセントのうちの一人。もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・
 それはとても稀なこと。もしこのメッセージをよむことができるなら、あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう。
 あなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて、そのうえ、あなたは全く文字の読めない 世界中の20億の人々よりもずっと恵まれているのですから

 アメリカの友人よりのメッセージ2001.3.作者不明  訳 なかのひろみ
(2004.4)



4.もしも地球が直径1メートルだったら・・・

 環境省環境教育推進室発行の「環境学習」というWebから抜粋。

 環境問題では「地球規模で考え、足元から行動する」ことが大切だと言われていますが、日常生活において、地球全体をイメージすることはめったになく、環境問題は遠いところにある問題のように考えがちです。
 地球の直径が約13,000kmであるのに対し、対流圏は厚さ10数km、成層圏まで含めても50km程度しかありません。また、海の深さも平均で約4km、一番深いところでも10kmほどです。これを、地球の大きさを直径1mの球という、身体感覚でとらえられる大きさに縮小してみると、今まで考えても見なかったことが見えてきます。
 地球の直径は約13,000km。これを直径1mの球に縮小すると、1kmはたったの0.077mmです。世界最高峰のエベレストは0.7mm。スペースシャトルの飛ぶ高さ500kmでもわずか3.85cm。厚さ10数kmの大気層は1mm以下でしかありません。地球の大きさに対して大気層がいかに薄く限りあるものであるか理解することができますね。
 例え方・発想がなかなかうまい。よく理解できる。最近地球環境の悪化をアピールするCMやMSGをよく見聞きする。悪化のスピードを落とすような対策はいろいろいわれているものの、人間社会の生活習慣を根本的に変えない限り解決策はないように思う。一番早くて確実な対策は「教育」だと思っている。でもそこに気づいたとしても、効果が現れるのは何十年先のことか・・それまでに自然が人間を淘汰しなければいいのだが・・・・
(2003.12)




3.体育の日

 今年も体育の日が来た。体育の日が10月の第2月曜日に決まったときから、腹の虫が治まらない。そもそも体育の日は、東京オリンピックの開会式の日を記念して決められた祝日だ。開会式は過去何十年もの東京地方の天気データから、晴天が予想される10月10日と決まった。案の定その日は快晴。以後何十年もほとんど晴天が続いた。  ところが数年前、連休を増やすために体育の日や成人の日を変更してしまった。  それ以後、体育の日が雨に見舞われることが多くなった。そして今年も体育の日は大雨。一方10日はここ数年全く雨が降っていない。  「確率や統計」を使ったからといって絶対晴れということはないが、多くのデータを分析し、今後を予想するという統計学の基本を無視したやり方にどうしても納得がいかない。
(2003.10)



2.擬態

 ドライブ中にNHKラジオ「子供の電話相談」を聞いていた。ある子供から次のような質問があった。
 「どうして、コノハチョウやシャクトリムシの幼虫は木の葉や小枝のまねをするようになったのですか」
大学の先生の回答は意外であった。
 「鳥や他の動物から、経験によって身を守るようになったのではありません。大昔からたくさんの昆虫が生まれては絶滅していったのですが、コノハチョウなどがたまたま生存し続けているだけのこと。枯葉に似ているから身が守られているのかどうか本当のことはよくわかってはいないのです」というような内容であった。人間が勝手な判断をしているだけなのだろうか。目からうろこであった。
(2003.9)



1.みてる

 日曜日の朝早くTVで尾道出身の映画監督が、瀬戸内地方で使われている言葉について話をしていた。
 それは「みてる」という言葉であった。「醤油がみてた」とか「砂糖がみてる」など「なくなる」という意味で自分もよく使っていたが、どんな漢字を当てはめるのか、不思議に思っていた。
 一升瓶に入っている醤油を使って、母が家族のために愛情をいっぱい込めて料理をする。醤油がなくなっていくことは、満ちあふれた母の愛情が増えていくということで、醤油がなくなったと言わないで、母の愛情が充(満)ちているというのだ。
 これまで長い間不思議に思っていたことがやっと理解でき、なかなかすばらしい「方言」だと感じた。目からうろこであった。
(2003.7)

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