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Inside Farming Vol.86



常時接続検討中<その2>


  現在(2002年5月末)、巷の多くのPCユーザに8MbpsのADSLが浸透はじめている。ADSLを過渡的な技術と見る向きもあるようだが、一般には導入の手軽さから素直に受け入れられた結果の普及だろう。そして、その先にあるFTTPと呼ばれる100Mbpsの高速通信も個人でも手に届く価格帯に入ってきた。いくら情報インフラの整備が遅い田舎に住んでいるとはいえ、園主も、もはや2Mbps程度の常時接続導入を悩んでいる場合ではないようだ。フレッツADSLやYahooBBが利用可能になった段階で、即導入したい!と背中を押されている気分である(といっても利用可能は7月下旬頃らしい、Oh!No!)。
 ADSLなどの高速通信回線の普及に伴い、都会では、「ホットスポット」と呼ばれる無線LAN経由のインターネット接続サービスを提供するスポットが、喫茶店、ファーストフード店・ホテル・駅において広がっているようで、うらやましい(ここでも通信環境格差だ)。携帯端末やPCで、どこにいてもネットを利用する新たな生活のモードが始りつつあるのだと、実感する最近である。

 高速通信回線の導入はインフラが整備されるまで待たざるを得ないが、3カ月前に常時接続を検討開始してから、中に浮いたままであったセキュリティについても、いつ回線が開通しても良いように、今度こそしっかりと、調べるとしよう。

 加えて、せっかく高速回線を導入する予定ならば、家族がそれぞれのPCからネットに接続できるようにしたいと思うのが人情だ。その為には、メインマシンのCeleron450MhzB5サブノートのFM-BIBLO(NC/S)をLANで接続することになるだろう。本当は内緒だが、実は、我が家にはジャンク化したタワー型マシンが2台あるので、余力があれば、それらもLANに接続すればプリンタサーバくらいにはなるはずだ。

 LANを導入することで期待が膨らむのはB5ノートのNC/Sの復活だ。NC/SからCeleron450に接続されているHDD、CD-ROM、CD-R、プリンタ等に高速にアクセスできるようになれば、ストレージの容量不足、FDD以外の媒体の読み書きができないという不満は解消され、かなり魅力的なものとなるに違いない。世の中のCPUは2Ghzに突入しているというから一般的にPentium100Mhzクラスのこのマシンは相当非力なPCということになるが、マルチメディア・データを扱わなければ、入出力端末としては必要十分な能力である。実際、ここ3ヶ月ほど資格試験勉強の"レジュメ"作成のための打ち込みマシンとして、フルキーボードを接続して酷使していたが、スピードの問題を感じることは全くなかったと言ってよい(入力に使用していたのがワープロでなく、動作の機敏なエディタであったせいもあるかもしれないが・・)。唯一、仮名漢字変換システムが古いもので変換成績が悪くイライラした場面は少々あった。しかしこれも、LAN接続の暁には、CD-ROMから最新のIMEを入れることができ、解消する問題だ。とにかく、小回りの効くメール端末として、また、ネット徘徊端末として活躍してくれるに違いない。

 せっかくLANを導入するなら、無線LANにしたいものだ!(と夢は膨らむ)。NC/Sは内蔵バッテリが既に死亡しているから(構造的に取替が難しいようである)AC電源を引っ張りまわさなくてはならないが(泣)、それでも無線LANにしておけば、家中どの部屋からでもインターネットができるというメリットがある。しかも、無線LANカードを購入しておけば、前記のホットスポットなどで屋外ネット接続も体験できるかもしれない。

 そんなこんなで、まずやるべき事は無線LANの導入だ!!(ホントに続く・・)。
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