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Inside Farming Vol.25 (Japanese)



流行のCeleron 300A でクロックアップ

 1995年から1999年の今年まで、もう4年もデスクトップPCを新しくしていなかった。何しろそれまで私のメインマシンはクラシックPentium166MHzだったのだ(CPUファンを変更しベースクロックをアップして150MHzのPentiumを166MHzで使用)。かつてはビデオチップのドライバ更新一つでベンチマークがアップするのを喜びにしていた事もあった(VLバスだったなぁ〜)のに、4年前からはもうそれ以上の性能が必要ないように思い始めたのだ。実際、必要無かった。
  けれども最近友人たちが立て続けにK6だPentiumU450だCeleronだと最新のCPUを乗っけたPCを買い始めた。興味半分に触らせてもらうと今まで知らなかった体感速度だ。とにかく早い!。上には上があるのだということを知らない方がある意味で幸せだった。なぜなら一度新しい速度を知ってしまうと、自分のPCがとたんに色あせたものになってしまったのだから・・。

マザー ABIT BH6
CPU Celeron300A
RAM PC100 64MB
Video RIVA 128ZX
Modem 56Kbps Voice
HDD 3.2GB
CD-ROM 36倍速
CRT 15’AcerVIew
Sound Crystal
Case ミニタワー
Price 115000税送料込
それでも新しいPCを購入する気は無かった。2世代前のCPUでも充分仕事はできる。でもこのスペック、この価格を見たら買わずにいられない。さすがショップブランドのインターネット通販新年特別セールだ。儲けがあるのか?という価格設定。15インチながらCRT付きというのも泣かせる。

しかもこのスペックは,オーバークロッカー御用達ではないか。カバーを開くと、はじめからなかなか大きなCPU冷却ファンも付いている!さっそく自分の責任でクロックアップに挑戦だ。このBH6というマザーはチップセットはBX。ソフトウエアでベースクロックを変更できるというのが特徴で、実際BIOSの設定画面に入ってみるとCPUCoreの電圧まで変更できる。カバーを開けてジャンパをセットしていたのが今は昔の話だ。また、さすがにベストセラー・マザーの一つだけあって、情報もたくさんある。http://www.kumagaya.or.jp/~touma/前回のInsideFamingに登場したYUZさんのお勧めサイトだ。

私のCeleronは当たりだったようで450Mhzでも問題無く動いた。さらに恐る恐るBase112MHz、CPU504MHzも試みると全然OK。さっくりと動作した。ただ、仕事で使うPCなのでちょっと遠慮してベース83MHzで4.5倍速の374MHで動かすことに決定(単なる気持ちの問題だが)。そして安全のためにソフトウエアCPUクーラRainなるものも導入してみた(気休めだが、なかなか効きそう!)。

CPU ALL 浮動小数点 整数演算
374MHz 15550 30351 24085
504MHz 18668 40840 32415
それにしても、早いということはすばらしい。なにしろPCの起動が早い!私のVB2で作った自作PIMソフトも息を吹き返した。いつも重いと感じていたMicrosoftのInternetExplorerも軽快だ。 IBMホームページビルダーも”もたつき”が無くなった。CD-ROMは今までの4倍速から考えれば夢のような速さ。Modemは回線の混み具合にもよるが今までの28.8kbpsよりはずっと早い。MP3を聞きながらでも委託されたホームページ作成の仕事が出来るなんて信じられない!。デバイスのパフォーマンスの発達の早さがソフトウエアのパフォーマンスをこれだけ改善してくれるのなら、プログラムはどれほど冗長でもかまわないような気がしてくる(-気がするだけだが-)。

 ちなみ374MHz、504MHz(1024X768 16bit)の時のHDBENCH261の結果を載せてみる。最近PC雑誌をほとんど読まないので、これがどれほどの値なのか判断できないが・・・あなたのPCと比べてみてね。

追伸   この速さにも3日で慣れた!(そして3月には450MHzで動かしています)


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