Planning52 【現場打合せ#1 いろいろ】

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上棟式以来,偶然一回だけN建築士及びT社H氏と建築現場でお会いし,プチ打合せのようなことをしたことがありましたが,今回はアポを取っての打合せをです.
場所は建築現場.
KumadonとHa-chanも一緒です.
当日はあいにくの雨で,4月にしてはちょっと肌寒かったのですが,現場は屋根も壁もできているし,全部ではないですがガラスも入っていますので(ガラスの入っていないところはブルーシートでしっかり養生されていました),打合せ中寒くて閉口すると言うことはありませんでした.
何より良かったのは,離れ側2Fの床が浴槽部分を除いて張り終わってあったので,Ha-chanを連れて上がることができたことです.
Ha-chanは将来の自分の部屋で,あっちこっち行ったり来たりしてはしゃいでいました.(最初だけでしたが…)


【電気配線等】

現場で2Fに上がると電気設備屋さんが待っていました.
しかしこれには参りました.
当日電気設備屋さんと打合せをすることなんてこれっぽっちも聞かされていません.
予定があると聞いていれば,こちらの要望を整理し,以前作成した電気関係の資料を持参したのに….
Hyde自身全く予期していなかったことなので,頭の中が整理できていませんから,打合せをするといっても何を話せばよいのやら….
ちょこっと話をしましたが,資料も何もないところで詳しい打合せができるわけもなく,後日メールでHydeの考えているプランや要望などを資料として送ってから,改めて打合せをすることになりました.


【サッシ・ガラス等】

次にサッシ屋さんの登場です.
ハイサイドライトは原設計では単板ガラスに熱反タイプの飛散防止フィルムを施工する予定でした.
途中単板ガラスをペアガラスに変更しようかと考えたこともあったのですが,諸事情により原設計のままで行くことになりました.(詳しくはBuilding19 【大工工事#5 サッシ枠】参照)
この日サッシ屋さんはは飛散防止フィルムのサンプルを持参してくれていました.
Hyde達の希望は,フィルムを張ったガラスの色が透明に近く,熱反射や防結露といった性能に優れた製品です.
N建築士は持ってきていただいたサンプルを見て,「これは○Mのじゃないですね.○Mにもっと透明なのがありますから,そっちにしてください.」と注文してくれました.
いやはや,よく知っているな〜.
フィルムの施工方法ですが,フィルムを貼るだけならガラスが入る前でも後でも可能ですから,N建築士は「先にガラス入れちゃうんでしょ?」って聞いていましたが,サッシ屋さん曰く,「ガラスの縁までフィルムをまわしてからアルミチャンネルに入れた方が,フィルムによる飛散防止効果が上がるので,先にフィルムを貼る予定です.」とのこと….
この辺のノウハウは実際に施工する方に分があるようですね.
そんなわけで,ハイサイド部分にガラスが入るのはもう少し後になりそうです.

次いで母屋と離れに設置される両開き扉の電気錠についてです.
サッシ屋さんから動作パターンについて説明を受けました.
室内スイッチによってロック解除後,数秒後(設定時間の変更は可能なようです)に自動的にロックがかかるそうなのですが,これだとデッキでもたもたしていると締め出しを食らっちゃう可能性がありますね….
Hydeが考えていたのは,母屋・離れに設置した3路スイッチで2つの扉のロックを同時にon/offできればよいと言う最も簡単な動作です.(自動ロックなんか全く念頭になかったもので…)
この旨お伝えしたところ「確認してみます」とのこと….
最近の製品は高機能すぎるのかな?
まさかできないなんてことないと思いますが….
現在確認待ちです.
ちなみに電気錠のユニットが組み込まれないと,この扉にガラスが入りません….(T.T)


【風呂】

ここからHyde・Kumadon(ほとんどha-chanの相手をしていたような…)・N建築士・T社H氏の4人で打合せです.

窓については大きい物と交換の予定でしたが,H氏から見積がでてきました.
そっくり交換ですから,今ついているサッシ枠とガラスはそのままポイッです.
もったいないな〜.
痛い出費ですが致し方あるまい….
Yahoo!オークション にでも出すかな….
その他に大工手間が加算されていました.

窓の位置ですが,浴槽の縁からタイル1枚分だけ上げることにしました.
この部分を上げないですぐに窓を付けることもできるそうですが(雰囲気はこっちの方が好き…),水じまいの点から上げた方が無難とのことで,忠告に従いました.

浴槽については,N建築士が提案してくれたメーカーのカタログを持参してくれました.
見た目はシンプルでかっこいいです.
しかしカタログには間口のサイズ以外の寸法が記載されていないんですよね….
パッと見た感じでは洋風バスの様に見えます.
洋風バスでは追い炊きできないかもしれません.
また浴槽が浅いので,「肩までドップリ浸かってこそ入浴!」という日本人的な入浴スタイルを変える必要が出てくるでしょう.
実はKumadonは帰国子女で海外での生活を体験しているのですが,そちらの風呂は当然ながら洋風バスで,「死体のように入らないと肩まで浸かれない!」・「肩を浸けると膝がでる!」・「湯少ないのですぐ冷める!(追い炊きなんて無かったのでしょう…)」など,かなりマイナスの印象を持っています.
そう言われるとHydeも「ちょっとな〜」と思ってしまいます.
とにかくデータがないと埒があかないので,N建築士が携帯でメーカーに確認してくれました.
その結果,
と言うことが分かりました.
現在普及している(と思われる)浴槽は和洋折衷タイプと言って,洋風のように足を伸ばせて,和風のようにドップリ浸かるタイプです.
このタイプの浴槽の深さは約550[mm]前後,満水容量は300〜350[L]といったところでしょうか.
提案の浴槽は完全に洋風タイプですね….
値段的にはT○T○や○NAXの候補の(定価ベースで)半額程度なので魅力的なのですが,Hyde達の求めている浴槽ではなさそうです.
その場で即答はしませんでしたが,帰りの車の中で話し合った結果,やはり和洋折衷タイプにしようと言うことになりました.

浴槽へのまたぎ高については【浴室】に書いた意向を反映してもらうことになりました.
ただし,浴槽が決定していないので,細かい寸法等はそちらが決定してからということになりました.

脱衣所と浴室の床レベルですが,可能な限りそろえてもらうようにしました.
しかし,入り口直下に梁が入ってしまっているので,グレーチングを設けて敷居を無くす(最近はやりのバリアフリーです)のは難しいとのこと….
床下の防水にはFRPパンを使用するので,その立ち上がり部分で最低50[mm],安全を見越して100[mm]の出っ張りができるようです.
現在住んでいる賃貸のユニットバスにも同程度の段差があり,特に不自由は感じたことがないので,「まあいっか」ということになりました.

浴室内のタイルについてはKumadonにバトンタッチしてHydeは傍観者(Ha-chanのお相手)に徹しました.
チラホラ聞こえてくる話に耳を傾けると,タイルのサイズや色遣いの話をしているようです.
確かにHydeは「デザイン的なことはよく分からないから一任するよ」とKumadonに言いましたが,なんかすごいことになりそうです.
Kumadonは前から,「モザイクタイルは嫌!」なんて言っていたのに,いつの間にか「モザイクタイルいいな〜♪」なんて言ってるし,色は「こっちの壁は○○色で,こっちの壁は△△色で〜♪」なんて言ってるよ….
「モザイクタイルにすると目地が増えるぞ〜! かびると大変だぞ〜!」
「濃い配色に白っぽい目地にするとうるさくないか〜?」
「あの〜,くつろげる風呂にしてくださいよ〜!」
任せたはずが,なんだかんだとうるさいHydeでした….
すぐ決めなきゃいけないわけではないので,この点はもう少し検討の余地有りと言うことで….

その他, 等を依頼しました.


【洗面台】

原設計では,2F脱衣所内の洗面台はいわゆるユニットタイプの洗面化粧台でした.
コスト重視だったのでしょうがないのですが,余り好きになれるデザインではありませんでした.
契約前にちょっと高くなるけどまあまあ良さそうな既製品を見つけましたので,”変更予定”を附して契約してあったのですが,先日新築した友人宅を訪問した時に見た洗面台の配置が絶妙で,これを応用したら洗面・脱衣所がもっと使いやすくなるのではないかとの考えに至りました.(下図参照)

洗面台を斜めに設置することで,洗面台に人が立っていてもトイレのドアの開閉を気にすることが無くなり,また,洗面所も視覚的に広く感じると思われます.
N建築士も「良さそうですね」とのことで,このようなコンセプトで造作でお願いすることになりました.
現場でどんな感じにしようかと話が弾みましたが,打合せ当日に細部まで検討し切れませんでしたので,コスト・性能・デザインのバランスをN建築士の裁量にゆだねる形で設計を依頼しました.
ちょっとコストが恐いですが,楽しみです.



【隠蔽配管】

先日N建築士から,
エアコンとFFファンヒーターは別途のままでよろしいでしょうか?
今であれば建築と絡めて隠蔽配管なども対応できますので、別途にした場合の価格差などでこちらも最終ご判断ください。
とのメールが来ていました.
その時には「金額によります」と返事をしておいたのですが,H氏から見積がでていました.
契約時,エアコンは全て別工事で,後からどこかの家電屋で購入し,そこで配管もしてもらおうと思っていた.
このメールを受けて近所の家電屋でザックリと見積もってもらったのですが,意外に配管が高くつくことに気付きました.
店にもよるのでしょうが,Hydeが見積もってもらったところでは,
例えば2Fから地面までストレートに配管を下ろせたとして,配管は約6.0[m].
\10,000(標準工事)+\2,000×2(延長分)=\14,000-
内,外部で化粧カバーが必要な部分が5.0[m]あったとすると,\2,500×5=\12,500-
一箇所で約\26,500-かかります.
1Fの場合には配管の延長はなくて済みそうですが,配管カバーは2.0[m]は必要でしょう.
\10,000+\2,500×2=\15,000-
我が家で1F設置のエアコンが2台,2F設置が最低でも3台ありますから,\26,500×3+\15,000×2≒\110,000-
取り回しが必要だった場合には若干の追加料金が必要になると思われます.
見積額はこれより少し安い金額でしたが,エアコンの取付費は含まれていません.
この取付費がいくらになるかはお願いする店によって違うのでしょうが,後工事と遮蔽配管の差額は概ね取付代金程度といったところでしょうか?
遮蔽配管をした場合,外観がすっきりするというメリットが最も大きいのですが,逆に将来配管の規格が変わったりトラブルが生じたりした場合,メンテナンス性が悪くなる(できなくなる)ことが予想されます.
しかしHydeの今までの経験から言うと,規格が変わらない限り配管がダメになることは考えにくそうです.(規格が変わったのを体験したこと無いですし….)
また,10年以上後に最悪現在の配管が使えなくなったとしても,その時に露出配管をし直せば済むわけです.
以上により,金額的には若干高くなる可能性がありますが,Hydeにしては珍しく外観にこだわってしまおうかとの考えに至りました.
だって,外観にこだわらないって言ったって,母屋側の北壁は緑道から丸見えだし,ここに4台分のエアコンの配管が出ていたら,やっぱり気になるじゃないですか….
ちなみにエアコンはHFC(代替フロン)対応の機種を選定予定ですから,配管もそれに対応したものをお願いしました.

FFファンヒーターも後工事のつもりでした.
契約時には床下の乾燥と1F床をほんのり暖めるために(【設備等の仕様#2】参照),床下にFFファンヒーターを1台設置する予定であったのですが,この冬の寒さを実感してからリビングにも増設することにしたのでした.
ファンヒーターは季節ものですし,ランニングコストが安いという理由で石油式をチョイスしました.
石油タンクは屋外に設置するのですが,2Fにもこのタンクから分岐して給油できるとのことで,両方とも先行で遮蔽配管をすることにしました.


【内壁・外壁の色・仕上げ】

そろそろ内壁・外壁の仕上げを計画していく段になってきました.
今回H氏はカラーサンプルを持参してくれました.
良く小さいサンプルではよく分からないという話を聞きますが,全くその通りですね.
色の話になった頃には外はもう真っ暗で,室内につるされた裸電球だけの明かりでしたから,色合いもへったくれもなかったです.

ガレージドアは3色からチョイスできるようで,これはすんなり決まりました.
N建築士が「これは表面のパターンがうるさいから,もっとツルッとしたのはないかな?」って聞いていました.
実はHydeも全く同じことを感じていたのですが,特別塗装は減額時にあきらめていたので,「この3つからしか選べないんだよな〜」と思っていたところでした.
もし,N建築士の言うような表面仕上げのものがあったら嬉しい限りです.
H氏は「確認してみます」とのことでした.
↑↑↑回答ありました↑↑↑
無いそうです. (T.T)
外壁の色って難しいですね.
ガレージドア・サッシ・デッキ・屋根・etc.etc.…いろんなものと合わせなければならないです.
Hydeには以前からイメージしていた色があるんですが,この色が果たして外観にマッチするかどうか?
ちなみにKumadonの指したサンプル色とは若干違う色です.

室内の壁は「仕上げどうしますか?」と聞かれました.
サンプルをパッと見て「この仕上がりがいいな〜」って思ったのはコテ塗りでした.
H氏曰く,「見積はローラー仕上げで出していますから,コテ塗りにするとちょっと高くなっちゃいます.」とのこと.
\2,000/m2程アップするそうです.
壁だけで100m2あったとすると,それだけで\200,000ですか….
さすがにこれは無理だな….
最初から見せないでよ〜!
↑↑↑後日談↑↑↑
現場で”ローラー仕上げ”と言われたので「そうだったような気もするな〜」と思って納得したのですが,数日後契約書を見たら”プラスター塗り(タナクリーム1日仕上げ刷毛引)”って書かれていました.
ローラーと刷毛って違うよね?
現在確認中です.
↑↑↑確認しました↑↑↑
仕上がりは違うようですが,どちらも1日で仕上がる(要は手間のかからない)仕上げのようで,コスト的には変わらないそうです.
サンプルを見た限り刷毛引の方が好みだな….

その他にも細々とした打ち合わせをしましたが,大きいところはこんなところでした.
時計を見ると既に20:30になろうとしています.
始めてから6時間半!
やっぱりいつも通り長くなっちゃいました.
N建築士,T社H氏,遅くまで済みませんでした.
Ha-chan,ご飯遅くなってゴメンね!


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